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アイデアリズム idealism daydream

idealism=理想主義 daydream=白昼夢
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所在の確認

2015年12月25日 | ちょっとした事件イロイロ

前回から

某年某月某日(詳しい日時を忘れてしまいました)

 詫び状の住所が実在するのか、現地に向かう私。私の家から車で1時間くらいの田舎町です。Googleマップでおおよその住所は分かるものの細かいところは分からないので警察署に行って聞くことにしました。

誰もいない・・・

 どうやらパトロールに出ているようです。備え付けの電話で呼び出して帰ってきてもらうことにしました。
 5分位待っていると、どこかのおばちゃんが警察署に入ってきて封筒をポンと机の上に置きました。

どこかの配達の人かな?

 すると間もなく警察官がご到着。私は早速住所を聞きだしました。地図を見ながら、

「うーん、分からないっすねぇ・・・」

 するとおばちゃんが割り込んできて、

「こんな住所、無いよ」

 と言いました。警察官は、

「おばちゃんが言うからには間違いないね、はっはっは」

 と笑いました。

この住所、虚偽なのか?!

 落胆する私。
 結局、警察署では何も分からず空振りに終わりました。
 送達先が分からないとすると今後どうすればいいのか途方にくれました。


 あきらめがつかない私は近所で聞き込みをする事にしました。散髪や美容室とかがあればいいなと思いましたが、残念ながら見つからず。
 パナソニックのお店があったのでお邪魔することにしました。

「あのー、すみません」
「なんでしょう」

 おばさんみたいな人が出てきました。
 事情を説明すると「うちの人がもうすぐ帰るから、待っててね」とお茶を出してくれました。
 30分くらい待ってご主人がようやく帰ってきました。

「うーん、よく分からんが半年前位に"香具師"みたいなのがやってきて、老人を集めてなんかしていた気がするなぁ・・・」
「香具師ですか」
「そうそう。ところでそういうこと(督促など)は裁判所がしてくれないのかね?」
「裁判所はセルフサービスなんです。だからこうやって尋ねていくしかないのです」
「大変じゃなぁ・・・頑張ってな」
「はい・・・」

 結局、収穫0でした。
 ただ、「"分からないこと"が"分かった"」と思い、帰路に着きました。

 会社と債務者はどこにいったのでしょうか。一言で言うと「逃げられた」のかな。


嘘や夢であって欲しかった その32 悪意のクラウンジュエル

2015年12月24日 | ちょっとした事件イロイロ

前回から

2005/12/28

2005年12月12日 不動産登記簿謄本を取得

 2005年12月12日、私は債務者の不動産登記簿謄本を取得しました。経緯についてはこちらを参考にしてみてください。

 まずは土地から



 次に建物は



 となっていました。

ここから推測出来る事は・・・

 モザイクをかけ過ぎてわけが分からない事になっていますが、ここから推測出来る事。注目すべきは2003年06月06日(平成15年06月06日)の各欄です。土地も建物もこの日に私の債務者へと売買されています。
 しかしよく見ると「共有者」となっていて△△さんという、私には全く聞き覚えのない名前の人と一緒に購入しそれぞれ1/2ずつ所有する、となっております。

 さらに土地だけを見ても2003年(平成15年)06月06日は△△さんが、2004年01月08日に私の債務者がそれぞれ抵当(=担保を債務者に残しておき、弁済がされない場合は担保を使って弁済する事)に入れています。

 株式会社○○(大手の信販会社)が私の債務者に対し「土地に関して強制執行(差押)した」のが2004年(平成16年)02月17日です。しかし、わずか7ヶ月後の2004年(平成16年)09月28日に取り消しています(2005年12月14日、裁判所に問い合わせたのですが、個人情報を理由に原因を教えてもらえませんでした)。

 これは一体どういう事なのでしょう。その答えは現場にありました。



 現場はなんの変哲も無いただの1戸建ての家です。登記上ではこの家と庭(土地)を「私の債務者」と「△△さん」が2つに分割し共有しているのです。

いくら強制執行(差押)しようが競売によって実際に誰かに売れなきゃ債権者には1円も入ってこない

 「この1戸建ての家と土地の半分だけ買ってください」と言って誰が購入するのでしょうか?
 大体、母屋と納屋があるわけでもなく、どこをどのように切り分けたら良いのでしょう?

 あくまで推測ですが、株式会社○○(大手の信販会社)は無駄な強制執行を止めて手を引いたんだなと。

 民法では「親子でも他人」なンです。いくら子供が借金を作ろうが親が支払いをする義務はありません。"この家や土地を完全な形で"強制執行するためには「私の債務者」と「△△さん」の両方の債務名義が必要です。

 不動産を強制執行するためには執行費用としておよそ50万円必要で最低1~2年はかかるそうです。私は「私の債務者」の債務名義しか持っていません。この家や土地は"理論的には強制執行出来る"のですが、実際問題はまず買い手がつかず失敗に終わる事でしょう。

「強制執行出来るモノならしてみろよ! どうせ売れないンだから」

 私がお金を貸した2004年(平成16年)02月02日、同年03日の遥か以前から、私の債務者は既に手を打っていたのです
 この不動産登記簿謄本を見る限り次々とこの家と土地を抵当に入れては方々から金を借り続けているようです。こういう行為は法律上問題なくても、(私を含む)債権者から見ると明らかに開き直りや悪意を感じます。金を返す気は無いんだなと。
 さらに今でも私の債務者とその家族が堂々とこの家に住んでいて、(パラボラアンテナが設置されていたので)衛星放送までのんきに見ているようだという事は、既に私は調査済みです。

これがいわゆるクラウンジュエルなのか・・・!!

 "クラウンジュエル"というのは「王冠から宝石を外し、王冠そのものの価値を減少させることにより、買収者の購買意欲をなくさせる事(証券の用語)」で、具体的には敵対的買収を避けるため会社の価値をあえて下げる事です。近年で有名なのが「ライブドアによるニッポン放送の買収劇」です。

なンか悪夢を見ているような気がする・・・
私の人生が完全に狂い、一人もがき苦しんでいるという・・・


 私の債務者のような人をこのままにしておいて良いのでしょうか。それとも"高い授業料"だと思い、こういう人に二度と出会わぬよう、全てを忘れた方が良いのでしょうか。私はだんだん自分の人生そのものが分からなくなってしまいました。

つづく


嘘や夢であって欲しかった その31 1年が過ぎようとしている

2015年12月23日 | ちょっとした事件イロイロ

前回から

2005/12/21

2005年12月09日 再び簡易裁判所(簡裁)へ相談に

 仕事後、簡易裁判所へ再び相談するために行きました。
 会社への給料債権もろくすっぽ支払いは無いし、貸金についても、満足な弁済を得られないまま1年が過ぎようとしているからです。

 私は「取立訴訟」の2回目を行うのかどうか迷っていました。これまでの大まかな経緯を裁判書記官さん(受付もしている)にお話ししました。これまでの経緯はもちろん、私の債務者(会社では会計経理事務をしている)の言っている事は信用がおけない、かといって社長も同様に信用がおけない、という私の思いも伝えました。

 信用出来ないけれど、かといって強制執行を行えるほどの十分なお金が私にはありません。ならばせめて債務名義くらいはとっておきたいのが私の心情だったのです。

 「第1回目の取立訴訟の判決(既に確定している)を2回目の証拠に出来るのかどうか」を書記官さんに聞いてみました。書記官さんは「それは十分可能です」と。

 けれど書記官さんは続けて、

「しかし・・・ご自身のお話を聞いている限りでは取立訴訟を繰り返したところで、満足な弁済が行われる可能性は低いような気がします。
 訴訟を起こされる権利自体はご自身に十分ありますが、かといってそれがご自身にとって最善であるのかは別問題です。
 訴訟費用も執行費用も0ではありませんし、取立訴訟自体が強制執行を根拠として成立するものですので、債務者が自己破産をしてしまうと取立訴訟の判決(確定していても)自体が無効になってしまいます
 ご自身の経済的な負担、精神的な疲労、会社や債務者の今までの経緯から推測するに"羽振りの悪さ"等を考慮すると、私個人的にはあまりおすすめはしません。
 もちろん裁判所としての回答は"裁判自体は十分行うのが可能だ"とは申し上げますけれど・・・」

ああ、なんてこったい。取立訴訟は貸金請求の訴訟と同様なのか・・・と。取立訴訟だったら債権を分散させて私のリスクを減らせるのかと思ったのに、そういうわけではないということが判明してガッカリ。

「お話を聞いていると、会社よりは債務者本人をつついていくほうがまだマシかもしれません。ご自身が納得される金額ではないにせよ、(この1年間)全然支払いをしないわけでは無かったからです」
「でも自己破産をされると何もかもおしまいなのですよね」
残念ながら今の法律ではそれが現状であり、限界でもあります
「もう私にはどうする事も出来ないのでしょうか。時間も労力もお金も全て無くしてしまいそうです。残された道は詐欺罪としての刑事告訴だけでしょうか」
「それはかなり難しいかも知れません。現に債務者は"チビチビご自身に弁済している"という既成事実があるので、(検察や裁判官の判断では)"弁済する意思があるけれど債務者がそれに充てる余裕が無かっただけ"と見なされる可能性が非常に高いと思います。
 弁済する意思がある以上、詐欺にはなりません。余程の明確な証拠、例えば臓器を売ったとか、人身売買をした等が無い限り検察自体が動いてくれることはまずないと思います」

エラい極論を出すなぁ・・・と思いつつ、書記官さんのおっしゃる通りかも、と思いました。

「少し考えてみます。ありがとうございました」

 私には少し頭を冷やす時間が必要なのかも知れません。このところ税金を払えだの、国民年金払えだのと支払いばかり要求されるので、ついヒートアップしてしまいました。

 あと、債務者からも会社からも一切の連絡はありませんでした。それにしても約束を守らない人たちだよなぁ、自分から今日という期日を指定しているのにも関わらず。

つづく


嘘や夢であって欲しかった その30 長く果てしない道のり その2

2015年12月22日 | ちょっとした事件イロイロ

前回から

2005/12/07

 前回からの続きです。

2005年10月10日 祭日や休みを潰されたくない

 祭日で私は仕事が休みです。折角の休みを潰したくない私は債務者に「今日は都合が悪い、また今度にしてくれ」と予め電話連絡しておきました。まぁ、どうせ今までの経緯からしても、今日電話連絡を債務者がするとは思えなかったのですが。

2005年10月16日 珍しく折り返し電話をしてきた

 債務者へ電話連絡しましたが出ませんでした。程なくして債務者から折り返しの電話連絡がありました。水曜日(2005年10月19日)に弁済をすると言われました。

2005年10月24日 10月の弁済金額は5,000円

 この数日間、何度も私から債務者へ電話をかけて督促しました。結局、弁済は今日にずれ込みました。弁済金額は5,000円。
 また「次回は2005年11月04日の金曜日に支払う」と債務者は言いました。本当なのでしょうか。取りあえず、私は仕事の関係で「PM4:00頃でないと都合が悪い」という旨を予め伝えておきました。

2005年11月04日 身勝手な言動

 2005年10月25日の債務者の予告を受けてPM4:00頃に電話すると「金はあるのだが用意ができていない。午後10時か11時頃に会えないだろうか」と言われました。
 私は「前にも言った通りPM4:00頃でないと都合が悪く、そのような時間では会えない」と断りました。
 すると債務者は「(来週の)火曜日頃に連絡する」と言い出し始めたので、私は「火曜日"頃"っていつなんですか。11月07日の月曜日なんですか、それとも11月08日の火曜日なのですか」と問いつめると「では月曜日(11月07日)に支払いをする」と言いました。

 一応「では11月07日の月曜日、PM4:00に必ず時間を空けておいてくださいね」と念を押しておきました。そろそろ身勝手な言動を止めて欲しいと思いました。

2005年11月07日 期日の変更

 PM4:00頃に債務者へ電話をしました。しかし「この一週間頑張ってみたけれど(お金の)都合を付けられない」と。

「どういう意味なのですか? 11月04日には"金はある"と言っておきながら今日は都合が付けられないと。意味が全く分からない」と私は反論しました。
 結局、11月12日(土曜日)に支払期日の変更をすると言われました。

2005年11月12日 すっぽかされるばかり

 債務者に何度も支払いの約束をすっぽかされ、切れ気味の私。今日は予めお昼の12時頃に電話をかけてみました。「今は出先であるためPM3:00か4:00頃かけ直す」だそうです。
 しかし、待てど暮らせどその時刻に電話がかかってくる事ありませんでした。私が電話をしようにも携帯電話の電源を切っているようで一向につながりませんでした。

2005年11月13日 一向に電話へ出る気配無し

 PM16:20に債務者の携帯電話へ、PM16:28に会社へ電話をしましたが、コールするだけで一向に電話へ出る気配はありませんでした。

2005年11月14日 いろいろ準備があるンだとさ

 債務者へ電話を何度かかけたらやっと出ました。「いろいろ準備をさせてもらっている」の一点張りで、いつ支払うのか弁済金額はいくらなのかは言及しませんでした。

2005年11月18日、11月21日 全く電話へ出る気無し

 債務者へ電話をかけましたが、出る気がないようです。

2005年11月29日 携帯電話解約

 債務者の携帯電話がつながらなくなりました。どうやら解約したようです。

2005年11月30日 いつもと同じ返答とやっぱり携帯電話を変更していた事

 債務者の携帯電話がつながらなくなったので、会社へ直接電話しました。何回かコールした後、最初他の人が出ました。債務者は目下電話中らしい。

電話中という事は携帯電話をかえたのだろうか? それとも他の固定電話なのだろうか。

 間もなく債務者が電話口に出ました。私は「貸金の今月の支払いの督促」や「取立金の督促」をしました。どれも「今週中(2005年12月03日の土曜日まで)にはなんとかする」とか「待ってくれ」といつもと同じ返答でした。ただ私に対しての口調は以前よりも事務的でうっとうしそうな感じでした。
 私は待つ気が全く無い事を伝えました。社長と話がしたいと取り次ぎを要求しましたが「自分(債務者)の問題だから」と言って取り次いではもらえませんでした。私は「取立金も請求しているのであなただけの問題ではない」と言いました。

 こんなことだったら、最初に債務者ではなく社長に取り次いでもらうよう言っておくのだった・・・と少し後悔しました。

 「携帯電話をかえたのですね?」と聞くと「かえたのだが今後この電話がどうなるのかは分からないから」と言って番号を教えてもらえませんでした。
 私が「私が何度も電話をかけ、ご自身(債務者)は何度も"折り返し電話をする"と言いましたが、全然私に電話をしませんね」と聞くと債務者は黙ったままでした。

2005年12月03日 一方的に約束をしておきながら、いつまで経っても破り続ける

 結局債務者からも会社からも弁済や連絡はありませんでした。

2005年12月07日 確定している判決をいつまで経っても認めようとしない

 仕事帰りの15:56に会社へ電話すると債務者が出ました。私は「貸金について具体的にいつ、どのくらいの額、支払い方法は何か」と問いただしました。債務者は「今週の金曜日(2005年12月09日)に連絡する」「額は10,000円くらいで今週の金曜日に銀行振込をしたい」と言いました。
 私は「あなたは何度も自分から連絡すると言っておきながら、全然連絡して来ないですよね。今回は本当なのですか? ちゃんと連絡してくれるのですか?」と問うと、債務者は「ちゃんと連絡する」と言いました。私は「私の都合の良い時間帯にしてくださいね。午後4時以降で。かといって午後10時とか11時とか夜遅く連絡されても困ります」と念を押すと、債務者は「分かりました」と了承しました。

 私は「貸金についての"取立訴訟"は判決が確定しているのですが、会社としての支払いはどうなっているのですか」と再確認すると、債務者は「貸金はあくまで自分の問題として入金したい。会社は関係ない。例え書類上そうであっても」とあくまでその判決については認めませんでした。

結局これまでの弁済金額

 結局これまで(2005年01月01日~2005年12月07日まで)の弁済金額は、

  • 2005年05月25日の5,000円
  • 2005年06月24日の5,000円
  • 2005年07月11日の10,000円
  • 2005年09月27日の2,000円
  • 2005年09月29日の5,000円
  • 2005年10月24日の5,000円

 の計32,000円でした。

 いつになったら債務者は完済するのでしょうか。大体、完済する気があるのでしょうか。残金は450,105円もあるのですが(単純に元金を差し引いた計算でも)。

つづく


嘘や夢であって欲しかった その29 長く果てしない道のり その1

2015年12月21日 | ちょっとした事件イロイロ

前回から

2005/12/07

 あれからどうなったのか? 経緯をご紹介します。「無限とも思える時間の中で 只今のお仕事はデザイナー その29」「無限とも思える時間の中で その2 只今のお仕事はデザイナー その30」とダブるところがかなりありますが、ご了承ください。

2005年7月4日 会社へ直接取立金を請求

 会社へ直接取立金を督促しに行きました。するといつもは出張続きの社長がタマタマいました。

 社長曰く「訴訟を起こしているとは知らなかった(今出張から帰ってきたばかりだし)」「取立訴訟については自分が知らないところで判決が確定されてしまったので、弁護士と話し合って上告する」だそうです。

 私の債務者(会社の経理事務担当)と比べると少しはマシな言いようでしたが「取立訴訟について、部下の監督不行き届きを私のせいにしてどうするんだろう」と思いました。私は何度も債務者に「社長と相談して下さい」と言っていましたが、債務者はどうやら自分の保身のために履行していなかったようです。
 私は長々と問題を先延ばしにして欲しくないんですが(どうせいくら繰り返したところで私に対する債務が消えるわけでもないし)、そんなに争いたいのであればいくらでも受けて立つまでと思いました。

っつーか、7月1日に確定している判決をどうやって上告するんだろう・・・

 とか

そもそも社長は私じゃなくて債務者を訴えるべきなんじゃないんだろうか・・・

 と思ってみたり。メチャクチャな話だと思いました。

2005年7月10日 債務者とばったりあった

 たまたま道を歩いていると債務者とばったりあいました。貸金についてはお金が出来次第だそうで。もちろん私はそんな事は認めませんけれど。

2005年7月11日 債務者から一部弁済

 債務者から10,000円の貸金についての一部弁済(銀行振込)がありました。給料債権差押分は25日なのかな・・・。取立金37,500円(ひと月分)のうち、10,000円が弁済されたので今月の残りは27,500円。
 とりあえず銀行振込の場合、手数料は原則的に債権者負担となるので、その日のうちに領収証を切り、債務者へ手数料を手渡しで返却しました。

2005年8月6日 なんとかするの一点張り

 貸金が振り込まれる様子が全然ないので債務者へ電話をかけると「今月中にはなんとかする」と債務者はいいました。私は「一切待つつもりは無い」「あまりにも待たされているので最終的な事も考えざるを得ない」との旨を伝えました。

2005年8月20日 曖昧な表現のまま

 債務者へ電話しました。「来週中に支払う」とか「今月末までに支払う」等の曖昧な表現のままでした。

2005年8月25日 あくまで個人的に返していき、取立訴訟や給料債権差押は認めない

 債務者へ電話をしました。「明日"個人的に"入金する」だそうです。私が"会社として"の「取立訴訟」「給料債権差押命令」にふれると債務者は「個人的に借りたものだから、あくまで個人的に返していく。会社は関係ない」と言って、頑として「取立訴訟」や「給料債権差押命令」は認めませんでした。
 私の主張は公で認められています。にもかかわらず判決を勝手に覆す発言をする債務者。そんなに言いたい事があるなら法廷に出てきて欲しかった、と私は思いました。

2005年8月26日 債務者の入金は結局無く、約束を自ら破る

 債務者からの入金は結局ありませんでした。昨日の約束は債務者自ら破りました。

2005年8月29日~8月31日 債務者からの連絡も入金も無し

 債務者からの連絡も入金もありませんでした。私から頻繁に連絡する事は止めておこうと思いました。携帯電話代も馬鹿にはならないし。

2005年9月12日 パチンコ屋さんにて

 パチンコ屋さんへ車を止めて会社の様子をうかがっていると(会社はパチンコ屋さんの正面にあるため)、債務者がめざとく見つけてきて「貸金は今週中に何とかする」と私に言いました。

2005年9月13日 債務者からの電話

 PM9:33に債務者から電話があり、昨日と同じようなことを言われました。私は待つつもりは一切無いので「あまり長引くようなら強制執行をする」と言いました。債務者は「また金曜日(2005年9月16日)に電話する」と言っていました。

2005年9月16日 電話連絡は無し

 債務者からの電話連絡はありませんでした。

2005年9月27日 張り込み

 会社の前で「張り込み」をしていると、流石にたまらないのか債務者から2,000円の弁済を受けました。今回は銀行振込ではなく手渡しのため、手数料はありません。私はその場で領収証を切りました。

2005年9月30日 会社へ行き源泉徴収票

 会社へ行き源泉徴収票を発行してもらいました。それからタマタマいた社長とも少し会って話をしました。大体が債務者と同様な内容でした。会社は今の住所から引っ越すらしいことも聞き出しました。

2005年10月04日 会社の引っ越し先を聞き出し

 債務者に電話して新しい会社の引っ越し先(事務所の住所)を聞き出しました。「○○市○○区○○-○○-○○」らしい。本当かな?

2005年10月06日 法務局と地裁へ

 引っ越しは本当でした。会社はもぬけの殻となり玄関にはゴミが散乱していました。私は法務局に行き商業登記簿謄本を調べてもらいました。
 係員の人は「現在も昔と同じですね。登記は変更されていません」と言われました。「登記は会社側が能動的に申請するものですからねぇ・・・」と。

 次に地裁の債権係へ行って話を聞きました。例えば今強制執行をする場合、本社の住所(登記上の)が変わらないのであれば、別に問題ないそうです(変わってももちろん問題ないのだが)。
 ただ、送達先が登記上と実態が違う場合、実態について(もちろん実態は自分で予め調べておく)一筆補足として書かなくてはいけない場合がある、そうです。

 会社が引っ越し、かつ、商業登記簿謄本が変更されなくても、私の債務名義や強制執行は別に無効になるわけではないそうなので、ひとまず安心しました。

2005年10月08日 オンブにダッコしてくれ

 2005年10月04日に債務者が言っていた住所に行ってみました。工場と言うか倉庫と言うかそんな感じの建物。そこでウロウロしていると債務者に会いました。話は本当だったようです。
 債務者は「会社の電話番号の変更は無い」そうです。貸金については「月曜日(2005年10月10日)に電話する」そうです。

 債務者は「引っ越しの為、この3日間自宅へは戻ってない」とかそんな事を言っていましたが、私にとっては債務者が家に戻ろうが戻るまいが全然関係ないと思いました。それどころか"なんとか私に同情をしてもらおう"という意思が感じられて怒りさえ覚えました。私の人生をメチャクチャにしておきながら、まだ足りず「オンブにダッコしてくれ」とでも言うつもりなのでしょうか。

つづく