アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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最近見た映画

2010-10-05 11:03:12 | 日常
最近見た映画は以下の通り。

『処刑人2』
1作目を見てから10年!かなり経つな~。
私にとって前作の『処刑人』といえば、試写会に行きまくっていた頃に見た映画の1本でして、大人向けの娯楽作品としてとても力強い映像とお笑いセンスの良さに感心させられた作品です。
ちゃんと「その後の話」になってはいるものの、前作とほぼ同じ展開なのはご愛嬌かな?
とにかく、前作が好きな人には大満足できる作品になってます。
今から第3作が楽しみになっちゃう訳ですが・・・まさか、本作同様に公開は10年後ってことはないですよね???

『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
アメリカの議員チャーリー・ウィルソンがアフガニスタンに対して何をやったのか?東西冷戦時代(1980年代)の実話に基づく物語です。
少々コミカルタッチなので、気軽にノホホ~ンと見ちゃうと「アメリカバンザイ!」な映画に見えてしまう訳ですが・・・アフガン問題ってソ連が侵攻していた頃以上にその後の方が(見方によれば)悪化してるんですよね。(この議員のしたことが関係して)
というわけで、本作は立派な風刺作品なわけです。
ハッキリと「ここ、風刺的に笑うところですよ~」って露骨な演出がされていない分、ある程度予備知識があった上で見るべき作品なのかな?とも感じましたが、予備知識ゼロで本作を見た後で、疑問を感じて色々と調べてみるのも悪くないのかもしれません。

『ココ・シャネル』
あの超有名ブランド「シャネル」のデザイナー、ココ・シャネル(本名:ガブリエル・ボヌール・シャネル)の伝記作品です。
2009年には『ココ・アヴァン・シャネル』『シャネル&ストラヴィンスキー』そして本作と、3本のシャネルがらみの映画が作られましたが、そのうち本作は日本では劇場公開されたものの、正式にはアメリカ・フランス・イタリア合作のテレビ用映画です。
Wikiに書かれているココ・シャネルの伝記(http://ja.wikipedia.org/wiki/ココ・シャネル)を見ると「あれ?」って思う部分も多々あるものの(^^;)、優れたデザイナーであった事と、とてもたくましい女性であったのは間違いないようですね。
彼女をめぐる数々の劇的なエピソードも含め、確かに色んな人が作品化したくなるだけのキャラクター的な魅力を持ち合わせた人なんだなぁ~と感じました。

『ブラインドネス』
突如、目の前が真っ白になる伝染病が発生!発症者は隔離されるのですが、そこでは・・・。
複数の人間を長期間隔離した場所に閉じ込めると、次第に本性がむき出しになってくるという話は、過去に見た映画作品の中にもいくつかありますが、その度に「そんな危険な状態の中にいたくない」って以上に「自分はいつまで正気でいられるんだろう?」って恐怖を毎度感じます。
人間が群れて生活する以上、「モラル」や「ルール」といったものは必要だなってつくづく考えさせられます。
トラウマになりかねないショッキングな内容なので、もちろん子どもの見る作品じゃないと思いますから、大人の方でも「覚悟のある方」のみ御覧下さい。(でも、この手の作品は本作に限らず、大人なら一作品ぐらいは知っておくべき内容だとは思いますけどね。)

『バーン・アフター・リーディング』
コーエン兄弟によるコメディー作品。
コーエン作品には常連的なキャストも含め、とにかく豪華な登場人物たちがまぁ~色んなバカやってくれます。
たまにはこういった、能天気な作品を楽しむのも良いものですね♪
とはいえそこはコーエン兄弟、コメディー作品とはいえちゃんと複数のキャラにうまく接点を入れたり、伏線を生かすシナリオ展開になってますから、ただの無意味なギャグやパロディーに頼った映画作りになっていないのはさすがです。

『MW(ムウ)』
手塚治虫氏の原作本は、表紙を見た事はあったものの内容に関しては全く知らなかったので、ちょうど良い機会とばかりに実写映画化された本作を見る事に。
邦画を見るのは久しぶりでしたが、本作はとても楽しめました。
原作の魅力も大きいとは思いますが、役者さんたちの演技がよかったってことが一番ですね。
今後はもっと邦画も見なきゃな~って、感じさせられました。
ただ、欲を言えばクライマックスはもっと手に汗握るような、生々しいアクションで見せてくれれば良いのになぁ~なんて、昔の日本のアクション映画を懐かしんだりも・・・。

いや、本当に昔の日本映画はもっともっと汗臭くて埃まみれで、とにかくパワフルだったんですよ。
昔の作品はもっと元気いっぱいだった!って点では、イタリアや香港映画にも同様の事が言えますが。
ちょっと前までは超~元気だった韓国映画も、最近ではだんだんそうなりつつあるような気もします。
ハリウッド式な「お金をかけてこぎれいに作った作品」ももちろん嫌いじゃないですが、そうでない作品ももっと見たい私としては、今はタイ映画がもっとも好みに近いと言えるかな?