メディカル・ヘルスケア☆いのべーしょん

医療と健康(ヘルスケア)融合領域におけるイノベーションを考察するブログ

人生の目的

2012-02-12 09:46:49 | 日記
入社年数が浅い頃お世話になったA先輩と久しぶりに飲んだ時の話。

英会話を習っていて、様々な質問に英語で答える演習があったとか。
好きな食べ物は何ですか?趣味は何ですか?...
その質問の中に「あなたの人生の目的は何ですか?」というのがあって、返答に窮したとのこと。

「君ならなんて答える?」
その質問を飲み会の時に投げかけられ「うーん。。。」と沈黙してしまった。

英会話のレッスンだから、あまり深い回答を期待したものではないだろうけれども、改めて人生の目的はと聞かれたら、確かに明快な回答を持ち合わせてないことを自覚した。

別のB先輩は、「娘が立派に成人できるようにすること」と答えるも、「それならば、成人した後は人生の目的がなくなってしまうのでは? それは今現在の目的であって人生の目的とはいえないのでは?」とA先輩に即座に否定された。
「それならば、生きること」とB先輩は哲学めいた答えで切り返すも、「いや、何か目的や欲があって生きるのであって、生きることそれ自体が目的ではないはず。植物人間も、本望ではないのに人生の目的を遂行していることになってしまう」とこれまた否定される。
当方は、「自分の生きた証を残したいけど、何を残すことが人生の目的なんだろう」と返答するのが精いっぱい。

当のA先輩は英会話のレッスンでは、悩んだ挙句「人のために何かをすること」と答えたとのことだが、本当に人のためを思ったら何でもかんでも人のためにするのだろうけど、果たしてできるのか怪しく、本当は「人のために何かをした事実に満足している自分」の方が目的なのかもしれない、と。

結局飲み会の場では、そのような根源的な質問は英会話の場では投げかけるべきではない、と半ば逃げの姿勢で話が締めくくられた(笑)

後日、同じ質問を妻に投げかけたら、「命をつないでいくこと」と比較的即座に答えた。

子供を立派に育て上げ、その孫の顔を見て安心したいと。
確かに成人して終わりではなく、子供の子供、そのまた子供と続くことを考えれば、教育、食育、すべて大切であり、それをするためにはそれなりに経済的なことも必要であるし、自分のいろいろなものが継承されていき、無形の形で自分を残すことにも通ずると。
なるほど、と納得するとともに即答したことに感心した。

別の同僚にも聞いてみたところ、男性はやはり明快な答えを返せなかったり、要領を得ない回答だったりしたが、女性の先輩は「楽しみつくすこと」とこれまた即答した。
色々な状況を自分が楽しめるように持っていくのだと。そのためには経済的なことも必要になるからしっかり仕事をしなければならないけれども、ベースとなる考えは楽しめるようにするにはどうするか、だということだ。
なるほど筋が通っている。

サンプル数は少ないものの女性は即答できるものを持っている一方で、男性はみな答えに困っていたのは、何か意味があるのだろうか。

個別な医療、ウェアラブルや非侵襲なヘルスケア

2012-02-01 00:04:36 | 医療
個別化医療
テーラーメイド医療などとも称されるこの概念を大手企業が注力、推進している。
製薬会社のRocheが臨床検査会社VentanaやバーチャルスライドのBioImageneを取得

GE Healthcareは子会社Clarient(臨床検査会社)を通じた、病理検査への浸透、合弁子会社Omnyx(バーチャルスライド)を通じた病理検査ワークフローの全電子化、製薬会社との提携、などの方針をJP MorganHealthcare Conferenceにて表明
http://www.thestreet.com/story/11372048/1/ge-healthcare-presents-at-jp-morgan-healthcare-conference-on-role-of-molecular-and-companion-diagnostics-in-personalized-medicine.html

心拍数や発汗を計測する腕時計
http://eetimes.jp/ee/articles/1201/12/news060.html
これまでも様々な生体情報を測定する腕時計式のセンサの開発例は多々あった。今回の発表は計測データをネットを介して専用のアプリでスマートフォン等に転送され管理する、正に煩わしさの少ないユーザビリティに優れるものである。今年後半に発売予定で、価格も$199とリーズナブルなためいよいよヒットの予感。

呼気で血中グルコース濃度を測定
http://www.azosensors.com/news.aspx?newsID=3678
患者の呼気で、血中グルコース濃度を測定する非侵襲型デバイスをイスラエルのPositiveID社が開発した。呼気中のアセトン濃度とグルコース濃度の相関を利用して測定する。
急増する糖尿病に対して非侵襲の血糖値管理が現実味を帯びてきている。

「医療機器の法律を作って欲しい」
http://www.azosensors.com/news.aspx?newsID=3678
JIRA会長が年頭所感で表明した医療機器分野の4つの萌芽は、新しい産業の創出、医療機器産業のグローバル化、医療機器の規制改革、震災復興を契機とした医療の重要性の再認識、である。
診療報酬の“外側”に新たな分野を産業化するヘルスケア産業プラットフォーム構想、および、自己立証、自己責任型の品質システムの導入などのビジョンを提示している。