【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【晩秋の蝶】

2015年10月22日 | オムコイ便り

 秋の気配が、日増しに色濃くなってきた。

 日暮れが驚くほど早くなり、6時半頃には辺りが薄暗くなってしまう。

 今朝の明け方の気温は、なんと16℃。

 早朝には濃い靄が村をすっぽりと包み、バイクで買い出しに出ると眼鏡がびっしょり濡れる。

 しかし、雨季はすでに終わったのか、連日の快晴である。

 朝日を受けてマカーム(タマリンド)の実が輝き、すがすがしいほどの秋晴れだ。

 そして、日中には気温が30℃を超える。

     *

 そんなオムコイの秋の中で、庭のマリーゴールドが咲き誇っている。

 そこへ、無数の白い蝶が集まり乱舞し始めた。



 まあ、棚田に行けばセミと蝶と蛍と虫の声が同居するこの村のことゆえ、さほど珍しいわけではないのだが、これだけ数が集まると、やはりなんだか不思議な気がしてくる。

 蝶といえば、日本ではやはり春や夏のイメージだろう。

 それなのに、このオムコイでは晩秋のこの時期に、白い蝶が乱舞しているのだ。

 うーむ。

 何だか知らんが番頭さん、意味もなく唸り声をあげつつ、呆然とこの光景に見惚れているのだった。

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