台風6号が去って日本列島は概ね夏本番が到来か。鬱陶しい梅雨空も嫌やったけれど、ガンガン照りの炎暑はもっと辛いやろな。選挙報道は軽減税率適用の消費増税問題を始め新聞各紙は大政翼賛に徹して無気力やったけれど、日照不足による野菜、果物の不作にも関心を持たないレッセフェール主義を貫いているなあ。今年は手頃な桃が出回らず、まだ2-3個しか当たってなくて機嫌が悪いんや。
その点、トランプ米大統領は真逆の干渉主義やな。他国には政府の保護主義政策を糾弾しながら、やることは同じ関税政策と恫喝外交やないか。お得意の伝統的ダブルスタンダード政治がいつまでも通用するやろか。世界ユーザーの個人情報を吸い上げて米国安全保障政策に反映させるGAFAの事業活動に課税しようというフランス、EUの理屈は真っ当と思えるけどなあ。非戦闘施設の空爆は躊躇なくても、急所に触れられると鶏冠がカリフォルニアの赤ワインみたいに真っ赤になっとる。よう言わんわ。
これだけカッカしていると、夏本番に気を付けることは、まず第1に湿っ気た後の高温で食あたりにならんことや。第2はイランの開戦決意かな。石油寸断で電気自動車しか動かないようになり、ちょっと危なくても原発全面再稼働に向かうかも。第3は日本政府要人が隣国の英雄志願者から災難を受けることやろ。第4に太陽が落ちてくることまで心配していたら、余計暑くなるので、カキ氷か冷たいビールに頼って頭だけはクールに処していきたい。
暑ければ 諍いの種 西瓜並み
井戸で冷やさば かくも美味きに