風邪が、ますますひどくなってきた。
昨日は、豚骨入り野菜スープのほかにも、大量のオレンジジュース、レモン絞り&塩湯などを摂取して安静に努めたのであるが、夜になって頭痛が加わり、ふとんに入っても鼻水が出てなかなか眠れない。
寝不足もあって、今朝は頭がどんよりと重く、なかなか起きだすことができなかった。
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室温は、今日も11℃。
7時半過ぎに毛糸の帽子をかぶり、着ぶくれて裏庭に出るとラーがプラーニン(養殖魚)をさばいていた。
ウコン、ショーガ、玉ねぎ、トマトなどを刻んで一緒に煮込み、汗が吹き出るような熱いスープを作るのだという。
その間に店の掃除や仕込みの準備をしたのであるが、どうにも体が重い。
まいったなあ。
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熱いスープを啜りつつ、ラーも鼻をくしゅくしゅやっている。
腰も痛むという。
「クンターに風邪を移されたみたい」
「なに言ってるんだ。チェンマイでひいた風邪が治らないうちに、毎晩毎晩川漁に行くからそんなことになるんだ。元はといえば、お前さんの風邪が俺に移ったんだぞ」
「あたしは、チェンマイが暑すぎるから風邪をひいたの。だから、それは仕方がないことなんだよ。クンターは川にも行かずに、モノを書いたり本を読んでばかりいるから寒さに弱くなって風邪をひいた。だから、クンターもしばらく本なんか読まずに、毎晩川に行けばすぐに治るよ。ほら、もっとスープをたくさん飲んで精をつけて」
「・・・」
「それにね、川に行けばいろんな面白いことが起きるんだよ。昨夜なんかね、従兄のベッがさんざん殴られたんだから」
「誰に?」
「お嫁さんにだよ。前からピサヌロークに出稼ぎに行く、行くって言いながら、いつまでも愚図愚図して酔っ払ってばかりいるから、ついにお嫁さんが怒りだしたんだよ」
「でも、あいつはムエ(キックボクシング)ができるんだろ?反撃しなかったのか?」
「ううん、ただ頭をかかえて川の中にしゃがみこんでただけ。お嫁さんはあたしに気をつかって『あなたの従兄なのにごめんなさい』って謝ったんだけど、あたしは『構わないから気が済むまでやりなさい』って言ったの。そしたら、またボコボコ。ああ、面白かった」
なんだか、さらに頭が痛くなってきた。
ナッケー!
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日本の昼の気温と変わらないですね。
今までクンター様、ラー様の風邪の話をよく聞きましたが、どうしてタイのような暑い国で風邪をひくのかいまひとつ合点がいきませんでしたが、なるほどその気温ですか。クンター様無理せずしばらく休養してはいかがですか?。風邪は万病のもとですので。今日の「プラーニン・スープ」おいしそうですね・・・。
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山間部はとても寒いのですねぇ.
日本人の感覚としては,そんなに寒暖の差が激しければ風邪を引いても仕方がない気もしますし,やはりゆっくり寝るべきだと思いますが・・・.
ただこの際,郷にいれば郷に従えで,川に行ってみたら治るかもしれませんねぇ.
ご心配おかけしましたが、6日目にしてだいぶ良くなってきました。
プラーニンは、一見チヌ(黒鯛)のような色と体形をした淡水養殖魚です。昨年8月17日付けブログに、調理前の写真を掲載しています。ご参照ください。
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ishiさん
川漁に行かなかったせいか(?)風邪がすっかり長引いてしまいましたが、今日は軽い咳と鼻づまり程度に治まってきました。今朝も豚肉入りカオトゥムで、体を温めたところです。