天愛元年

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新元号『天愛』元年にスタート

別格

2020-03-09 15:17:53 | 日記

 伊藤美誠が卓球女子世界NO1の陳夢にカタールオープン決勝で、膨らんだ期待空しく負けちゃったな。がっくりきて、午前中は遅くまで起きられなかった。この大会で印象に残ったことは3つ。
 梁靖崑が準々決勝で中国ライバルの王楚欽に2-4で敗けた後、新型コロナウイルス感染配慮で握手省略の審判に、深く一礼をして会場を去ったことに深く感銘を受けた。負けた直後は気が荒むのに、心のコントロールが凄い。たまたま相手の王楚欽は、昨年11月のオーストリアオープンでチームメートの趙子豪と対戦して劣勢となった際、ラケットを放り投げ、中国卓球協会から処分を受けてしまった選手。いつものプレースタイルはスマートでクールなのに、そういう精神状態になってしまう時もあり得る。梁選手なんか外見ヤンチャそうなので、その挙措に、より心を動かされた。
 負けて憮然とした表情の伊藤に、優勝表彰台に呼ばれた陳夢が、隣台の準優勝となった美誠にそっと握手の手を差し伸べた姿にも感動した。同大会では握手は禁じ手のはずであるけれど、ピンポン球を介して何度も触れ合っているのだから私などは白々しく観察していたので、その素直で優しい心情に、胸キュンが治まらなかった。元々、腕前は元より、その美貌の魅力に取りつかれていたので、惚れ直した。
 既にプレーが何度も再生されて周知の事なので省略しても良いことだけれど、伊藤美誠のサーブ・ネットインを審判が気付かず続行されて丁寧さんがそのポイントを取る形になった時、手を挙げてネットをアピールし、得点を取り消された丁寧さんの清々しさは、人物として別格を感じた。
 共通して言えることは、新型コロナウイルスの逆境の中にあって、卓球大国中国の選手は心技体とも鍛え上げられており、技量だけでなく精神も見上げたものであることである。注目スポーツ選手への人気に乗ってタレント化されずに、こちらの面でも見習うべきは見習わないと追い付けないと感じさせられた。
 目を株式市場に転じると、日経平均が前週末比1050円安の1万9698円かあ。意外と底堅いな。誰が見ても経済、産業、社会環境的に買う材料が皆無で、遠くない時期に1万円割れが見込まれる中、当局独り相撲の粘り腰としか思えない。昨日から無観客で始まった大相撲春場所に例えれば、炎鵬のように機敏に立ち回っていいところまで攻めるものの、最後には貴景勝に突き飛ばされて1万円土俵をあっさり割ってしまうようなものか。
 海外に目を転じると、米国市場が心配である。トランプ大統領がいくらFRB(連邦準備制度理事会)にせっついても利下げの余地はあと1%少ししかない。伝家の宝刀も既に竹光状態となっており、獰猛な米国市場関係者に底を見透かされると、今晩にもダウ3000ドル安なんてことに成りかねない。そうなるとトランプ大統領は弾劾裁判には打ち勝ったけれども、家業の方が立ち行かなくなり、その面から大統領選まで持たないかもしれない。いやはや、罪なコロナ菌ではある。

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