【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【竹橋渡りとカレン織り見学】

2016年05月20日 | オムコイ便り

 翌日の朝食は、ラープ(豚肉の叩き)とキノコをベースにした野菜スープ。

 佳奈さん、初めてのタイ旅行で辛い食事には痛い目に遭ってきたそうで、どちらかと言えば甘みのあるスープに、

「あ、おいしい!」

 ちょっとした舌休め、胃休めになった様子である。

     *

 食後は、恒例の世界遺産候補(?)である古い竹橋探訪のミニトレックへ。

 収穫後の棚田を耕して植えたオムコイ特産の大唐辛子が、かなりの大きさに育っている。



 数日前に2日ほど雨がパラパラと来ただけで、相変わらずの水不足の中、よくここまで育てたものだ。

 川沿いの道をたどって竹橋のそばに近づくと、その秘密が明らかになった。

 なんと、耕耘機の動力をポンプ代わりにして、川の水を汲み上げているのだった。



     *

 収穫時の重みで真ん中あたりがすっかりよじれてしまった竹橋は、まだ辛うじてその役割を果たしていた。

 試しに番頭さんが渡ってみると、さらにスリリングな状態に。

 あとから続く佳奈さんを心配したが、彼女は腰も沈めずに軽々と渡り終えた。



 さすが、野生児(?)である。

 このとき、番頭さんの脳裡には、ふた月ほど前にゲストに助けられてなんとか橋を渡り終えた仔犬の龍の姿が蘇ったのだった。

 ガイド犬のいないミニトレックは、やっぱり寂しいものである。

     *

 宿に戻ると、停電回復待ちの藤間さんと3人で、町の無料wifiコーヒーショップへ。

 ここは土産物屋が併設されており、カレン服やカレンバッグはもちろん、ラフ族やモン族の民族衣装も手に取ってみることができる。

 佳奈さんの目的が、こうした織物であることは言うまでもない。

 午後は自由時間ということになったのだが、佳奈さん、近所を歩き回って3軒でのカレン織りを見学することができたそうである。

     *

 晩飯のおかずは、藤間さんお気に入りのナムプリック・オン。

 ラープ(豚肉の叩き)と赤唐辛子とトマトをベースにしたイタリアン風味(?)の北タイ料理である。



 これにゆがいたキャベツや丸ナス、生のキュウリや白菜などを添えて一緒に食べるわけだが、やや辛みは強いものの、佳奈さん、これまた「おいしい」を連発してくれた。

 普段はまったく飲まないそうだが、アルコールの方もかなりイケル口であるらしい。

 食後は、今日も女将と一緒に川へ水浴びへ。

 昨日とは違い、自分から率先してという感じの佳奈さんであった。

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