【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

 【心優しき香港ガールズ】

2016年09月29日 | オムコイ便り

 Gum & Esther (ガムとエスタ)。

 なんだか、海外からやってきたアイドル・デュオみたいな名前だけど。

 一月前ほど前に、村の教会の日曜礼拝で知り合った香港の学生さんである。

 2ヶ月前にボランティアで村にやって来て、寄宿舎生活をする子供たちに英語とピアノを教えているのだそうだ。

     *

 ちょうど、女将のラーがバイク事故で怪我をした直後に改宗(?)したときで、その後何度かわが家に見舞いに来てくれた。

 15日の「中秋節」には一緒に月見をしようという約束もしたのだけれど、ラーの体調が悪く、その計画はお流れになった。

 そして昨日、「明日の早朝にチェンマイに戻ることになった」ということで、お別れのランチ会にやって来てくれたのである。

     *

 ラーが怪我をした右足を引きずりながら、魚料理を作った。

 二人もこれを楽しそうに手伝う。

 出来上がったのは空芯菜と香草、薬草を一緒に煮込んだ南タイ風スープだ。

 なぜに南タイ風かといえば、テレビの料理番組で見たものを試したのだという。

 確かに、食べ慣れた北タイ風とはかなり違った味付けだが、香港でうまいものを食べ慣れている二人にも好評で、番頭さんもひと安心。

 あ、食欲に負けて、また写真を撮り忘れてしまったわい。

     *

 二人はチェンマイに行ったあと、エスタ(写真右)は一泊して香港へ。

 ガムは友人に会うなど5泊ほどして香港に戻り、それぞれ就職活動に取り組むのだという。

 目指すのは、ソーシャルワーカーやカウンセラーなど「人のために役立つ仕事」。

 タイでのボランティア活動は、きっと大いに役立つことだろう。

 最後に二人は、広東語でラーの快癒や私の健康などを祈ってくれ、日本に行った友人からもらったという日本製の風邪薬や痛み止め、携帯用のお守りなどをお土産に残して、名残りを惜しみつつ去って行った。

「きっとまた、戻ってくるんだよ。結婚してからでも、子供ができてからでもいいからね」

 二人を「あたしの娘たち」と呼び始めたラーも、しきりに再会を呼びかけている。

 これから就職を控えた二人には、それがいつのことになるかは分からないけれど。

 とにもかくにも「オーマーチョパー!(カレン語でグッドラック)」

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