バンマスの独り言 (igakun-bass)

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ツイン・トルネード! (in ネブラスカ)

2014年06月17日 | 自然/自然現象
この時期のアメリカ中部の竜巻地帯は毎年、いくつも発生する竜巻(トルネード)被害で大変な事になります。

トルネードは近年の日本でも頻発するようになりました。そしてその通り道は甚大な被害を受けることは皆さんもよくご存じでしょう。

トルネードの本場アメリカではつい先日もご覧のようなツイン・トルネードが発生しました。
自然の脅威の中でもトップクラスのすさまじさを持つトルネードは火山の大噴火や巨大台風あるいは大地震等の広範囲におよぶメガトンクラスのパワーとは少し趣が違い、スポット的な攻撃をするゲリラ災害と言えると思います。




このブログでも何度も取り上げてきたトルネード。実際に被害を受けた方々からは大ヒンシュクを買うでしょうが、やはりとても興味のある自然現象ではあります。
僕はNY時代にオクラホマ州近辺へ<ストーム・チェイシング>に行ったことがありますが、そこで体験したごく小規模なトルネードでさえも恐ろしい思いをしたものでした。
突然の豪雨と突風そして雹(ヒョウ)の攻撃、気温の急激な低下。身の毛もよだつような黒雲とそのうねり、轟音・・・。

人は自分が安全な立場にいると対岸の火事のごとく、ついつい興味本位でその事象を見てしまうもので、実際の恐怖に直接触れない限りはのんびりとした傍観者になってしまうものだと思うのです。
大気現象の中でも特にトルネードの映像にとても強く惹かれる僕はその脅威を恐れるとともにこうしたお気楽な気持ちでいいものなのかと自制することも多いです。
アメリカにいた頃はどうしてもその脅威を肌で感じてみたいという強い欲求がありました。
恐れは体験してみないとな!なんて思っていた若い頃のお話ですが。


さてオクラホマやネブラスカなどは「トルネード・アレイ(竜巻街道)」と呼ばれるほどの竜巻多発地帯なのですが、どうしてこのあたりに集中してトルネードが起こるのかみなさんはご存知ですか?

それはこの辺りの地形と位置によるものなのです。
太平洋が広がる西側からの乾燥した寒気とメキシコ湾からの湿潤な暖気が衝突することでスーパーセルが発達し、急激な上昇気流が発生するメカニズムが存在するのが原因です。



寒気と暖気の衝突は「前線」を作り、強力かつ凶暴な積乱雲を発達させます。そしてそれが回転する渦を作り地上に達するというわけです。
このブログでもすでに何回か「自然/自然現象」というカテゴリーで書き込んでいます。

今回ネブラスカで発生したツイン・トルネードのニュースをきっかけにして皆さんの「竜巻」に対する認識を新たにしていただきたいと思います。

   (画面右上のカテゴリー「自然/自然現象」をクリックすると過去の記事が一覧できます)

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