世の中は冷たいもので、100の良いことを積み上げてきても、1つの悪いことがあれば、99にはならずに、マイナス100くらいになるのだ。もちろんその悪い1つは犯罪になるような悪いことかもしれないが、交通事故なんかの場合誰だって1回の不注意なんて起こるものだ。それなのに、「たった1つの失敗」で人生を台無しにすることがある。
一方、毎日の仕事は忙しい。次から次へと仕事の成功を要求される。拒否することは、上司へ反抗することであり、「あいつはできない奴」と烙印を押されてはずされることになる。拒否せずに、頑張れば、頑張るほど、仕事は増えていく。消耗しきる人間が出てきても不思議ではない。自分もそうなるかもしれないと時々考える。
そうして、疲れて「たった1つの失敗」
どんな失敗をしでかすかは?
そうして、病気。自殺。家庭崩壊。…むなしすぎる。
だったら、「これ以上は出来ません」と素直に訴えるしか方法はないのでは。でも、「これ以上」の「これ」が難しい。怠けているのかどうか見分けがつきにくい。
うーん。いやな世の中だなあ。