Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ 雨の日と月曜日は / カーペンターズ:1971年作

2023年05月22日 07時30分50秒 | 1970年代の洋楽
シングル盤中心の購入の時代に買ったLP
カーペンターズは、洋楽を聴くようになり、間もなくしてベスト盤を購入しました。 このLPの中に、彼らのデビュー曲の「涙の乗車券」の他にも、「ヘルプ!」「ベイビー・イッツ・ユー」等、ビートルズのナンバーが含まれていることが購入の大きな動機になりました。

『ゴールデン・プライズ』カーペンターズ
*日本編集ベスト
A面
1.遥かなる影
2.ヘルプ
3.ふたりの誓い
4.ベイビー・イッツ・ユー
5.恋よ、さようなら
6.スーパースター
B面
1.雨の日と月曜日は
2.涙の乗車券
3.ミスター・ガーダー
4.眠れない夜
5.バカラック・メドレー
6.愛のプレリュード


このアルバムを買ったのは、「スーパースター」が日本でヒットして暫くしてからの事、丁度、スリー・ドッグ・ナイト「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」がヒットしていた頃と記憶しており、1972年の春ごろだったと思います。

「何故、スリー・ドッグ・ナイトと結びつくの?」
こんな風に思われた方も多いと思います!
当時、「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」のヒットと共に、ライターのポール・ウィリアムスも注目されており、このアルバムを買って、彼の作品が2曲収録されているのを発見! 
しかも、その2曲がどちらもヒット曲だったんです!

冒頭でもお話したビートルズと、「バカラック・メドレー」等のバカラック作品の数々・・・
そんなことで、ポール・ウィリアムスバート・バカラックの存在を印象付けられることになり、自分にとって非常に想い出が詰まったアルバムのひとつとなりました!

今日ご紹介するは、「この曲もポール・ウィリアムスだったのか!」と驚かされた「スーパースター」のひとつ前のヒット曲です。


【 Single Data 】
リリース:1971年4月23日
チャート:米国2位、英国63位、オリコン71位


今日ご紹介するのは、カーペンターズ「雨の日と月曜日は Rainy Days and Mondays」です。 作詞作曲者はロジャー・ニコルスポール・ウィリアムスのコンビで、この時すでにカーペンターズは、彼らの曲でアメリカで結婚式の定番曲となっている「愛のプレリュード We've Only Just Begun」を取り上げ大ヒットさせています。

ここで、ポール・ウィリアムスの話を少々・・・

売れない俳優だった!
背が低く頭でっかちのポール・ウィリアムス、実のところ売れない俳優だったらしいですね~間違いなく“性格俳優”でしょう(^O^)
音楽の方での成功が彼の“運”を呼び込むことになりました!
シンガーソング・ライターとして成功すると映画の仕事も舞い込んで来るようになったとか・・・・
ロックオペラの『ファントム・オブ・パラダイス』で主演、『最後の猿の惑星』にも出演したとのこと…

そこで、僕も映画館で観た『最後の猿の惑星』で、人間役か猿役かを調べたところ…

予想通り、オランウータンのヴァージル役でした(^O^)

“博識なオランウータン、シーザー(主役の猿)の良き補佐役として活躍するが、オランウータンの為か腕っ節は強くない”というオランウータンとのこと…
ぴったしの役でしたね! \( ˆoˆ )/

 【 Album Data 】
リリース:1971年5月14日
チャート:米国2位、英国12位、オリコン47位


この歌声にラジオ少年も魅せられた!
この頃、ラジオ少年だった僕は、既にロックに目覚めていまして、ビートルズは勿論ですが、一方でディープ・パープルなどハード・ロックを聴き、もう一方で、イエスなどのプログレッシブ・ロックも聴いていました。
一方で、ポップ・ミュージックの王道をひた走るカーペンターズも聴いていたわけです。
とかくロックに目覚めると、ポップスを馬鹿にするようになる人が結構います。 しかし、そうゆう少年であっても、カレンの声は別格、魅せられていたんでょう!

ハーモニカとピアノで始まるこの「雨の日と月曜日」、決して激しくはない、しっとりと降り続く雨がイメージされます。
普通、気に入ったレイン・シューズとか傘を買ったばかりならともかく、雨の日は憂うつになるもの。 
更に休みが明けた仕事初めの月曜日と雨が重なればマイナス"(1+1)"がマイナス"2"とならず、マイナス"3"以上となり、心が折れてしまいそう!(^O^)


雨の日と月曜日は / カーペンターズ
ひとりごとを言って「ああ,ふけた」って感じ
ときにはこんなことおしまいにしたいと思う
何かしっくり来るものがないみたい

時をもてあまして
ただしかめ面をするだけ
雨の日と月曜日はいつも気が塞いでしまう

こういうのを昔はブルースとか言っていた
本当は悪いことは何もない
居場所がないような気がするの

歩き回って
なんか孤独なピエロみたい
雨の日と月曜日はいつも気が塞がってしまう

おかしいけど最後に行きつくのはいつもあなたのこと
誰か私を愛してくれる人がいるのがわかるのはいいことでしょう
おかしいけど他にすることがないみたい
私を愛してくれる人を見つけに走ることしか

私の想いは浮かんでは消える
声に出すまでもない
何のことだか私たちはわかっているのだから

時をもてあまして
ただしかめ面をするだけ
雨の日と月曜日はいつも気が塞いでしまう






4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (naotomo3451)
2023-05-22 08:02:21
おはようございます!
このアルバム持っていました。全部好きな曲で、カーペンターズの声が本当に好きでした。ビートルズやアンディ・ウィリアムスと並んで、英語が聞き取りやすく、覚えて歌えたのも嬉しかったです。妹さんの事が残念でなりません。懐かしい思い出です。 なおとも
返信する
Unknown (サイコ…chicken)
2023-05-22 09:24:58
ジョニーさん。おはマンデーです(またフルッ…)。『雨の日の憂うつ』と『スーパースター』はカーペンターズで双璧をなすよな…最高のポピュラーです。華恋の歌声はチキンスキン(トリハダ🍗)ものです。ジョニーさん。ポプスを…下に見る気持ちは全く無いです(うそ、多少アル-w-w)。が、プク…プク…と、泡のように現れては消え去るポプスは、やっぱり完熟されたポピュラーとは異なり…心にしみない、残らない、のは…まあ事実。こりゃあ~仕方無いでしょう。…さてさて、この曲ですが、スーパースター(貴方のギターがラジオの箱から流れてきます…けど…スーパースターになった貴方は…ここにはいないの~💦…みたいな?)…のあとに聴くと、物語りが続きます( v^-゜)♪
返信する
Unknown (ikenaijoni)
2023-05-22 11:32:25
@naotomo3451 さんへ
おはようございます。
このアルバム、来日記念盤だったみたいですね。
このアルバムを聴くと、ポール・ウィリアムスやバカラックの作曲家としての魅力が理解出来ますね。
更に「スーパースター」だけでなく、その後、「ア・ソング・フォー・ユー」や「マスカレード」などの作品を取り上げられるレオン・ラッセルの才能を見極めていたリチャード・カーペンターの存在が素晴らしい。
返信する
Unknown (ikenaijoni)
2023-05-22 11:59:46
サイコ…chicken さんへ
おはようございます。
カーペンターズはカレンの歌唱力が注目されがちですが、その歌唱力同様に兄リチャードの選曲及びアレンジが群を抜いているんですよね!
そのカーペンター兄妹がファンだったビートルズもやっぱり凄い!
返信する

コメントを投稿