嫌になるほど暑かった昨日の夕方。
急に風が涼しくなって、空を黒雲が覆い始めた。
雷鳴。
5時ごろ、バケツをひっくり返したような大雨。
町から帰る途中の坂道を、びしょ濡れになって歩く数人のファランたちがいる。
彼らは、海外から子どもたちの教育支援を行っている団体のメンバーで、店そばの教会宿舎に泊まり込んでいる。
声をかけると、すぐに荷台に乗り込んだ。
途端、雨がますます激しくなる。
宿舎に着く頃は、すっかり濡れネズミだ。
「ハッピー・ソンクラーン!」
そう声をかけると、荷台をおりた彼らは複雑な笑顔を見せながら宿舎に駆け込んだ。
雨は2時間ほどでやんだが、樹々の枝が折れるほどに激しい風雨だった。
*
さて、今日の明け方。
ラーが起き出して、なにやらゴソゴソやっている。
庭からは、同級生スージャの低い声も聞こえる。
頭からふとんをかぶると、やがて静かになった。
6時頃起き出すと、ラーの姿がない。
炉端で火を熾していると、頭にヘッドランプを付けた姿で戻ってきた。
手にした小振りの飼料袋から、「キキッ、キキッ」という甲高い声が聞こえる。
蛙である。
昨夜から「雨が降ったから蛙獲りに行きたい」と騒いでいたのだが、頭痛がするというので押しとどめたのである。
そこで一計をこうじ、明け方の出撃となったらしい。
正月用特別料理第二弾は、蛙スープということになるようだ。
やれやれ。
これからの季節、連日の蛙料理攻めが始まる。
*
さっき、村から町へ出かけたら、道沿いのところどころで子どもたちが中心になって水掛けをしているだけだ。
ピックアップの荷台に水タンクを積んで暴れまくっているような者は、ひとりもいない。
伝統はよろしく守られ、節度あるソンクラーンである。
明日のパレードでは、どうなるか分からないが。
☆今日も応援クリックを、よろしく。
軽快なコッの響き,鶏の鳴き声,薬草が入り交ざったタイの田舎独特の香り・・・オムコイの日常がリアル伝わってきました。
修行僧の言葉,奥様が垣間見せる偽りの無い優しさ,心に沁みるものがあります。
上手い感想はいえませんが,続刊が楽しみです。
最終日 飛行機の時間まで余裕があったので
エアーポートプラザの中の東京堂に行きましたが
本はありませんでした
ブログを呼んでいる方で
タイで販売しているお店の情報下さい
細部にわたる本のご感想、ありがとうございます。オムコイ続刊は、うーん。もう、すべてを書き尽くした感がありますので、どうなりますか。
*
tomtomさん
ビデオのご感想、ありがとうございます。まだ未見ですが、やっぱりラーが一番目立っていたのでしょうね(笑)。
*
のりさん
ご購読とご感想、ありがとうございました。本当に、書いてよかったと思います。今は、中国でのできごとを書いていますが、さて、どうなりますことやら。
*
チョンケオさん
水掛けができないのは、残念でしたね。タイフェスティバルのこと、出版社にも伝えておきます。
*
ワット スワン ドークさん
お手数をおかけしました。バンコク紀伊國屋書店からは注文があったそうですが、チェンマイ東京堂書店についてはまだ報告がありません。