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「子育て」も「運動部」もプレイヤーズファーストで!―①

2013-02-05 22:23:22 | 教育
前回「プレイヤーズファースト」で触れたように、
これまでその人が受けてきた子育てのやり方、運動部での指導のあり方に影響されて、その人の「子育て」の方法、運動部での「指導」の仕方が決まってくる。
これを「先入観」「固定観念」によるものとして説明してきた。

私は、高校生の時に同志社大学創立者新島譲(NHK大河ドラマ主人公八重の旦那)を知り、氏への尊敬の念から将来教育の道に進む決心をして、「教育学」「心理学」などの勉強を始め、大学在学中に私塾を開き、特に幼児教育を専門に塾経営の傍ら研究を進めてきた。

したがって、一般の父親よりは子育てについては自信を抱いていた。
ところが、先に白状したように、
それまでの「先入観」「固定観念」「自己の価値観」に基づく子育てのため、
娘たちにずいぶん損をさせてしまった。

確かに、手出し口出しは少なかったし、「いたずら=探索行動」については理解があり、娘たちとよく遊ぶなど、その点では寛容でありうまくできたのではと思っているが、
「おどけ」「ふざけ」についての寛容さのなさ。
「目」で叱る。
「知的教育」の押し付けなど、
反省すべき点は多いにある。

なまじ専門家とか専門知識というのは邪魔になるのではないだろうか、
全くそんな専門知識という先入観や固定観念抜きに、
白紙の状態で、「子育て」の方法、スポーツでの「指導」の仕方について情報を得、
そこからわが子とあるいは部員と共に歩んだほうがうまくいくのではないだろうか?

いわゆる素人と表現できるようなスタート地点に立つと、「上から目線」はあり得ない、
同じ目線でスタートが切れる。
もしかしたら、運動部の場合では、子どもたちのほうがスキルが上で「下から目線」になるかもしれない。

そこに、「体罰」などが介入する余地は全く想像できない。