メディカル・ヘルスケア☆いのべーしょん

医療と健康(ヘルスケア)融合領域におけるイノベーションを考察するブログ

ハーフマラソンに向けたLSD

2011-01-09 19:10:08 | Runnig
フルマラソンを走って1カ月余り。次週はハーフマラソンへ初出場予定である。

フルマラソンを走っているからハーフは楽勝かと思いきや結構びびっている。なぜなら、フルマラソンや10キロマラソンは’記念出場’のランナーがいる一方で、ハーフマラソンはそのような人は少なく、フルマラソンに向けてタイムを上げる目的のような、限りなく本気モードに近い人ばかりだからである。すなわち、前者が完走目標の人達であるのに対して、後者はタイムを目標とした人達という違いがある。自ずとオーバーペースとなりそうである。

あまり運動をやっていなかったのにマラソンを始めて一年足らずでサブフォーを達成した人に練習方法を聞いてみたところ、もっぱらLSD(Long Slow Distance)をやっているとのことである。
その人がやたら強調するので、もののサイトによれば効果が出るまで3カ月程らしいが、レースは1週間後だがそれにかけてみることにした。

でも結構LSDも難しい。かなり遅いペースにしないと心拍数が上がってしまって、目的である毛細血管新生が得られなくなるどころか、単なる中途半端な運動となり運動神経系が速い動きでなく中途半端なペースを覚えてしまいかねない。

運動が好きな人はついつい頑張ってしまったり、負荷の強い運動を求めてしまいがちで、タラタラ走るのは意外に苦痛だったりする。同世代のランナーがすれ違うと、みえっぱりなせいかついついスピードを出したくなったり、女性ランナーに抜かれると屈辱的この上ない。

効果を実感していない、自分にとっては未知のLSD。吉と出るか凶と出るか。
ただ、少なくとも数週間は続けたうえでさらに先のレースで効果がでるのだろう。

河口湖マラソン完走! 3ヵ年計画、完遂

2010-11-29 19:16:52 | Runnig
 28日(日)さわやかなランニング日和の中、河口湖マラソンを走ってきた。ホノルルマラソンを走ってみたい、というミーハーな動機から3年、ついにフルマラソンを走破した。
 日本一美しい景観のレースとされる河口湖マラソンは、初のフルマラソンに臨む私に、晩秋の晴れ間の紅葉と富士山と湖の澄んだ空気とランナーの熱気と沿道の方の暖かさというまたとない最高の舞台を用意してくれた。それは、走ったことのない想像の中にあるホノルルマラソンに勝るとも劣らないシチュエーションだろうと断言できる。
 やや風邪気味な上、前日に職場のゴルフコンペに参加し太もも裏に筋肉痛を感じるというコンディションが余りよくない状態で臨んだものの、途中、給水の水にあたったか急にお腹が痛くなりトイレに駆け込む以外は特に痛みやトラブルもなく完走でき、ゴールした時は走りきった自分に少し感動してうるっときた。
 タイムはNETで4時間40分余りと平凡だが、十分達成感を感じることができ、栄光の完走証と完走Tシャツを手にすることができた。
 20キロ地点までは思っていた通りのペース運びで行けてたのだが、25キロ過ぎあたりから徐々にペースがスローダウンし、ハーフも走ったことのない私にとって未知の領域である30キロを超えたあたりから足が自分の足でないような感覚になり、息は上がってないけど足がしんどくて、歩いてしまおうという自分と、もう少し頑張ろうという自分の対話が続いた。給水ポイントがきっかけで少し歩いた(給水を大義名分としてしまったかな)けれど、最後の7キロは同じペースの年配の方に負けじとしっかりついていきゴールにたどり着くことができた。

 途中、カラフルなカツラを被ったカップルのランナーのTシャツの言葉が目にとまった。

「走れることにありがとう」

 そのカップルはペースが同じくらいなのか、なんどか目にしたが、改めてその言葉をかみしめながら走った。こうして走れるのは有り難いことなのかもしれない。

 ただ30キロから先はやはりマラソンという競技の過酷さを実感し、もうフルマラソンは二度と走りたくないと走っている最中もそしてゴール後も思った。でもあの美しい富士(雪を頂上より3,4割いただいている想像の中にある富士と略同じ)が目に焼きついていて、心地よい筋肉痛と疲労感を感じている今日はのど元過ぎればなんとやらで、、、。
 これから河口湖を走ろうとする人がいたら、のために1点コメント。基本的に前泊を前提とした大会なので、車で当日入りする人は相当早く(朝4時とか5時とか)到着しないと受付から遠い駐車場に止める羽目になる。結構受付までの距離があり、早朝の寒い中河口湖大橋を渡り20~30分歩くことになるのでご注意(当方は6時少し前に河口湖についたが駐車場の空きを探し回り受付にたどりついたのは締め切り10分前だった)。当然受付が遅いと並び順も遅くなり、フル以外の河口湖1周組や11キロのファンランの人たちに交じるため、ペースが異なり道中力を使うことになる。レース後に20~30分歩くのも想像以上にきついものがあるので、くれぐれも会場入りは余裕を持って。

ランニングは新しい自分を獲得すること

2010-11-02 23:33:51 | Runnig

 空前のランニングブームである。

 以前、ジョギングがブームとなったことがあるが、発作などを誘発するなどという理由からいつのまにかしぼんでしまった。なぜここにきてまたブームなのだろうか。
 ブームなどどうでもよいし、大会にエントリーしようにもすぐに申込多数で締切になってしまうのははっきり言って迷惑ですらある。

 走ることは今でもあまり好きではないし、やはり長距離を走るのは辛い。今だにお金を払って大会に出て辛い思いして走るのは理解しづらい面があるし、走っているその時に楽しいと感じることはまれである。
 ただ一つ言えることは、走った後は体調がよいし、特に次の日はすこぶる調子がよい。走った日は疲労するから睡眠が深くなるのかもしれない。あるいはズボンが少し緩くなった気がして気持ちがよい。いずれにしても本能的に身体に良いことを感じ取っているから、走ろうと思うのかもしれない。

 フルマラソン挑戦まで一カ月をきった。先月の走行距離は150キロ。しかしながら最長距離は22キロどまりである。どうも2時間を過ぎると息は上がってないが、足がしんどくなり気持ちが萎えてくる。30キロは走っておきたいが、、、

 一つ感じたことがある。20キロを一度走るとそれまで大変だった10キロが非常に楽に思え、2回目に20キロを走ると最初に20キロ走った時よりも余力が残っている。初めて10キロ走った時も似たような感覚をもった。それまでは3キロだってしんどかった。身体が慣れてくるのか、考え方が変わるのか。

 マラソン以外に通じることでもあるが、未経験のものを経験すると、それまでの最高だったものが大したことなく感じられ、それほど難儀でなくなる。これはある意味すごいことである。慣れとは怖いものであるが、見方を変えれば、いま大変と感じていることも、それよりも高い、大変なものを経験すれば、大変と感じなくなるに違いない。


秋想のロードレース

2010-10-15 00:29:48 | Runnig
フルマラソン出場まであと1カ月半ということもあり、先週末に市民ロードレース(10キロ)に出走した。
半徹夜明けでアップもほとんどせずに軽い気持ちでスタートしたが、雨上がりでむせかえるような暑さで、3キロも走らぬうちに息が上がってしまう始末。折り返しから何とか持ち直したものの残り3キロからが異常に長く感じた。
ゴールした後は最早走れる余裕全くなしで、フルマラソンの足ならしのつもりが、かえって不安を残す内容だった。
それだけ苦しかったのにタイムは自己ワーストから2番目に悪いタイムで、自己ベストから6分以上も遅かった。
夏場に暑いことを理由に遅いペースで走っていたからか。

或ることを思い出した。

元巨人軍の桑田投手が語ってたが、PL学園高校時代、だらだらと異常に長い練習では、意図的に手を抜いていたらしい。日本人は真面目でとかくやりすぎてしまうが、監督やコーチの云うことを100%聞いていたら身体が壊れてしまうと感じたという。実際身体を壊した同級生もいたらしく、身体が小さな桑田投手は自衛のためと語っていたが、興味が惹かれたのは次の内容だ。
ものすごい数のダッシュを課せられ、何本も繰り返しているうちにもたないから遅いスピードで走り続けてしまい、身体がそのスピードを覚えてしまって、以降速く走れなくなるということだ。それを悟った桑田投手は’意図的に’手を抜き抑えながら、時々全力でダッシュすることで、遅いスピードにならされることを回避したというエピソードである。

マラソンは遅くても長く走り続けられる方が結果的にいいタイムとなると聞く。しかしながら、いつまでもだらだらと走り続ける練習のほかに、ウィンドスプリントというトップスピードの80%くらいのランニングを時々取り入れることが推奨されるのは、スピードを忘れてしまわないようにということだと推察する。

非常に遅いタイムに落胆はしたものの、終わってからのビールはやはり格別で何物にも替え難いと秋の空を眺めながら改めて思った。

フルマラソン初挑戦まであと2か月余り

2010-09-20 17:42:43 | Runnig
フルマラソン初挑戦まで残すところあと2か月余り。ハーフさえ走ったことのない無謀なアラフォーの私が頼りにするのは、ネットで見つけたアディダスランニング共和国の「フルマラソンチャレンジ 3か月トレーニングスケジュール」

半信半疑で始めたものの、未だ10キロを超える距離を走っていないので、とりあえずこの3連休で長い距離を走ってみた。初日に20キロ走るつもりで臨んだものの15キロで断念。2日目は休暇日として、3日目の今日、再度20キロ走破にチャレンジ。何とかリベンジできたものの、km7分ペースの愚だ愚だな有様。こんなんで本当にフルマラソン走れるのか、逆に憂鬱な気分になってしまった。。

しかし当方にとって、様々なスポーツがある中でも最も縁遠いのがマラソンというもの。学生時代、短距離走や反復横とびなどの瞬発系はクラスでも1,2位を争う程だったが、からっきしダメなのが踏み台昇降だった。冬場に行う3000m走などはクラスで後ろから数えて。。。持久系はダメな血統だと思っていたし、市民マラソン大会に出場する人を、なぜお金を払ってまであんな苦しい思いをするのか、奇特な人かマゾの集団なのだろうと遠目に見ていた。

翻って、今フルマラソンを目指しているのは??

3カ年計画と称してここ2年、10km走には5,6度出場した。なぜだろう。年齢を重ねると食べ物でも志向が変わる(若い時はみょうがやふきのとうなどうまいとは決して思わなかった)ように、スポーツに対する志向も変わったのだろうか。
一つ言えることは、シューズさえ購入すれば簡単に始められるということ。さらにマグレがなく努力がそのまま反映されるスポーツであること。
でも最も強い動機は、誘ってくれた先輩の「走り終わった後のビールは格別だ」という言葉。実際、人生の中で最もおいしかったビールのうちの一つがマラソンレース後のそれである。
市民マラソンがいつのまにかホットで、レースでも若い女性が非常に多い。当方が通っていたMOTのゼミでもマラソンチームを作って、Tシャツまで作ろうとしている。
ブームなのである。
でもゴルフ同様、年齢を重ねてもプレーできる、長く付き合えるスポーツだと考える。

さてさて、本当に後2カ月余りでフルマラソンが走れるのだろうか。
とはいえ、まだ2カ月半残されている。(コップの水は、もう半分しかないととらえるか、まだ半分もあるととらえるか)
乞うご期待。