【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【カヌンのねっとり和え】

2017年05月11日 | オムコイ便り

 先月の半ば過ぎ、ソンクラーン(タイ正月)料理としてゲーン・カヌンを紹介したことがある。

 いわゆるジャックフルーツの煮込みスープなのだが。

 同じ素材を使って、女将のラーが別の料理を作った。

     *

 まずは、イボイボのついたジャックフルーツの皮をむき、中味を断ち割って七輪にかけた鍋の熱湯でぐつぐつ茹で始めた。

 おいおい、またスープかい?

 そう思いきや、茹で上がった果肉をクロック(小臼)に放り込んで、すりこぎに似た形の搗き棒でひたすら搗きまくる。

 できあがったのは、ねっとりした果肉のペーストである。

 次に唐辛子、ニンニク、赤皮のミニ玉ねぎ、香草、薬草などをクロックに放り込み、順次軽く搗いてゆく。

 そして、これらを果肉ペーストに混ぜ込み、各種調味料を加えて味付けをした。

    *

 こう書けば至極簡単に思えそうだが、なにせ仕事は庭の木からでっかいジャックフルーツをもぐことから始めるのだから、時間は相当にかかる。

 さて、味の方は?

 うーむ。

 実はこれ、番頭さんも初めて食す北タイ料理なのだが。

 ちょっと青臭さの残ったサラダ感覚の和え物、という感じ。

 そのねっとりした食感に比して、意外なほどにさっぱりしている。

 女性ゲストが喜んでくれたのも、分かるなあ。

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