大津市立中学２年の男子生徒の自殺

書くのをためらってきたけど胸がパンクしそうなので・・・書く。

大津市立中学２年の男子生徒の自殺。
日に日に報道が具体的になり、しかも論調が厳しいものになってきたこの事件。
一般報道だけでも暗く悲しい気分になるが、記者会見などしている市の教育委員会の面々には残念ながらこの事件に同情し真正面から取り組んで行こうという表情が無い！

どの顔もまったく精悍さがなく、内心どうしたらこの苦境から抜け出せるか、ばかりを考えているのが手に取るように分かる＜顔＞だ。人を顔で決めちゃいけないと言うけれど、この人たちは例外だ。
顔で分かる、その無能さと無責任さが！


その上、学校側、とりわけ担任教師の人格の無さ、無能さ、残酷さ、事なかれ主義、大多数（生徒）にすり寄る精神の弱さ等々が際立って感じられる。
最近の報道でみなさんも事件の様子はお分かりだと思うが、この事件はほとんど殺人事件である。
３人の加害者の一人はすでに名を変えて京都の中学に転校した（逃亡した）と聞く。また加害者生徒の祖父は県警のＯＢで、警察に出された被害届を受理しないよう県警に働きかけたということもネット上で書かれている。（信ぴょう性は不明）


僕は次々に報道されるイジメの事実（具体的な状況）を知るにつけ、ある時涙が止まらなかった。
被害者生徒にとって毎日行く学校は地獄そのものではなかったか。
（親はそれを知らずに「ほら時間よ、学校にさっさと行きなさい～」と言ってたんだろう）

担任教師までが加害者に対し「あまりやり過ぎるなよ」と言っていたそうだが、この教師・森山はこの時点で＜殺人ほう助＞と同様の悪行をしでかしている。
そもそもこういった暴力を行なうようなアタマの程度の低い生徒に「やり過ぎるなよ」は「やってもいいぞ！」と言ったのも同じ。

被害者生徒はどんなにつらかったろう。そして多感な時期に人には言えないような屈辱を受け、苦痛に悶絶し、人としての尊厳をズタズタにされたのだ。聞けば聞くほど知れば知るほど本当に涙が出てくる。

一方、加害者生徒はどうすれば相手が苦痛と恥辱を味わうかを熟知していた。実に非人間的でこざかしく、温かい血が流れているような人間ではない。こういう行為はもはや「イジメ」ではない。
残忍な殺人、あるいは傷害致死である。「自殺」と呼ばれるこの事件だが、いろいろ聞くにつけ「自殺に見せかけた殺人事件」であると思われる。

さらに性的ないたずら（具体的には省略しておく）や辱しめの数々にみられる陰湿で残忍な行為は少年法で守られるべき未成年者の範疇を大きく超え、直ちに厳しい取り調べが必要である。
主犯格の生徒の父親のＨＰは閉鎖されたと聞くし、加害者生徒の家族は連日の報道を人権侵害だと騒いでいるそうだが、この親にしてこの子あり。開いた口がふさがらない。

またこの学校の対処も悪いし、見て見ぬふりをしていた多くの生徒も悪い。
この学校の教師は全員辞職すべきであり、校長は懲戒免職、担任は逮捕・免職（教員免許失効）、そして生涯この生徒の遺族に謝罪と賠償を続けるべきである。

多くの大人は社会の現場で非常識なことや暴力行為の場に出くわすと、多くの場合「見て見ぬふり」をする。時と場合によるが自分の安全確保のためならそうしても仕方がないこともあるだろう。
それは解る。
でもこの中学の事件は違う。この被害者の苦しみ事を知っていた生徒は全員加害者だ。こういった行為を誰も止めたり、無能であったにしてもここの教師に報告したり、なぜしてあげなかったのか。

もはやこの学校は一度閉鎖すべきである。数か月（夏休みを利用してもいい）閉鎖してみんなで事の重大さを反省すべきである。教育委員会はもちろん全員クビ。隠ぺい体質ばかりが目立ってしまって、気の毒な被害生徒のことを少しも考えていない事はＴＶ画面からも明白だからだ。

この頃になって滋賀県知事もこの事件がただものではないことにやっと気付いたようだ。
加害者側に警察ＯＢがいたことは、警察の被害届不受理の初期段階から何やら胡散臭い。
当初、警察は「被害者が死亡しているので被害届は受けられない」と言ったとの報道がある。
もしこの話が本当なら＜殺人事件＞はこの世の中には無いことになる。冗談じゃない！

どこかおかしいこの事件。
巷にあるイジメによる自殺、の案件とはちょっと違う方向に今後進展していくかもしれない。




被害者生徒君、キミは何のために生まれてきたんだ？
こんな苦しみを味わうために産声を上げたわけじゃないよね。ご両親に祝福され、これまで大切に育てられてきたんだよね。
それがこんな無責任な学校の門をくぐったばかりに、そして人ではない未熟者に囲まれ、助けの悲痛な叫びも薄笑いするだけの教師に無視され、君は人によって強引に死を選ばされたんだね。

キミはもう一度生まれ変わって来い！

キミの短い人生をどん底に押しやった人間たちのなれの果てをしっかり見ろ。
そして次こそ、当たり前の楽しい学校生活を味わってほしい。
キミは本当に不運だった。
キミを守らなかった学校関係者・教育委員会・そしてきつい言い方だが無関心だった学友たち、そんな人々と交わってしまったから。

世の中、キミのことで、泣いている、悔しさを感じている、怒っている、何とかしようと努力している、そんな人々がいっぱいいるよ。
キミの今回の抗議が世の中を動かし始めた。

僕だって顔も知らないキミのことを思ってずいぶん涙を流したよ。
まだ平静な気持には到底なれないけどね。

僕はね、今回の事、今まで書いた１０倍も１００倍も書きたいんだよ。あまりに吐き気をもよおすような事件だったからね。
今はちょっと深呼吸をして、この怒れる気持ちをなだめているよ。

ブログに書かないつもりだったけど、書かなければ胸がパンクしそうだったから・・・書いたよ。

キミの冥福を心から祈っているよ。自分の子供のように思って。

合掌。