室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

メンコン!

2014-09-29 12:21:47 | 日記
今週の水曜日。バイオリニストの小笠原伸子さんの《関内サロン》で”水曜ランチタイム・コンサート”に出演します。

バイオリンの名曲中の名曲『メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲』です。

 


私は、オーケストラになったつもりで弾くのが好きで、小笠原伸子さんの『サロンで聴くバイオリン協奏曲シリーズ』のお相手を務めさせて頂いていますが、この秋もこのメンデルスゾーン、通称 ”メンコン” からスタートです。


 これは、去年の”メンコン” の時のワンショットです。

 


今日これからリハーサルして、明日は一緒のオケで『ファイナル・ファンタジー』ゲーム・シンフォニー・ジャパン。

そして明後日のお昼に”メンコン” 。


小笠原伸子さんのタフさには、いつもながら舌を巻きます。舌を巻く?んっ、巻き舌 "Rrrrrrrr" か?

『コンツェルRrrrrrrト!』


12:15開演。(12:00開場です)ドリンク付き¥1000

関内サロン・・JR関内駅、又は市営地下鉄・伊勢佐木長者町 徒歩3分 厳島神社の東南隣
       ( 横浜市中区蓬莱町2-6-2ライオンズマンション関内第3103号室 )


お待ちしております。









映画”NO"

2014-09-14 12:20:43 | 日記
南米チリの映画”NO"を観た。

 


  


解説によると・・
「「バベル」のガエル・ガルシア・ベルナルが主演し、第85回アカデミー外国語映画賞にノミネートされた社会派ドラマ。「Post Mortem」「トニー・マネロ」でチリのピノチェト独裁政権を題材に描いてきたパブロ・ラライン監督が、同政権の終焉を描いた。1988年、ピノチェト政権への国際的な風当たりが強まる中、ピノチェトの任期延長の是非を問う国民投票の実施が決まった。任期延長に反対する「NO」陣営は、若き広告プロデューサーのレネを採用してキャンペーンを展開するが……。日本では2012年・第25回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されて上映され、13年・第10回ラテンビート映画祭でも上映。14年に劇場公開。」


ピノチェト政権が対外的な評判を気にするようになり、粛正が緩くなった時代、とはいえ、まだまだ自由に政府の悪口が言えない時代に、ピノチェト時代の終焉をもたらす事ができたきっかけが、見る人に勇気と希望与えた選挙キャンペーンのCMだったとは・・。

無血革命と言われる人類史上でも稀な偉業を成し遂げられたのは、2010年の鉱山落盤事故から奇跡の生還をした例を見ても分かる、チリ人の優秀性と、キリスト教信仰が良性に働く社会であることと、民意の高さだ、と思った。


主人公、レネ・サアベドラ役の俳優さんの顔がとても素敵で、それもこの映画の印象をより強くするなー、と思ってパンフレットを見たら、『モーターサイクル・ダイアリーズ』主演と書いてあった。あのチェ・ゲバラの若い頃の南米一周旅行、後にチェ・ゲバラの生き方を決定づけた冒険旅行を描いた映画でチェ・ゲバラを演じた俳優さんだったのだ。


”NO"は、未上演の戯曲『国民投票』が原作ということだが、作者のアントニオ・スカルメタは、私が大好きな映画『イル・ポスティーノ』の原作者でもあった。道理で、チリの偉大な詩人、パブロ・ネルーダが短期間イタリアの小島に亡命していた時の物語だったのは、納得がいく。『イル・ポスティーノ』では、音楽はタンゴがけっこう使われていたけれど、”NO"では、CM場面は別として、クラシック系がバックで使われていたなぁ。


さて、日本の民主主義だが、危うくなっていないだろうか?
「民主主義が危ういなんて、まさか、あり得ない」それだけで片づけてしまう事そのものが、危ないのでは?
大きな犠牲を払って、先人達が得てこの国のモノとして下さった《民主主義》を、現代の私たちが呆けていて失ってはならない。”民意の質” を考えさせられる映画でした。








第244回東京道産酒の会

2014-09-13 11:53:39 | 日記
北海道にゆかりが有り、北海道をこよなく愛する名士の方々が、北海道産の銘酒を、北海道産の肴と共に舌鼓を打つ集い『東京道産酒の会』が、7月8月の夏季のお休みを経て、3ヶ月ぶりに催されました。


 


 司会進行は、世話人の堀田さん。

 

 このところの洪水のニュースほか、「北海道のお酒は順調」など、北海道のホットな情報を披露されました。


 今回は、夏休み明けのせいか、参加人数も多めで、新しい季節に向けて新鮮な雰囲気が漂いました。


 


 

 
 乾杯の音頭は、会場に一番乗りでいらした戸田さん。

 


 昭和の話題で思い出したこと・・ラジオ『こどもの時間』で、昭和8年に皇太子殿下がお生まれになった話題の後に放送された時の歌を、戸田さんがお歌いになるのを拝聴して、乾杯いたしました。


 


 皆さんで『東京道産酒の会の歌』を斉唱して、「向こう三軒両隣、固い握手」を交わして、お食事のスタート。



 「八」の倍数回の参加回数にあたる方々、功労賞の皆さん。大島さん、山口さん、原さん、町田さん。

 


 代表して町田さんがスピーチ。

 

 「今後とも健康で、北海道の酒を飲みたい」


 新入会員、岩田さんのご紹介。

 

 ウェルカムの拍手!


 八月に『65歳からのアートライフ』というコンサートに出演、独唱なさった森健さんが、翌日の読売新聞に写真入りで紹介された事を堀田さんが紹介なさいました。


 


 そこで、そのコンサートで歌われた中から『さびしいカシの木』を皆さんの前で披露して頂きました。私が伴奏なので、残念ながら写真がありませんが、森さんの味わい深い立派なバリトンが響き渡りました。


 続いて、古谷さんのスピーチ。

 
 
 虫垂炎から腹膜炎を起こして、麻酔のショックもあって、夢の中で幻影が見えたり、物が見えにくくなったり、色々苦しい想いをなさったところから生還されたお話でした。すっかりお元気になり、良かったです。


 
 

 


 お食事は、どれも感動的に美味しかったです。

 

 小鉢:烏賊みつば山葵和え、秋刀魚燻製、もろこし豆腐(初めて戴きました)、叩きオクラ


 

 お造り:牡丹海老、鯛の長芋巻、茗荷、芽物


 

 焼き物:鮭の森林焼き(シャケ、最高!)、きの子、チーズ


 

 陶板:ジンギスカン風、キャベツ、玉葱、もやし、ピーマン


 

 揚げ物:コロッケ(馬鈴薯とトウモロコシ)、もやし、キャベツ、トマト


 

 お食事:北海道新そば(とても美味しかった)、軸菜と南瓜の天麩羅、薬味



 宝塚からいらした朝川さんのスピーチ。

 

 「7世紀の孝徳天皇の京都から宝塚・御所川を通って有馬への行幸の話を小説に書いて、雑誌に投稿しました」

 
 
 ここで、集合・記念写真を撮影しました。

 


 


 


 


 以上、私のカメラの写真です。


 

 こちらは、堀田さんのオフィシャルな方です。



 引き続き、後半のスピーチ。

 
 中央区にお住まいの慶田さん。

 
 
 もうすぐ『敬老の日」なのに因んでのお話されました。中央区は歌舞伎座・観劇のご招待があったり、豪華弁当付きだったり、大変恵まれた『敬老週間』だそうです。しかし、これも日本橋を中心とする老舗の方々が戦後を支えてきたお陰で繁栄してきた事を忘れない為に、このように恵まれた行事になっているんだそうです。


 鳥の写真で有名な山口さん。

 


 「ここ数年、肩が挙がらなくなっていたのが、ようやく治りました。医者は、それぞれの専門には詳しいけれど、それ以外は分からない事が多い。医者との出会いは運不運がある。一刻も早く手術をした方が良い場合でも、書類に家族の同意が必要など、時間を取られて危険になる事もある。お医者さんは信頼しないといけないけど、信頼しすぎてもいけない。場合によってはケンカしてでも他所へ行くなどの決断をしても良い」

 


 どの方のスピーチも、皆さん、真剣に耳を傾けて聴いていらっしゃいました。



 お誕生月の方々のお祝い。k


 


 皆さんで、一つの杯を飲み干しました。

 

  

 最後に、お待ちかねの『利き酒大会』です。

 

 
 お酒を2種類ずつ飲んで、本醸造酒か、純米酒か、吟醸酒かを当てて、残った方が優勝。同じテーブル席の方にもお酒のお土産がプレゼントされます。


 


 なんと、2回戦目で、お一人だけ手を挙げなかった笠井さんの優勝です。

 


 笠井さんが、関白殿下の衣装にお召し替えの間のミュージックタイムでは、長田さんのリードで、皆さんに『赤とんぼ』を歌って頂きました。そして、数日前の中秋の名月と十五夜に因んで、ベートーヴェンの『月光』を聴いて頂きました。


 そして関白殿下位となられた笠井さんの登場です。

 


 賞状に書かれてある「正に、運の強さだけで優勝してしまいました。帰り道は気をつけます」とユーモアたっぷりのスピーチでした。


 そして、関東一本締め。

 


 中身の濃い、充実した愉しい会となりました。



 

P.S.先ほど、堀田さんから、森山と演奏中の写真を頂きました。


『さびしいカシの木』を歌われる森健さん。

 


 


 


 やなせたかしさん作詞の「さびしいことに、慣れてしまった」の箇所を歌われる森さんの歌声に、じーんと来ました。








戦争させるな・9条こわすな!集会

2014-09-05 22:03:26 | 日記
 


私たちは、全くのノンポリ。所謂『無党派層』なんですけど、このところのニュースを見るにつけ、またテレビではニュースにされない事件や活動を、インターネット上やFacebookなどで知ると、意図的に偏った方向に行かされてしまわないか、不安になる事があります。

地震が頻発する国土なのに、原発を再稼働しようとしている。自分の蝿も逐えないのに、原発を輸出しようとしている。
日本が戦後、一度も戦争をしないでいられるのは憲法9条が砦になっているからなのに、論理破綻を起こしても海外派兵しようとしている。何の制限も設けずに政府の隠したい事を秘密にして、それを暴こうとする事のみならず探ろうとする人に重罰を与える法案を作って、延いては言論を弾圧することも可能にしようとしている。考えれば考えるほど、不安というより、恐怖さえ覚えます。

「本当に戦闘にならないように、やれるんだぞという所を見せておく積極的平和主義」と言うけれど、「まさか徴兵制導入になったりはしないでしょう」と言う人もいるけれど、「誰もそんな事になろうとは、思っていなかったのに、気がついたら乗せられていて、反対しようとした人たちは捕まって、弾圧された」そんな、いつか来た道を進んでいないか?

うちら音大出だけど、経済でも政経でも法科でもないけど、「民主主義とは、単純に多数決ではない。反対意見にも耳を傾けて、取り入れられる部分は取り入れるのが、本当の民主主義だ」と音大だけど、学習しましたぜ。権力を行使する側は、反対意見を排除するのではなく、耳を傾けなければならない。反対意見の存在を抹殺しようとしたら、それは民主主義ではないのです。「今、民主主義が危ない」と思って、この集会に参加しました。


 18:00からの集会に入れるように、仲間と早めに行き、蚊に刺されながら、お菓子を分けっこして、ちょっとしたピクニック気分で開始を待ちました。


 

 こういう集会は初めてだったので、旗さしものの多いことに驚きました。かつての労働組合系らしいものもあるけれど、多くは「○○九条の会」でした。


 さてやがてステージに人が集まってきて、とても声の通る講談師・神田香織さんが登場して司会を始めました。

 


 それから責任者である法政大学の山口二郎教授の挨拶。

 


 壇の右側は国会議員ら政治家。左側は、有名人・活動家など一般の席です。

 


 


 小室等さんが、『道』という歌を披露されました。

 


 雨宮処凜さん

 


 落合恵子さん

 


 なかにし礼氏の詩を神田香織さんが朗読して、菱山南帆子さんがカンパのアピール。献金袋が廻って来て、それぞれカンパしました。

 

 皆、力強いアピールばかり。


 


 続いて政党あいさつ。

 民主党・あらいさとし氏。

 


 共産党・志位和夫氏。

 


 社民党・吉田ただとも氏。

 
 

 生活の党・小沢一郎氏のコメントの代読。

 


 ここで列席したその他の政治家・福島みずほ、吉良よしこ、辻元きよみ・他、各氏を紹介して、みな退席。


  
 



 それから左側の席の方々が続々登壇。

 日弁連・山岸良太氏。

 


 立憲デモクラシーの会・中野こういち氏

 


 琉球大学教授・高良鉄美氏。

 


 沖縄返還当時に配られた『憲法手帳』を持参した金城みのる氏。

 


 他に、戦争をさせない北海道委員会・おさだひでき氏、調布憲法ひろば・石川康子さん、ガザの現状を語ったジャーナリスト・志葉玲氏。どの方も、心に響くメッセージでした。

 
 解釈で憲法9条壊すな!実行委員会・高田健氏。

 


 最後に、入場の時に配られた厚紙の「9条壊すな!」プラカードを司会者の号令に合わせて、緑と赤を交互に掲げて、結束をアピールしました。

 

 時計を見ると、ほぼ終了予定時間。とても段取り良く行っていました。


 それから会場を後にして、内幸町から、東京電力本社横を通って、JRのガード下をくぐり、有楽町、東京駅八重洲口方向へ、デモ行進しました。デモ行進をしたのは、生まれて初めてです。


 


 何千人の行進だったのか分かりませんが、数十メートルおきにスピーカーを持った方が同行していて、シュプレヒコールをリードします。マイクが近づき過ぎたのか、音声が途切れ途切れになって聞きづらいので「マイク離した方が聞きやすいですよ」とか、「民主主義を守れ、って言ってください」と言ったら、「代わりにやってください」と言われてしまいました。「やった事ないので・・」と言ったら「構いません」とマイクを持たされてしまいました。

 


 コンサートの曲目解説でしかマイクを持ったことがないのに、とうとうシュプレヒコールのデビューをしてしまいました。次に何を言うか考えないといけないので、けっこう大変です。

 


 じきに喉も痛くなり、早々に引退させて頂きました。

 それから、初めて出会った方もありましたが、すっかり仲間になった6人で、打ち上げしました。

 


 


 
私たちはノンポリです。音楽家と、素直な心を持ち続ける一般市民なので、しがらみが無く、損得ではなく善悪で物事を考えたいと思っています。














 

わしゅの会 at 海山

2014-09-05 18:21:09 | 日記
杉並・三田会の分科会『わしゅの会』が、新宿パークタワーの海山で行われました。


 

 
 

 三井田さんの音頭で「かんぱ~い!


 


 司会進行は、堀田さん。

 


 


 


 お食事、美味しかったです。

 


 


 


  
 近況など、スピーチ。

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

お誕生月の方々。

 


 
お隣のお客さま達にお邪魔にならない程度に、皆さんが歌われる『塾歌』『夏の思い出』『丘の上』そして『若き血』の伴奏をさせて頂きました。



 

 
美味しいお酒に、美味しいお料理。健康に感謝し、思い出や人生観を語り合い、皆さん人生の達人ばかりです。

人生を謳歌する皆さんのハッピーをお裾分けして頂きました。