【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【豚肉入り濃厚おかゆ】

2010年02月14日 | オムコイ便り

今朝は、ついにカオトゥム・ムー(豚肉入りおかゆ)である。

昨日は、肺全体が痛むような激しい咳が続いて、すっかり疲れてしまった。

昨夜から今朝にかけては、これに痰がからみ、まるで喘息症状のようだ。

一度咳がおきると、4度も5度も連鎖的に続くので、眠れないし、体力がどんどん奪われていく。

「ねえ、やっぱり病院に行った方がいいよ」

「駄目だ。あの医者はすぐに点滴を打って、入院させるからな。家でおいしいものを食べた方がいい。そうすれば、明後日には治るよ」

「じゃあ、何が食べたい?」

「うーん、あんまり食欲がないなあ」

「じゃあ、カオトゥム作ろうか」

「うーん、カオトゥムじゃ入院食と一緒だなあ。そうだ、ステーキにしよう」

「え、本当?よーし、じゃあでっかいやつね」

「待て待て、冗談だよ。やっぱり、カオトゥムにしてくれ」

 さっそく、ラーがニンニクを搗き、豚肉を叩き始める。

 同じおかゆでも、タイではやはり各種の香辛料や豚肉のミンチが欠かせないから、日本とは違って、かなり濃厚な味になる。

 初めの頃は「病人になんてものを喰わせるだ」と怒って、ふらふらしながら日本式さっぱりおかゆを作っていたものだが、今ではもう、この濃厚味でないと風邪も吹っ飛ばないような気がするから、不思議なものである。

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3 コメント

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Unknown (クンター)
2010-02-16 14:55:21

イムさん

 初めまして。咳どめの情報、ありがとうございました。今回はプーノイの薬木茶が体に合ったみたいで、だいぶ楽になってきました。

      *

チェンライおやじさん

 ご心配おかけしました。オムコイの病院では、「点滴→入院」というのがお決まりのコースですので、今回は自分の体力と自然治癒力を試してみるつもりで敢えて病院には行きませんでした。もっとも、「熱が出たらすぐに病院に行く」とラーには約束させられていたのですが、幸いにも昨日から回復に向かっています。バンコク在住の読者の方から、私と似た症状の風邪が流行っているというメッセージをいただきました。完治まで1週間かかったそうです。そちらも、気をつけてくださいね。
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咳どめ (イム)
2010-02-15 09:27:52
いつもブログを拝見しています。
私も咳で苦しむことがあります。そんな時
プロポリスを飲むとよくなります。
一度ためされてはいかがですか。

イム
返信する
病院に行って下さい (チェンライおやじ)
2010-02-15 07:58:26
クンター様
大分、風邪が長引いているみたいですね。
確かに、栄養のある物を食べて休むのが一番でしょうが、此処は一度病院へ行き、注射でもして貰ったほうが良いのではないでしょうか。
体あってのものだねですから・・・
お大事にしてください。
返信する

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