天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

時制

2020-04-08 16:07:54 | 日記

 外出自粛、三密禁止を言い訳に家飲みに腰を据えると、また、夜中と未明に目が覚める頻度が増えだした。喉が渇くのと、肝臓か何か内臓が苦しげにしているのが分かる。ひょっとして、サントリーなどアルコール・メーカーが潤っているのではないかと想像したりする。しかし、外で仲間とパアーっとやる方が酒量が多いに決まっているから、やっぱりマイナスの影響を受けているのだろうなあ。こういう時にも廃らない、生活必需品、日用品、社会インフラ関連などの社会基盤型産業がいつの世でも生き残れる企業として選別されて行きそうな気がする。
 コロナ菌出現の原因がはっきりしないので、何を反省してどういう方向に社会を切り替えていくのか即座に指針は出てこないだろうけれど、リカード流の比較優位の貿易理論に基づいた特化のし過ぎと、地球環境への負荷の掛け過ぎ、にはブレーキが掛かっていくのではないだろうか。外でのどんちゃん宴会と家飲みを比較して、費用対効果だけで効用最大化を単純に求めていくより、感染リスクや健康リスクなどのほか、地球環境とか社会正義とか別のディメンジョンからの考察が必要となり、勢いグローバリゼーションの高波に呑み込まれてしまった共存共生の視点がまたぞろ復活してくることが予想される。
 グローバリゼーションと共生の交差点として英語をやろう、という気を失くさせる要因の一つに時制の一致がある。なぜ主節が過去なら従属節も過去でなければならないのか、素直に納得できないまま、ルールだから仕方ないと覚えようとする。すると、例外が出てくる。現在も続いている事実とか、諺とかは、主節が過去でも現在形のままでよいという。こんなことをいちいち考えながらしゃべれないので、会話は諦めた。しかし、仕方なく書こうとする時でも、この時制の一致に来ると止まってしまう。けさのNHKラジオ英会話で、理解の足しになるような一言があるか期待したけれど、全く触れられなかった。
I heard he sometimes puts students down.(彼はときどき生徒たちをけなすことがあると聞いたが。)
本日の文法理解の例文の一つには、put でなく s がついて現在形になっている。今月号を読み直すと、
I thought you were Japanese. と時制が一致しているのに対し、
You told me you like him.
I told you it takes a long time to put on a kimono.
過去・現在混淆型が使われる時もあった。こんがらがってきて、もう、時制の一致なんか止めてくれたらいいと思う。ニコール・キッドマンの映画を見て、すごく魅力的だと思ったことを、どう伝えればいいのか。
I thought Academy Award winning actress Nicole Kidman was very attractive.
なのか、
I thought Nicole Kidman is very attractive.
と言うと間違いなのか、あるいはニュアンスが異なるのか、その辺のところを一言でもいいから教えてほしかった。
 頼りはネット検索だけと、ググってみたら、そんなクソ面倒な話より、もっと有用なことを見付けた。「学校に通う」は” go to school ”であって、” go to the school ”ではないと覚えてきた。the school だと学校という建物に行くことであり、割れたガラスを直す作業員とかになると教えられてきたけれど、実は東大付属小学校みたいに具体的な学校がイメージされていれば、通学に使っても全然おかしくないそうである。要は言葉が独立して意味を成しているのではなく、シチュエーションによっていろんな意味が見えてくるらしい。同じ言葉でも、お前が言うな、というようなものか。

万づ人
斃るる病ひ
果つころな
独り勝ちせそ
諸共にあれ