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はじめまして!日々の記録として書いて行きたいと思います。

2014年05月11日 22時00分08秒 | 日記
初めまして、ブログを作りましたが暫く書き込みをしておりません。最初ですが宜しくお願い致します。

さて、老齢年金の受給開始年齢を、本人が希望ならば75歳まで延長できる制度を盛り込みたい。と云う趣旨の発言を厚生大臣がしたというニュースがありました。少子化と受給年齢の拡大に伴い、確かに国庫負担の同大が避けられない状況です。消費税UPも、この負担の軽減を目的にしていました。厚生大臣が言うように、75歳まで老齢年金の受給を延ばしても好いと言う人は、確かに居る事でしょう。その様な人は厚生年金が多く、「老齢年金など必要ないよ」、という人でしょう。
わたしは思います、年金制度というものは日本の様に、日本人としての国家帰属意識が強く道義心の厚い、国民に同胞としての団結力がある、特殊な国でのみ成立する制度であると思います。日本人は敗戦の前まで、国の為なら命をも捧げ様という人が多かった、世界的に見ても特殊な国です。それが日本人としての誇りでした。

1945年から1952年に掛けて、380万人もの戦死者を出して日本は敗北しました。アメリカに引きずり込まれるようにして開戦し、アジアを白人の植民地帝国主義から開放しようとした戦いは多勢に無勢、資源の皆無により物量で敗北しました。そして敗戦後の45年~53年にかけて、ドーット生まれたのが今の団塊といわれる世代です。この世代が、戦前生まれの必死に働いた世代の力を継承してきました。それがいま、定年を迎えているわけです。これ以後日本の人口は序々に減少の一途を辿ります。しかし、異常な人口減が特に顕著になったのは、小泉の政権以後であります。若い人が正社員になれないという時代は、1990年まではごく少数の現象だった。少子化の本当の原因は、子供を生み育てる世代が正社員になれないという経済的な不安定さと安い賃金に有ります。若者は自分達が生活するだけで手一杯なのです。3人の子供を育てなければ人口は増加に成りません。いずれ、この団塊の世代は死に行きます、人口構成のピラミッドが3角形になるまでは、いま暫く掛かる事でしょうが、必ずなります。年金もそのときは合理的に機能する事が出来るでしょう。

75歳というと、それまでの生活環境や体質や病気により、そこまで生きる事が出来ない人も沢山出る。大臣たるもの、余りにも浅はかで安易な発言は、人としてまた国民の上に立つには人格として適切では無い人なのであろうか。
コメント
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