バンマスの独り言 (igakun-bass)

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最近の社会情勢に一言

2016年11月07日 | 社会・政治
★先日のTPP法案の強行採決・・・

数を持っているんだから最後はどうにかなるさ・・・これが今の政権のおごりにつながっているんでしょうね。
そして政権内の弛みからくる失言が巻き起こすTPP審議の混乱・・・ヒラリーもトランプもこれを認めない(批准しない)、アメリカ議会でも批准はNO,という流れなのに辞めていくオバマをバックアップしてどうする?
という情勢で、日本はどうしてこうも急いで結論を出そうとしているのか・・・どこか無理はないですか?

ただしTPPは経済的側面だけではなくアメリカとその同盟国との連帯を強固にするという隠れた命題があるように思えます。この地域において望ましい国際秩序を日米が築いていくという思惑があるわけで、仮にTPPが破綻すると(東南アジアを分断したいと思っている)中国がとても喜ぶという危険性もあります。

一方、日本の食料自給率を考えると、TPPで予想される輸入食料の爆発的な増加がどんな影響を我々の国に与えるんだろうと考えると僕はTPP批准には慎重になってほしいと思ってしまいます。そしてそのような大切な条約において中心となるべき担当大臣のタイミングの悪い軽口(失言)につぐ軽口(二重失言)に、こいつはバカか、と思ったのは多くの国民の気持ちでしょう。

それに何度も何度も調子のいいウソをつく今の日本の首相の発言の歴史にまた一つ加わったことは「自民党は過去に強行採決をしたことはない!」ということでした。
フクシマはアンダーコントロールされている、という五輪招致のための大ウソなど記憶に新しいIOCに対する重大なウソや安保法案は国民に丁寧に説明していく、の不履行などを思い返すまでもなく、今回のTPP審議でも気分の悪い政権与党の行動が記憶にしっかりと残りましたよ。


★隣国の底なし混乱・・・

急に発覚しだしたお隣の韓国の政治的混乱は今さら言うまでもなく、この国の財閥中心の経済が破たんしつつある中で起こるべくして起こった問題とも言え、超厳しい学歴社会や財閥中心の社会の歪み、若者の高失業率などがパク大統領の自爆的行為によって一気に噴出した国民の怒りがどうにもならないレベルでの政変にきっとつながるのでしょう。この様子を見てニヤニヤしているその北にある同民族の国の変な髪形のとっちゃん坊やの顔が想像されます。
僕に言わせればそのさらに隣に広がる巨大な経済大国も実に危険な存在だし、日本のずっと南の新しい暴言王&したたか大統領の存在も東アジア諸国にとっては頭痛の種になるかもしれないので世の中、いったいどうなっていくのかと心配になってきます。


★あまりに醜い大統領選・・・

アメリカの大統領選、どうしてこうなっちゃったのでしょうか?
ヒラリーとトランプ・・・これしかいない二者択一なんて・・・アメリカ人には拷問でしょう?


実際、ヒラリー派が多いとされるNY在住の友人数名に雑談がてらこの話を聞いてみると、最近ではこの二人に投票しない、という呼びかけが若い人達を中心に盛り上がっているそうです。
そういえばサンダースさんという温厚そうなおじいちゃんもいたんですよね。

トランプの暴言を吐いているように見えるけど、外国のことばかり見ていないで国内をもっと充実させよう、という主張は崩れゆく白人中産階級や海外の安い製品に押されて会社が無くなり失業を余儀なくされた製造業・鉄鋼・炭鉱関連の労働者やゴーストタウン化してしまったコミュニティにとっては力強く響いていることは、容易に想像できます。

片やヒラリーは体制側であり国際社会に目が向いていてそうした関係に重きを置いたグローバルな思考を持っているようで歴代初の女性大統領だとか世界に強いアメリカを発信しようというどこかエリート官僚的な匂いと巧妙に隠された大企業癒着形の金権体質が気になるという人も多いらしいです。

今、アメリカが大きく変わろうとしている瞬間なのかも知れません。そんな中で自分たちの居場所がない!
こう危機感を持っている人々が、オバマ政権下での近年のマイノリティ人口の増加や性的マイノリティ(同性婚など)の拡大等の変化において失業の不満や宗教上(キリスト教)の不満が蓄積されてアメリカの白人を中心とする今後少数派になる可能性のある人種が反発しました。

トランプは人々にポピュリズムをあおりながら、アメリカで顕在化してきたたくさんの問題を分かりやすく強い言葉と乱暴な言葉で表現をしているわけで、なぜこの人がこんなに(いまだに)人気があるのだろうと思っている多くの我々日本人とプレスの疑問は、現地を体験すればきっとこのトランプ現象を良くも悪くも多少なりとも解けていくのではと想像します。きっと彼は「ないがしろにされている人々」にとって大変な希望の星なのでしょう。

FBIによるヒラリーへのメール私的利用問題追及も少し前に復活したかと思ったら、昨日にはもう追及をやめたなどというなんだかよくわからない<力>が見え隠れもしている実に問題の多い大統領選になっています。これが世界の超大国アメリカの指導者選びかと思うと情けなさが際立ちます。

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