「岡山のお彼岸に今から行くよ。アンタはどうする?」
ウチの家族は「いつも突然に思いつきで行動する」タイプ。前の日とかに事前に言ってくれればイロイロと準備とかできるのだけれど・・・。
「分かった。行く」
そういうことで私と母、妹の3人で母方の実家に行くことにしました。
広島市から岡山には車で高速道路を使っていつも行きます。大体、片道1時間半くらいです。
田舎なので交通機関を使うと大変不便で時間も倍以上かかり、運賃も高いからです。
今回の運転は妹に任せました。前まで私の役割だったのですが「糖尿病の薬を飲んでいる」ので「低血糖になったら怖い」から(家族には私が糖尿病とは言っていない)。
いつものように何事も無く高速道路を走っていたのですが・・・

(01 警告ランプがつくの図)
「なんか変なランプがつきだしたよ?」
「これ、何のランプかな? ちょっと説明書で確認したいから、母さん、説明書をダッシュボード(助手席側の収納スペースは正しくは「グローブボックス」と言うそうです)から出して」
「説明書ってこれ? ハイよ」
なになに・・・

(02 車の説明書を読むの図)
エンジン警告灯「だってさ」
エンジンスイッチをONの位置にすると点灯し、エンジンをかけると消灯します。
エンジン制御システムに異常があると点灯しつづけます。
処置方法
高速走行をせず、マツダ販売店で点検を受けてください。
知識
点検を受けるときは、エンジン警告灯が点灯したときの走行状態をマツダ販売店にご連絡ください
「そんな高速走行をせずにって言ったって、ここ高速道路じゃん!!」
「とりあえず、エンジンがおかしいって事だけれど、走りはどんな感じ?」
「んー、別に普通だけれど・・・」
「じゃあ、近くのPAかSAに停まって10分くらいアイドリングしてみたら? もしかすると警告灯がそれで消えるかもしれないし。
ところで○○ちゃん(妹の名前)、iPhone持ってきてる?」
「うん、あるよ」
「一応、念のため、アイドリング中に近くのマツダを調べてくれる? もうすぐ福山だから、あると思う」
「分かったー」
今、思うと車のエンジンのトラブルなので「いつ止まってしまってもおかしくない状態」なのに、私はやけに冷静だったなぁ・・・と。

(03 PAで一休みの図)
すぐにPAにたどり着き、エンジンをかけたまま、トイレに行ったり、飲み物を買ったりして、外で一服(母と妹はタバコは吸わないので)。
そういえば福山はバラの町だったっけ・・・ちょっと時期が早すぎるので、どこにも咲いていないなぁ・・・

(04 アイドリングを行っても警告ランプはついたままの図)
10分くらい経ったので車に戻ってみました。
「どんな?」
「変わらんよ。ランプはついたまま」
「じゃ、ディーラーに行くしかないね。調べてくれた? あった?」
「あったよ」
「まぁ、初めての道だけれどiPhone(Google マップ)が何とか誘導してくれると思うよ」
「そうだね・・・」
「今日はお彼岸どころじゃなくなっちゃったけれど、まだ12時50分だから、もしかすると行けるかもしれないし」

(05 iPhoneの指示に従い車を走らせるの図)
iPhoneの指示に従い、車を走らせました。

(06 マツダを発見の図)
午後13時03分。iPhoneの誘導通りに車を走らせると、意外と早くマツダを発見することができました。母曰く、
「看板がこんなにありがたく思ったことが無かった」
そうで。
看板はお客にとってはやはり重要かもしれません。近頃の看板は地味で落ち着いたものが多いけれど。

(07 それにしても暇だ・・・の図)

(08 近くのスーパーの図)
予約無しで飛び込みでお店にやってきてしまったので、マツダの人によれば、
「早くて午後2時から点検作業に入らせてもらいます」
だそうです。
お店の中はいくつかの雑誌とマツダのパンフレットがあるくらいの、かなりスッキリとした空間(自動車の販売店って大体こんなもん)なので暇をつぶすには、ちょっと物足りません。
母と妹は近くのスーパーに行ってプラプラするそうです。
福山市は広島県の第2の都市で、お店もたくさんあるので、私もウィンドウショッピングをして回りました。

(09 車が点検から戻ってきたの図)
午後3時16分。
車が点検から戻ってきました。マツダの人曰く、
- 点検をしていると途中でエンジン警告灯が消えてしまい、原因が分からなくなってしまった
- 今のところ車に乗っても大丈夫
- エンジン警告灯が、また点灯することがあったら、(私たちの家の)近くのマツダで点検をして欲しい
- ここで点検した項目の紙を渡すので、点検の際には一緒に提出して欲しい

(10 点検の紙「サービス・コード P0171」表の図)

(11 点検の紙「サービス・コード P0171」裏の図)

(12 とりあえず実家までの道のりをiPhoneに誘導してもらうの図)
福山の町や道は分からないので再びiPhoneに活躍してもらいました。
「それにしても危うく車を捨てて帰るところだったね」

(13 やっとお墓に到着の図)

(14 昨年の12月31日に亡くなった祖母の名前が刻まれているの図)
午後4時19分。
なんとか祖母のお墓に到着しました。
「来たよ、おばあちゃん・・・」
お墓に花を供えてお彼岸を終わらせることができました。

(15 祖母の生家の図)
午後5時37分。
伯父さんに連れられて祖母の生家に行きました。実家から車で15分くらいのところです。
もう、誰も住んでいなくて古いから、伯父さんが「(道が狭く重機が入らないので)手作業で」壊してしまうそうです。
怪我しないかチョッと心配・・・
そして、私たちは何事も無かったかのように広島への帰路に着きました。
つづくかも