天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

紫雲

2020-11-23 12:46:45 | 日記

 勤労感謝の日なのでアルバイト出勤した。早朝、空を見上げると朝焼け雲と言うのはこういう色をしているものなのか、異様な紫色だった。コロナ感染者の増勢が衰える気配を見せず、全国で5日連続で2000人超えとなり、累計死者も2000人を超えたとか。中でも大阪が激しく昨日は490人と、東京を100人近く上回ってしまった。大阪都構想が否決されたのに、こんな規模の面で達成されたのは皮肉としか言いようがない。不気味な色合いの朝雲は、浪速の上空の方角だったと思う。経済との両立を図る政府の固い決意のもたらすところであり、選挙制度に支えられた民主主義体制の下で従うより他はない。
 コロナに打ち勝った証として不退転の決意で推進する東京五輪まであと242日に迫った。一番楽しみにしていた卓球は、昨日まで中国で行われたITTF2大会の結果からは、あと8カ月、鉄のラケットを使用するなどして絞り上げないと、良い展望が開けない気がしてきた。
 大相撲11月場所も優勝決定戦のプレゼントを置き土産に幕を閉じ、楽しみが無くなった。プロ野球日本シリーズがもう少し伯仲すると最後まで見ることができるのだけれど。来週は三陸海女ちゃん列車に乗る計画だったけれど、せっかくのGoTo助成金を捨てて、キャンセルした。今日は相場も無いし暇やあ。コロナより、酒で身か肝臓を滅ぼすことになりそうである。

めづべきや
紫の雲
空覆ふ
なにはの故都も
夢のまた夢

 






氷見

2020-11-22 12:13:15 | 日記
小雪というのに秋晴れの小春日和となり、富士山頂かよほどの北国でないと二十四節気の季節感に合わない。本間かいなと意外なのは小雪ばかりでなく、今年はこれまでまだ日本への台風の上陸が無いという話である。夏場にけっこう風水害に襲われたと記憶しているのに、どういうことか。かすめたり横切ったりする程度では、台風の目がガッツリ日本列島に侵入しない限りは、台風上陸と言わないそうである。B29襲来時代の定義ではないのか。12年ぶりの無上陸ですと言われても、洪水、崖崩れの被害はゼロにはならない。気象用語も二十四節気も時には頓珍漢なこともある。
コロナ時代に突入するとすべて異常である。去年までは熱狂したフィギュアスケートの季節に入ったけれど、気分的に全然盛り上がらない。グランプリシリーズのロシア杯はトゥクタミシェワが驚異の若手コストルナヤSP1位を逆転して優勝したそうである。日本の若手はどうなったのか捜しても見当たらない。1位から5位までをロシア勢が独占した。ここだけでなく、GPシリーズ米国大会でも中国大会でも自国民勢が上位をほぼ独占する状況のようである。入国制限のため海外からの参加が絞られているのだろう。もっともコロナのせいとばかり言えないこともある。このほど中国で2度開催された卓球国際大会はいずれも上位を中国勢が占めた。厳然と実力の世界でもある。プロ野球日本シリーズを見てもその感を強くする。となると、千秋楽の貴景勝vs.照ノ富士戦はどうなるのか、楽しみである。
楽しみと言えば、ひみ(氷見)寒ぶりのシーズン到来のニュースが届いた。今夜は日中と様変わりに冷え込む予想なので、ぶりシャブと熱燗を相伴に日本シリーズ第2戦を観戦することにしよう。
アナウンサーというのはTVが標準になっているのか、細かいことは画面を見ろと言わんばかりに、表現が雑になることがある。ソフトバンクの千賀が7回を3安打□失点に抑えた、などとラジオで無神経に話す。こちらは風呂の時間のためテレビを離れてラジオを聞いていると、あれっ、あんな快投だったのに2点も取られたのか、さすが巨人!と意外に思ってしまう。あとで確かめると無失点と言うべきところを2失点と発音していたのだった。そんなに滑舌が悪いなら、無失点でなくゼロ失点とか、ラジオ向けに言い換える工夫をすべきである。平日未明に頻尿トイレのついでにNY相場が気になって正時のニュースを聞くと、ダウは◯◯ドル□がって何万何千ドルになりましたと言うけれど、無神経なのが読むと、上がったのか下がったのかよく聞き取れないことがある。上昇とか下落を使えばはっきりするのではないか。ラジオのアナウンサーということを自覚して仕事をしてほしい。





富士の新雪

2020-11-19 16:08:02 | 日記

 いや、参ったなあ、もう、と吉本芸人のギャグみたいなセリフが出てしまう。素人には株式市場の鉄火場は無理だと悟った。ステイホームやリモートワークが長引き、空運と並んで土砂降り景気の陸運のはずが、小田急電鉄(9007)の株価が30年ぶりの高値3175円(前日比125円高)を一時付けたというニュースに後頭部を撃たれた。10月30日の連結中間決算発表で212億円余りの純損失(前年同期は165億円余りの黒字)に陥り、通期でも321億円の赤字見通しだったので、普通ならいつ底値を付けるかが焦点となるはずなのに、その程度の赤字で収まるのかという判断だったのか、同日の2577円の安値を起点に株価は上昇を始めた。えッえーである。何がどうなっているのか分からないけれど、景気が良くて結構なことである。
 もう一つ、参ったなあもう、は卓球ITTFファイナルズで、日本の誇る張本智和も石川佳純も、ともに韓国選手に初戦敗退したことである。先のワールドカップに続いて、久々の卓球国際大会をじっくり楽しもうと思っていたのに、残念なことである。さらに、コロナ感染者数が東京及び全国で最高を記録したことも参ったことであるけれど、これは政府の政策運営の当然の帰結なので、驚くに当たらない。
 驚いたのは、菊の花は花札のイメージから9月のものだと思い込んでいたけれど、近場を探索していると菊花展を今頃開催していたことである。花火のような放射状の色鮮やかな作品も目に付いたけれど、とりわけ真っ白の大輪の「富士の新雪」と題が付いたのが気に入った。こんな洒落た真似は欧米人には手が届かないだろうし、日本文化の粋にうっとりした。
 さらに驚きに値するのは大相撲、幕尻の志摩ノ海の活躍も目覚ましく、これから12日目のTV観戦を楽しもうと思う。






竜胆

2020-11-15 10:34:44 | 日記

秋の心地よいそよ風は人を山野に導いてくれる。目に錦、木に山鳥のさえずり、口に歌が自然と流れてくる。紫に可憐に咲く山野草が殊に秋の涼味をかきたててくれる。このからりとした空気が、コロナ菌を四方八方に撒き散らさなければもっとも良いのに。

強い者はいつも強い。千賀から3点も奪って6回まで2点をリードしながら、松永久秀以上の下剋上の勝ち組と言われるロッテがソフトバンクに逆転負けした。上には上が居ることは戦国ドラマをTVで見なくても分かっている。体重だけ増やしても強くは成れないと北の富士さんがいくら解説しても、小兵ながら鋭い立ち回りの炎鵬が勝てなくなってしまった。やっぱり織田信長や豊臣秀吉、徳川家康には、下剋中に力を使い果たした巧者も歯が立たないのが世の習いとなっている。世の中の仕組みが、判官贔屓を喜ばせるほど愉快にできていない。
政治はかつて"まつりごと"と呼ばれた。古来、腹を満たし、歌い踊っていられる鼓腹撃壌の姿が最高の善政とされた。遠き世のローマ帝国時代には、「もっとパンを、もっとサーカスを」施して民を喜ばせた。反乱騒擾など起きようのない治国平天下である。
近き世には、新型肺炎が猖獗する中、大集会を催し、気炎を上げ、連日10万を超す肺炎患者を産み、遂には1日18万人に達しても、大統領は余人を以て替え難いと大勢が信奉する奇特な国がある。
前の世には、あごあし付きで支援者を招いて桜を見る会を催し、友人知己には学校設立の面倒を公費で見てやり、オリンピックを盛大に開催するためには濃厚放射性物質も新型コロナウイルスも全く飛散していないと言い張り、感染状況を悪化させた首相がいても、健康が回復すれば捲土重来を乞い願う有志がいっぱい居る国もあった。
行き着くところまで行かない限り目が覚めないから、相乗的に地球上で勢いが余って、戦争が絶えた験しがない。人生の運不運は、この時節サイクルのどの位置に生まれてきたかに左右されるのだろう。意外と世の中の成り立ちは、分かってしまうと、しようもないものである。
 
秋の野の
むらさき星は
ききやうやも
林の道べ
りんだうならし










ハンカチ

2020-11-14 17:16:36 | 日記

 秋天好日の陽気に誘われ、季節の深まる風情を味わいに出掛けた。空気が緩んでいても秋は涼気に風物が落ち着き、静謐な雰囲気になる。その虚をついてはらりと葉が落ちてくると、静謐なばかりでなく錦の色彩に目を奪われる。
 はらりと場所中に琴奨菊が引退を決めた。反り身のあとの派手な塩撒きとガブリ寄りの型を持った土俵上の名優が幕を下ろすのは、紅葉黄葉も散る時が来る思いがする。この春に見たハンカチの木のしなやかで妖艶な花が、しっかり大きな実を残し、秋天に映えていた。
 週末13日のダウ相場は新型コロナウイルス・ワクチンと米政局鎮静化への期待から約400ドル上昇した。週明けにはトランプ大統領の事実上の敗北宣言により1000ドル、追加の経済対策協議の進展により1000ドル、計2000ドル上昇し、初の3万ドルを軽く突破し、3万1000ドルが見込まれる。本邦も米大統領選開票の混乱を尻目に今月に入って8連騰のあと、週末はスピード調整により一服したが、コロナ感染者数の増大と足元パッとしない決算状況をよそ目に、一向に過熱感が感じられない。コロナを支点に、一方ではコロナ特効薬ワクチンと巣ごもり需要、もう一方では景気回復期待を両天秤にあちらが買われればこちらが収まり、こちらが買われればあちらが収まるヤジロベーのような循環物色の右肩上がり相場となっている。では週明けから何を物色するかとなると、やはり政権の意向を反映する新聞報道から、まず地銀再編テーマ関連株が堅いであろう。中間決算発表序盤に、けっこう増益のところが見られたため、適当に物色したら減益のドジ銀行にぶち当たって酷い目に遭ったが、いったん発射台が低くなれば只今の収益状況より再編をバネに、あとの伸びしろが期待できると気を持ち直そうと思う。それに、菅政権のデジタル化路線に沿った銘柄に再び光が当たるであろう。またこの時期、基本的には地味に医療・製薬関連を外すわけにはいかない。ただ、政府の方針と言っても GoTo キャンペーン絡みはこれだけ死屍累々の状況では、いつ梯子を外されるか方向転換の恐れもあり、よほど用心して掛かりたい。また、いよいよバイデン米移行政権の外交方針が注目されるようになり、対中国は強硬継続の中に出口も探る方向が垣間見られれば、中国関連銘柄に期待が高まろう。

はんかちの
木の花はらり
散りぬれば
こぶしの実いま
秋空に映ゆ