室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

第13回新宿トラディショナル・ジャズ・フェスティバル

2013-11-21 22:52:47 | 日記
11月16日と17日の二日間、新宿三丁目界隈はトラディショナル・ジャズが溢れました。
今年で13回になるんですね。私は第2回から聴かせて頂くようになり、数年後には演奏で参加する側になっていました。

        新宿・伊勢丹前は歩行者天国

        

        今年は、お天気に恵まれました。


        新宿三丁目に一歩足を踏み入れるやいなや、すぐに聞こえてきます。

        


        あっちの通りでも、

        


        こっちの通りからも、


        
     
        こちらは、お祭り広場。


    今年は、二日目の自分の出番の前の方達しか聴く事ができませんでしたが、素晴らしかったです。


        


        


        


        


        パワフルなヴォーカルお二人と、盛り立て役も素敵でした。


        飛びっ切りの笑顔を何度も見せてくれる坊やと出会いました。

        


        
        さて、私たちの出番です。

        


        トランペット・菅野淳史、ベース・福岡太一、ピアノ・中山育美のトリオ。


        


        太一くん。

        

    
        ありがとう!お疲れさま。


        



        



        『活性化』だいじですね。どのジャンルでもね。


        
    水曜・ベートーヴェン・トリオ、木曜・道産酒の会、金曜・オーケストラ、土曜・タンゴ、そして日曜・トラッドジャズ。合間に徹夜の紐ありましたが、まあ、どれも一応やり切る体力があって有り難い。




        「日曜日で一段落します」と、各方面に言ってしまったツケが・・。

        イヤ、やる事があって、ありがたい。ヨシ、がんばるド!








第238回東京道産酒の会

2013-11-18 15:30:48 | 日記
11月14日は『東京道産酒の会』の日でした。
『東京道産酒の会』は、北海道にゆかりのある各界名士の皆さんが、北海道産のお酒を、北海道産の肴で舌鼓を打つ、文化的な伝統のある会です。私はお囃子係りの私はクラビノーバを積んでプリ号で馳せ参じているのですが、今回は道路の渋滞が激しくてぎりぎりの到着となってしまい、ご心配をおかけしました。


        


        いつものように、司会進行は世話人の堀田さん。

        


    
        笠井会員の元気な「ヤー!」で乾杯。

        



        「向こう三軒、両どなり」の固い握手。

        


        皆さんで『東京道産酒の会の歌』を唱和の後、お食事開始。

  
        功労賞の授与。(八の倍数回の出席者)

        

        


        代表して慶田会員のスピーチ。

        


        
        今年一年間、お料理を担当して頂いた料理長へ感謝。

        

        


        スタッフにも感謝の気持ちをお贈りしました。

        


   
        お料理。(献立表を頂いてくるのを忘れてしまいましたー!)

        

        先付け:烏賊くんせい、イクラ、◎◎豆腐。


        

        お造り:蛸、鯛


        

        ホイル焼き


        

        串揚げ


        

        南瓜すいとん入り汁


        

        お饂飩

        いずれも『通好み』の大人の肴を皆さんで楽しみました。
        
        
        スピーチは健康を害されて療養された皆さんの体験談が面白おかしく語られました。

        


        


        



        医療過誤の裁判を数多く経験されている専門家としての貴重なご意見もありました。

        

        「医者が患者に治療方法を選択させる事が多くなっています。その場合は先生はどう思われるのか、を聞いてください。セカンドオピニオンも大事です。」との山口会員のお話に皆さん聞き入りました。


        
         


         


         
         誕生月のお祝い。

         


         


         
         お待ちかね『利き酒大会』

         

         
         「純米酒でしょうか?吟醸酒でしょうか?」

         


         ・・・というように、純米酒、本醸造酒、吟醸酒を当て、関白殿下位を決めます。


         


         何度も優勝経験のおありのお二方が残り、なかなか決着がつきませんが・・


         





         最後は慶田さんが優勝。

         
         
         おめでとうございました!


関白殿下の装束にお召し替えの間に、皆さんで『冬景色』を歌い、モーツァルトの『幻想曲』を聴いて頂きました。


         大変にハッピーな慶田さんのスピーチと一本締めでお開きとなりました。

         
        

         



今年最後の『東京道産酒の会』も、健康第一、丈夫で長持ちの有り難みを感じる和気藹々とした会となりました。






Beethoven:ピアノ・トリオ第11番『カカドゥ』

2013-11-18 01:34:39 | 日記
11月13日は、バイオリニストの小笠原伸子さんの関内サロンで、Beethoven トリオ・シリーズ第八回の日でした。


        


ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲を出版している唯一の出版社のヘンレー版では、第7番『大公』の次に、『私は仕立て屋カカドゥのテーマと変奏曲』が8番目の曲として載っているのですが、若い頃の習作も含めた通し番号では、11番目の作品だったことが、小笠原さんの調査で分かりました。勉強んなります。


        


テーマと変奏曲。一つ一つのバリエーションのキャラクターを際立たせるに当たって、バリエーション毎の終わり方をどうするか・・。弦楽器奏者の余韻の感じ方の中に、「弓の構えが戻るまで」というのが含まれる・・、など、勉強んなりました。


        


一曲一曲やっていると、ベートーヴェンがその曲を作曲当時に新しく試みた足跡が見えてきて勉強んなります。


        


『私は仕立て屋カカドゥ』の旋律が、モーツァルトの『私は鳥刺し』に似ていて、ヒット曲は百年位かかってヨーロッパに広まったりした時代ですから、どっちが先だったのか、作曲の経緯などは分からないのですが、剽軽と云える程の明るい楽しさが溢れるテーマと、それが登場するまでの暗くて重々しい、大げさな序奏との対比など、恐らく『お愉しみ』として創られ、演奏されたであろう当時の光景を想像するのも愉しく、勉強んなりました。


        


18分程度で終わってしまうので、他に私がすでに編曲したBeethoven 交響曲トリオ編の『運命・第1楽章』と『田園・第1楽章』も演奏しました。いずれも短縮版ですが、それなりに交響曲のサウンドを想像され、何と言っても『名曲』の旋律に気楽に触れられる楽しさを、ご来場頂いた皆さんと分かち合いました。


        



        次回、Beethoven トリオ・シリーズ第九回は、来年2月5日の予定です。