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武田先生のブログを拝読してー④

2013-02-22 20:26:08 | 教育
◆ 人の問題

前回、
大学の授業の乱れの一因として、「人の問題」を取り上げた。
「自立」していない大学生が問題だと述べた。
オーストラリアの大学生の例を挙げ、比較して自立していない日本の大学生について説明した。

大学生が「自立」できていない原因について、武田先生は次のように述べておられる。

「多くの人は家庭の教育が不十分で、学校で暴れるたり、いじめたり、勉強しない子ども(おそらく1割ぐらい)がいることを知っているでしょう。そしてその原因が「優しく育てる」家庭にあることも知っているはずです。でも自らの非を認めたくないので、学校にその責任をかぶせるのはフェアーではありません。」


つまり、「自立」できていない原因は「家庭教育」にあると述べておられる。

大学では、「メール、ゲーム、私語、ジュース」と説明しておられたが、
ここでは「学校で暴れたり、いじめたり、勉強しない子ども」と述べられておられる。
これは、おそらく大学ではなく、大学以前の高校や中学あるいは小学校レベルのことを仰っておられるのではないだろうか。

家庭教育―子育ち(て)で、「自立」ができていないと、「いじめの加害者・被害者」「家庭内暴力」「校内暴力」「不登校」「自殺」「授業妨害」を将来引き起こす可能性があることを示唆されている。

「三つ子の魂百までも」、このブログで一貫して説明してきた「3歳までの子育ち(て)」が、その後の小学校中学校にとどまらず、高校や大学にまで影響を及ぼすものであること、たった4年間がその後の人生に影響を及ぼすことを知ることができる。

次回は、そこのところの重要性を再認識していただいたうえで、これまでのまとめと、さらに続けて深堀りを試みてみたい。