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「子育て」も「運動部」もプレイヤーズファーストで!―②

2013-02-06 23:00:27 | 教育
塾を経営していたので、お勉強の世界のことはよくわかる。
お勉強ができる子、できるようになる子、伸びる子は、まず「自学自習」ができる。

巷(ちまた)には問題集や参考書インターネットなど学習ツールが一杯あふれているので、一方的ないわゆる学校スタイルの教え方をされなくても、あふれるぐらいある学習ツールの中から取捨選択し効率的に自分で学習していける。
よくできる子というのは、塾に通っていても、「自習室」での学習時間が極めて長い。

お勉強の世界がそうであるならば、学校の運動部でも同じことが言えるのではないだろうか?
お勉強の世界で自学自習を支えるツールが一杯あるように、スポーツの世界でも求めれば「自主トレーニング」ツール(方法)はあるのじゃないだろうか?

よく例に出してきたサッカーの長友選手は、「走るスタミナ」が武器だった。
その武器を最大限生かすために、彼は日本へ帰国してから、どこかの大学だったと思うが「陸上部」の門をたたき、そこで「走り方」を徹底的に教わることにした。

そのかいあって、走り方のフォームがしっかりした。
長距離を走ることに一層磨きがかかったのは言うまでもなく、
副次効果として瞬発力「短距離」が速くなった。
さらに「ジャンプ力」もついた。
お陰で、相手と1対1で競り合う場面でも負けなくなり、さらに背が低いハンディがありながらヘディングの競り合いでもいい勝負ができるようになった。

並行して彼は、「体幹トレーニング」という身体のブレをなくして安定した走りや運動ができるトレーニングの方法を専門コーチに教えを請い、メニューを作ってもらい、それにしたがって毎日ひとりで黙々とその地味なトレーニングをやり続けている。

長友は、上から所属チームからあるいは監督から命令でやらされているのではなく、
あくまでも自分の意志で自分で門をたたき自腹を切ってやっている。

長友の例は、スポーツの世界でも「自学自習」つまり「自主トレーニング」ができることを証明してくれているのではないだろうか。