バンマスの独り言 (igakun-bass)

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上には上がある、というお話

2015年11月01日 | 自然/自然現象
星空を楽しむのには絶好の季節になってきましたね。

本当のところ、夜空の星が最もきれいなのは厳寒期(冬)ですよね。目立つ星座も見易い時間帯に現れるし。
で、僕などはその輝く星たちを見ていていろいろな思いに耽るのです。

今見ている星に何か異変でも起きたら、人類はその変化を一体どのくらい後になってから知るんだろう、って。

近年ではあの「オリオン座」の一等星(赤い星)「ベテルギウス」の巨大化による崩壊が天文分野で話題になっています。

星は宇宙を漂うガスが集まって生まれるのですが大部分は水素で出来ています。その水素同士が重力で集まり中心部で合体、核融合反応が起きて輝き始めるわけです。
ベテルギウスも100万年前はこの状態、太陽の20倍くらいの細めの星だったと考えられていましたが、時間が経つとともに核融合が進んで炭素や酸素など様々な元素が生まれ、この時の膨大なエネルギーで温度が上がって星は膨張を始め、巨大な星へと<退化>しますが実はもうそれは星の晩年なのですね。

特に太陽よりもかなり重い星の場合は、<鉄>が生成されることで反応は止まり(詳しいことは省略)星は自らの重力を支えきれなくなり、急速につぶれて、大爆発を起こして死ぬんです。
 
その問題のベテルギウスですがもうすでに一生の99.9%が終わっていて、近い将来爆発するのは確実と考えられています。
しかし現代の技術でもその予測は難しいのです。
この星までの距離は光の速さで650年かかるので、もうすでに爆発しているかもしれません。
たった今、大爆発を起こしてブラックホール化しても人類がそれを知るえるのは650年も後だということです。
でもその事態を目撃できたなら、全天がまばゆく光るというとんでもない天文ショーになるらしいですね。というか、地球にも
少なからずの悪影響が降り注ぐはずです。

これは僕の好きなイラストで、これを見ると人類なんて、地球なんて、どんなにちっぽけな存在かを思い知らされますね。




水星~火星~金星~地球~海王星~天王星~土星~木星~ウォルフ359(獅子座付近)~太陽~シリウス(おおいぬ座)~ポルックス(ふたご座)~アルクトゥルス(うしかい座)~アルデバラン(おうし座)~リゲル(オリオン座)~アンタレス(さそり座)~ベテルギウス(オリオン座)~Mu Cephei ガーネット・スター(ケフェウス座)~v v Cephei A(ケフェウス座)~おおいぬ座VY星

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