『デジタル・ポピュリズム』(福田直子著)。目にしてから読むまで結構間が空いていたので、いつこの本を読もうと思ったのか覚えていない。
例によって少しだけ引用。
(p119)
『自分の見たいものだけが見えている』という状態は『保守層』に限らずあるのではないかと思う。科学者でさえ同じ過ちをしてしまう。そして、『見たいものだけ見る』状態から抜け出させようとするのはかなり難しい。「心理分析」データを使った選挙広告キャンペーンが例えば日本の総選挙のときに使われたら、妻はアッサリと『説得され』てしまうだろう。最近は僕の言葉が妻に届いていないのを何度も痛感している。もう諦めるほどに何度も、である。その嫌韓・嫌中思想は危ういと何度忠告しても無駄なのである。中国や朝鮮半島の歴史を知り、正しく対峙しようと努力すべきだ、と何度言ったことか。それでも子供の前で何度も繰り返すのである。どうしたものか。
例によって少しだけ引用。
両研究者は、なぜ保守層が偽ニュースを信じやすいかということについて、必ずしも学歴とか知識が足りないということではなく、情報やニュースを疑う能力がないためでもないという。偽ニュースをすぐ信じる人々は、偽であることを「疑う動機がない」のである。つまり、一定の情報や偽ニュースが本当であるかどうか確認しないのは、したくないからで、自分たちの視点に合っていればそれでいいと判断してしまう。
(p119)
『自分の見たいものだけが見えている』という状態は『保守層』に限らずあるのではないかと思う。科学者でさえ同じ過ちをしてしまう。そして、『見たいものだけ見る』状態から抜け出させようとするのはかなり難しい。「心理分析」データを使った選挙広告キャンペーンが例えば日本の総選挙のときに使われたら、妻はアッサリと『説得され』てしまうだろう。最近は僕の言葉が妻に届いていないのを何度も痛感している。もう諦めるほどに何度も、である。その嫌韓・嫌中思想は危ういと何度忠告しても無駄なのである。中国や朝鮮半島の歴史を知り、正しく対峙しようと努力すべきだ、と何度言ったことか。それでも子供の前で何度も繰り返すのである。どうしたものか。
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