天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

2020-11-12 13:11:33 | 日記

 あーあ、正代はやっぱり5日目から休場かあ。大相撲も看板力士の横綱全2人と大関2人を欠くようでは、羊頭狗肉とは言わないまでも、「中相撲」と呼ばせてもらおうか。それでも、隆の勝や若隆景、琴勝峰、翔猿、霧馬山、豊昇龍といった最近メキメキ力を付けてきたニューパワーが溌溂と活躍しているし、古今東西角界随一のハンサム関取琴恵光や奇跡の復活の千代の国の相撲が見れるので、面白いことは面白い。ただ、そうした新鮮な力がどのように上位陣を切り崩していくか、というところにワクワクするのに、チャレンジする壁や山が無いとやっぱり物足りない。
 それに、プロ野球広島カープのジョンソン投手が今季限りで退団というニュースも淋しい。外国人に多い力任せでなく頭を使った巧みな投球が美しかった。かつてギャレット、ホプキンスのコンビが広島に親しまれ一時代を築き、ジョンソン、エルドレッドがカープ女子を誕生させる原動力となり、黄金時代を支えた。もう帰国したというが、何かサラリとし過ぎていないか、懐かしさがこみ上げる。
 もっと衝撃的に寂しいのが、近畿日本ツーリストの決算記事(親会社HD)である。コロナショックを受け今21年3月期の最終損益が170億円の赤字見通しといい、当面元通りの回復が見込めそうにないのか、グループ従業員約7000人の3分の1を5年かけて削減する計画を発表した。首切りほど痛ましい話はなく、人の命並みに身につまされる。コロナをまき散らすかもしれない GoTo キャンペーンなんか止めてしまえ、とは口が裂けても言い出せない。少々コロナが広まっても、首が繋がっているうちは体力で乗り切れ、と言いたい気持ちになる。今年9月中間期末の自己資本比率は1.4%とかで、口にするのもおぞましい債務超過すれすれではないか。半面、巣ごもり需要で潤っている業種もあるけれど、企業努力、経営手腕だけではどうしようもない逆境もあり、特に旅は神代の昔から人の必需品であるだけに、政府などが自助だけに任せない取り組みをするのが相応しいと思う。もっとも、コロナが東北にも広がったので、当地への予約を今になってキャンセルしたのが、誠に心苦しい。
 ガチンコ勝負や、めげない根性は大相撲にふさわしいけれど、大統領選後の米政局の往生悪さはどうなっているのか。投開票に不正があっていけないし、疑念の残らない開票処理は当然だけれど、開票済みの州の結果を積み上げると政権交代の勝負があったのに、1月20日までしか余裕のない政権移行に協力しないとは、もう一度、大統領弾劾裁判に問う事案に相当すると思われる。トランプ大統領が依怙地になっているのは性格から仕方がないのだろうけれど、ポンペオ国務長官までもが政権移行準備を報道人に問われ、トランプ第2期政権に向け進めると答えたのは、見苦し過ぎないか。世界政治のパクス・アメリカーナの終焉というより、没落を象徴すると感じざるを得ない。万一、現大統領の言う通り、投開票に不正が見つかり、選挙結果が逆転したとしても、それはそれで現行政治の根幹である選挙制度に不正と腐敗がはびこっていたということであり、健全性より没落を示すことになろう。「お前は終わっている」と捨てセリフを吐きたいけれど、その後にでかい顔をするのがもっと太々しいあの普通の神経でない御仁では、米国よしっかりしてくれ、と憎っくき被戦勝占領国であっても懇願したくなる。

旅無くて
西行芭蕉
世に在らず
巡る楽しみ
湯に恋に歌