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「第一反抗期(自立期)」

2013-02-01 22:41:51 | 教育
「自己主張」に対する日本人意識について理解していただけたと思う。
「反抗期(自立期)」について、さらに具体的に考えてみよう。
3回ある「反抗期」のうち、「第一反抗期(自立期)」について考えてみる。

第一反抗期(自立期)

個人差があるが、だいたい1歳半~3歳くらいにかけて、
「自分で!」と何でも自分でやりたがる時期、
つまり、自己主張が活発になる時期が訪れる。

もし、そういう時期がやってこないとしたら、
「やる気(意欲)」が順調に育っていないのではないかと疑い、
それまでの子育て(子育ち)を振り返ってみる必要がある。

いつものように靴を履かせようとすると、
突然その手を振り払って「自分で!」と強く言って自分で履こうとする。
すんなり履くことができず、時間がかかった挙句右と左が反対になったり。
服も「自分で!」と言ってうしろ前に着てしまったり、ボタンをかけ違えてしまったり。

初めて自分で挑戦するのだから、上手くいくほうが不思議で失敗するのは当たり前。
見ておられずイライラしてつい手を貸してしまったり、
「早くしなさい」などと口出しをしたりせず、
まず、自分でトライしたことを一緒になって喜んであげてほしい。
自分の意志で「自立」しようとしているのだから。

私などは、初めて「自分で!」と言ったときの娘の真剣で強い眼差しを今でも思い出すことができる。
涙が出るくらい嬉しかった。

害がなければ、少々ボタンの位置が違っていてもそのままでいいし、
本人がそれでよいのならそのままにして、
もし仮に支障があるのであれば、トライしたことを共に喜び誉めて上げ、
少し時間を置いてからさりげなく修正を加えてあげればいい。

あくまでも、「自分で!」を連発する時期は「自立期」、
大きく成長を遂げる喜ばしい時期、頼もしく見守ってあげていただきたい。