バンマスの独り言 (igakun-bass)

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大気現象~ファイアー・レインボー

2007年03月12日 | 自然/自然現象
先日の記事の「未知の病原菌」や「日本女性のイメージ」の内容にはみなさん、あまり興味を示して頂けなかったようでしたが、今日は僕が音楽以外に強い興味を持っている「天文・天空現象」をテーマとしてみました。

僕は少年時代から「雲」を見るのが好きでした。一言で雲と言っても多くの種類の雲が大気中では発生しているわけで、それらは実際に細かい分類がされ、名前が付いているのです。
今日はその雲が発生する大気で起こる大気光学現象の中でもひときわ珍しく、美しい現象(フェノメノン)について、浅い知識ではありますが書いてみます。


大気光学現象(たいきこうがくげんしょう)とは、大気そのものや、大気中の水滴や氷晶(雲や霧など)によって、太陽又は月の光が反射、屈折、回折などを起こすことによって見える光学現象一般を指します。大気光象 (たいきこうしょう)、気象光学現象 (きしょうこうがくげんしょう) とも呼ばれます。

大気そのものによって起こされる大気光学現象には、
朝焼け、夕焼け、グリーンフラッシュ、蜃気楼 などがあります。

水滴によって起こされる大気光学現象には、
虹、彩雲、光冠(光環、コロナ)、光輪(グローリー) などです。

また、氷晶によって起こされる大気光学現象には屈折によるものとして、
暈(ハロ、内暈、外暈など) 、幻日、幻月、環天頂弧(環天頂アーク)、環水平弧(環水平アーク)、上端接弧(タンジェントアーク)、接線弧(ラテラルアーク)

反射によるものとして
太陽柱(サンピラー)、幻日環 などがあるのです。

これらのそれぞれについての解説は興味があるようでしたら、辞書やネットで調べて頂ければおおよそのことは分ると思いますのでここでは省略しますが、今回特に取り上げる現象は非常に発生・観察の頻度が低いにも関わらず(それを見た人は幸運だと言われる)その美しさや空恐ろしいまでの雰囲気が人を魅了する「Fire Rainbow」別名「Circum Horizon Arc」、日本語では「環水平アーク」であります。

大気光学現象を研究している人は趣味の人も含めて意外に多いと聞きますが、普通の人がよく見る「虹」や「蜃気楼」や「暈(かさ):(お日様がカサをさす、なんて言われるあの暈)」のような頻発現象ではなく、この「ファイアー・レインボー」などの珍現象は見る人によっては「不吉な事の前兆」とか「幸運があるかも」みたいに色々なとらえ方をされるようです。

少し専門的な説明をすると、この「ファイアー・レインボー(環水平アーク)」は
太陽高度が58度以上で雲の中に六角状の氷の結晶があり、結晶が底面を水平にして落下姿勢を保つ時に太陽光がその中を通過した時に見られるという、稀な現象をいうのです。

いくつかの写真を載せてみましたが、どうです? 美しくて怖いくらいの大気のショーですよね。僕はこれによく似た、日本で言う「彩雲」は見たことがありますが、実際にはその発生メカニズムが違うこのアークは今だ見ていません。ただし日本では2005年に群馬県で観測されたようです。

絶対に見たい!!!!!!












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2 コメント

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へぇ~! (いつまたリーマン)
2007-03-12 13:02:02
へぇ~ 大気光学現象って言葉も聞き慣れないけど,色んな現象に分類されてんだねぇ!
よく歌われてる「朝焼け」「夕焼け」ってえと,叙情的な感覚もあるけど,この環水平アークみたいのは,宇宙的で神秘を感じるなぁ。
確かにこれを見たらちょっと恐怖を感じるかも。

海も空も,ついでに人間社会もまだまだ知らない事がいっぱい在りそうですな!

オーロラも一度は見てみたい・・・!
返信する
ぜったい、いつかは (igakun-bass@発行人)
2007-03-12 14:28:42
>いつまたリーマン さま

オーロラ、見たいよね!
でもあれは、寒い国でしかも夜じゃないとね・・・オレつらい!

そこいくとファイアー・レインボーは太陽光が必須。
だから明るい昼間に出現するんだよね。
怖いねぇ、この光景。
返信する

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