天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

支度

2020-04-06 13:33:12 | 日記

 緊急事態宣言が秒読みか。愈々COVID-19菌が身に迫って来る気がする。死出の旅支度を始めた。罹ったという自覚症状を感じたら、直ぐ車に飛び乗って再び帰らぬ旅に出る。隣町の娘、孫がうっかり様子を見に来て、うつしたら大変なことである。姥捨て山の連想から先ずは山岳方面で獣に処分してもらうか、砂浜あるいは海岸で鳥葬にするか、まだそこまで考え抜いていない。シャツ、パンツにジャージー上下、ちょっとの買い物に不審がられるといけないから、背広1着、雨具になるコート、ベルト、首に巻ける堅紐、変形性膝関節症治療にもらった鎮痛剤などを携行する。志村けんさんが発症から13日だったので、夏用の準備はしなかった。預金通帳などを分かりやすい所に置いておき、メモを添える。潜伏場所を探知されると面倒なので、携帯の電源は切って出よう。
 とにかく、医療に頼れない日本の仕組みに参る。全てか知らないけれど、病院の入口を覗くと、緊急事態宣言に先回りしてロックダウン(封鎖)されており、インターフォン越しに弾き飛ばされる。これをメディアはインターフォン診療とかインターフォン施薬とか言って持て囃すのだから、嫌になる。頼れるのは自分の体と免疫作用だけである。ウオッカと高温サウナで新型コロナウイルスを防疫せよと大統領が仰る国と、自助が基本である点においてそんなに変わりはない。
 大相撲春巡業のチケットを買っていたけれど、中止になって2万5千円ほど返金された。ぱあーっと寿司でも食いに行きたいけれど、この際、冥途の旅費に取っておこう。山路を方面に辿れば、死出の田長と呼ばれるホトトギスに遭えるかもしれない。
 きのうネットに福島県富岡町の桜の名所でソメイヨシノが見頃を迎えたのに、このご時世で桜祭りが中止となり、花見客がグッと減ったと伝えていた。そこで一首。

花を愛づ
心の気高さ
人のみや
神の見そなふ
命なりけり


      旅支度

  
     福島辺りに出た月