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Johnny’s Dazed And Confused Days

〜ジョニーのぼんやりと混乱した日々〜

♪ バッド・ボーイ / ザ・ビートルズ:1965年作

2022年12月06日 19時00分00秒 | 『Past Masters』

Bible
本来の意味の「聖書」の他に、その分野で最も重要かつ権威ある本や物、事柄などをこう呼ぶことがある。

誰にでも想い出の1枚、あるいは忘れられない1枚と言えるようなアルバムがあるのではないでしょうか?
特に乏しい小遣いをやり繰りして買った、中学校や高校時代に買ったアルバムなら尚更です。

「ビートルズを買おう!」
こんな風に思ったものの何から手を出していいか分らない・・・
今のようなネットもない時代、リアルタイムでビートルズを経験できなかった後追いの我ら世代には、このような“彷徨い人”が大勢いたんじゃないのかな?

1973年以降にビートルズを聴くようになった方は、青盤赤盤という2枚組のべストアルバムがリリースされた後で、比較的、スムーズにビートルズに入って行けたようです。
この世代の人達の殆どが、自分にとってのビートルズ・バイブルとして、赤盤青盤を挙げるのでは・・・?

しかし、ビートルズを聴き始めた時、“その時、ビートルズは解散しようとしていた”という我々のようなビートルマニアは、赤盤青盤への思い入れは少ない・・・

ビートルズの解散前後から赤盤青盤が出る1973年までの、3、4年の間にファンになったマニアにとって、ビートルズ入門にベストなアルバムは、間違いなく1966年にリリースされた活動期間中唯一のベスト・アルバム『オールディーズ A Collection Of Beatles Oldies』でした。

これこそ、我々のバイブルと云っていいアルバムです!


【 Album Data 】
リリース:
1966年12月10日(英国)、1967年2月5日(日本)
チャート:英国7位、オリコン7位

【A面】

1.シー・ラヴズ・ユー
2.フロム・ミー・トゥ・ユー
3.恋を抱きしめよう
4.ヘルプ!
5.ミッシェル
6.イエスタデイ

7.アイ・フィール・ファイン
8.イエロー・サブマリン

【B面】
1.キャント・バイ・ミー・ラヴ
2.バッド・ボーイ
3.デイ・トリッパー
4.ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!
5.涙の乗車券
6.ペイパーバック・ライター
7.エリナー・リグビー
8.抱きしめたい
 

さてこの『オールディーズ A Collection Of Beatles Oldies』というアルバムですが、英国で1966年12月10日にビートルズの8枚目のオリジナルアルバムとしてリリースされました。
彼らの活動期間中唯一のベスト物で、英国編集盤を扱う国のみで発売~この日本では、翌1967年2月5日にリリースされました。

このアルバム、ビートルズが当時、年間2枚のアルバムを出す契約にも係わらず、1966年にリリースされたアルバムは『Revolver』のみ。 レコード会社の主動でクリスマスセールにぶつけアルバムを制作、その際、ベスト曲15曲にアメリカで発表してあるにも係わらず英国で未発表だったラリー・ウィリアムスのカヴァー曲を1曲プラスして収録しました。

ビートルマニアを悩ました1曲
そしてそのカヴァー曲というのが今日ご紹介する「バッド・ボーイ」、この曲の収録はマニアにとって酷なものになりました!
当時は、現在のCDのように整理されてなく、またインターネットで調べてなんて出来ない時代、この1曲の為に買う事がためらわれ、泣く泣くアルバム購入を諦めた人もたくさんいたでしょうね!

現在は、英国オリジナル盤アメリカ編集『マジカル・ミステリー・ツア』に2枚の『パストマスター』を買えば、無駄なくビートルズを買いそろえる事が出来ます。 アルバム未収録のシングル曲、コンパクト盤のみで発売された曲をまとめたこの『パストマスターズ』の2枚は、長年のビートルマニアの悩みを一気に解決するまさに画期的なアルバムでした。
CD世代の人、感謝しなさい!

Bad Boy - The Beatles


Now, Junior, Behave Yourself
「おいおい、坊や、お行儀よくしなよ」

いかにも、ワルっぽい感じが出ている!

それにしても・・・
上手い!
とにかく上手いのだ!
この言葉しか思いつかないのが、ジョンのカヴァー曲・・・
すべての曲で原曲を超えている!

ロックン・ロールの神様は、彼の寿命と引き換えに、すべての才を彼に与えたのだろうか?

 



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