ＮＨＫでさきほど放送していた「樹木希林」さんの特集を見て

さきほど、ＮＨＫで放送されていたこの番組を見ましたか？

割と地味な番組でしたが、樹木希林さんがお亡くなりになるまでのここ１年間くらいのことを、丹念に追っていました。

樹木希林さんは１４年前にがんを発病されてから、闘病を続け、それでいて、ずっと役者生活を送り、最近１年間ではなんと４本もの映画に出演されたということです。

なんという気力でしょう！
番組で本人は「体が年をとっても、心のエネルギーはあふれている」というようなことをおっしゃってましたが、まさに、やり残したことをやり遂げたいという強い気持ちだった気がします。

自分のことだけでなく、妹のようにかわいがっている浅田美代子さんのための主演映画にかなり尽力されていたようです。
なんという、おもいやりのある方なんでしょう！

また、昨年まで自分で車の運転までされていたことにも驚きました。

番組では、内田裕也さんがいなかったら、とんでもない所へ行っていたかも知れないと愛情を示されていました。
また、子どもや家は夫婦が向き合ってけんかをするのではなく、同じ方向を向いていくために大事だみたいなこともおっしゃっていました。さもありなんと思いました。

自分中心主義的なオーラでぶっきらぼうに話す希林さんですが、実は、他人のためにかなりの気を使っているということがわかりました。


なお、番組とは関係ありませんが、「樹木希林」という芸名は２度目のもので、最初は「悠木千帆」と名乗っていたそうですが、あるオークションの番組でこの芸名を２万円ほどで売却されたそうです。すごい、度胸！

今となっては、それが良かったのでしょう。
「林の中の希な樹木」（ブログ作者の解釈です）というような存在感。

これからも、永遠に心に刻まれることでしょう。