ロシアのウクライナ侵略で、すっかり影の薄くなった「新型コロナウィルス感染症」ですが、この先はどうなるんでしょうか。
日本ではオミクロン株が主流となって毎日5万人前後の新規感染者がいます。東京都のデータでは感染の中心は40歳未満の人となっています。
ワクチン接種は3回目の接種が65歳以上の高齢者を中心に進んでいます。首相官邸のデータによれば全体で43%、高齢者は83.3%となっています。
医療の面で見れば治療薬が開発され、承認されたことで一歩前進したと思います。継承の段階で投与されれば重症かも予防できるのではないでしょうか。願わくば中等症や重症にも適用できる治療薬が開発されてほしいです。
新型コロナウィルスは変異株が多く出てきています。オミクロン株は感染力が強い割に毒性が弱くなっています。オミクロン株の派生株であるBA.2は感染力がさらに強くなっています。このように次から次へと変異株が生まれている状況ですが、ワクチンや治療薬で対抗しています。
まだ先になると思いますが、現在のワクチンや治療薬が全く効果がないような変異株が生まれない限りは、インフルエンザと変わらなくなると思います。
例えば定期的にワクチンを接種することで感染を予防できたり、感染しても治療薬で容易に感染から回復することができることが期待できます。
人類は病気と戦ってきましたが、感染症で根絶できたとされているのは「天然痘」のみです。天然痘もいつ復活するかわからないため、天然痘の株を保持しています。ワクチンが製造できるようにです。
新型コロナウィルスを根絶することはほぼ不可能でしょう。ならば私たちは新型コロナウィルスがあるものとして生活を送るしかありません。インフルエンザと同じようにです。
新型コロナウィルス感染症はマスクの着用、手洗い・消毒、三密を避ける、室内換気の徹底などでかなりの割合で予防できます。それでも完璧ではありません。感染する時は感染します。