東京で小旅行!東京のアンテナショップめぐり

日本全国のアンテナショップが東京のおしゃれなエリアに集結!
おのぼりさん気分も味わいながらご紹介いたします。

■「ぐんまちゃん家」(群馬県)

2016年12月21日 | アンテナショップ

東京メトロ銀座駅A5出口を出て、東銀座の方に向かうと左手に歌舞伎座が見えてきます。

晴海通りと昭和通りが交わる交差点の右角が群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」

です。

群馬を代表するキャラクターのぐんまちゃんは、2014年のゆるキャラグランプリです。

入口を入って、奥の右側には観光案内所があります。

2階は、群馬の観光情報発信フロアになっていて、イベントスペースもあります。

其方の方で、担当者の方からお話をうかがいました。

(名刺の表は勿論、ぐんまちゃんです。カードみたいでとても可愛らしいです。)

 

まずお聞きしたのが、なぜアンテナショップを銀座に置いているのかというところです。

「うちは、アンテナショップであって、アンテナショップではない。

県の方では情報発信の拠点をメインに考えて、こちらを作りました。

どうしてここに置いたかというと、雑誌社やマスコミやテレビ局が近いところにあるので、

こちらに拠点があれば、ここにマスコミさんを呼んで、情報交換会をすることが出来ます。

テレビ局に直接行くのも近いです。」

元々、銀座に縁があったわけではないとの話でした。

情報発信をするにあたって、近い場所であるということが効果的であり、重要になるとのことでした。

あとでお聞きしたところ群馬さんは、アンテナショップを銀座に置いて、10年になるそうです。

 

次に群馬として、これをぜひ勧めたいというものについて、お聞きしました。

「歌舞伎座が目の前にあるので、歌舞伎座を訪れるお客様を呼び込むお土産的な要素が多いです。

群馬というと海が無いので、粉文化を発信しています。お切込みやひもかわや水沢うどんが有名です。

群馬オリジナルとしては、焼きまんじゅうもあります。」

粉文化を紹介していくことを発信のポイントにおいているのでしょうか。

「一番においているのは、群馬のイメージアップです。

群馬のブランドイメージが、他の県に比べて高くないと考えていて、

群馬自体をイメージアップしていくというのがアンテナショップの目的です。」

「大体、群馬・栃木・茨城は、ブランドイメージが高くないと思います。」

東京の人からすると、位置的に近すぎて興味をもつ対象から、はずれてしまうのかもしれません。

これが離れた場所だと新鮮に感じられるのかもしれません。

都内に近い場所である群馬に誘客するには、どういう工夫や努力をなされているのでしょうか。

「都内に近いということから、群馬には日帰りでも行けます。

又は、1泊2日で週末に行って帰ってこられるような手軽さがあります。

群馬は、温泉大国なので、都内で平日は一生懸命仕事をしていただき、

週末は自然が豊かな群馬に来てゆっくり温泉に入って、過ごしていただきたい。

これが誘客のメインだと考えています。」

「冬は、スキー場も沢山あるので、日帰りでスキーも可能だと思います。

代表する場所としては、尾瀬・岩倉や丸沼や谷川岳などがあります。

軽井沢と呼ばれる中でも、北軽井沢は群馬になります。

隣接していますが、長野さんの方がリゾート地のイメージが定着している

感じがいたします。群馬には、リゾートというイメージはありません。

それが、ブランドのイメージがなかなか上がらないという要因なのかと感じております。」

私は、群馬を応援する芸能人としては、井森美幸さんがまず浮かびます。

「井森美幸さんや中山秀征さんは、群馬県出身ということが知れ渡っていて、

群馬のイメージアップにプラスになっていると思います。」

 

最後にここを訪れる世代について、お伺いしました。

「圧倒的に50歳以上の女性が多いです。歌舞伎座が目の前なので、

歌舞伎座のお客様を取り込むことも中心に考えております。

ここは、銀座であって、銀座ではない、東銀座です。

銀座から築地の方に流れる人がかなりいらっしゃいます。

交差点の角地に立地しているので、目につきやすい場所であると思います。

また県としてアンテナョツプには、置かなくてはならない商品というものもあります。」

置かなくてはならない商品とは、どういったものなのですか。

「アンテナショップでは、商品が売れるといった購買的なところだけではなくて、

県の文化を都内の皆様に知って頂きたいという物産振興の紹介をする観点から、

民工芸品は必ず置いています。」

 

今回お話を伺って、群馬のイメージアップという大きな目的のために、

さまざまな努力をなされていること。

群馬がもつ魅力というものを県も的確にとらえていて、弱点を強みに変えていく

工夫や情熱を感じました。

アンテナショップを置く意味についても、県によって重点を置いているポイントが違う

ということを再認識した上で、シティセールスの奥の深さについて考えさせられました。

 

1階の店内には、群馬県を代表するこんにゃくやうどんやみそ等の食材の他に

ぐんまちゃんのキャラクター商品も沢山並べられていました。

群馬県を代表するブランドの1つである下仁田ネギを使ったラー油が何種類かあり、

その中の1つをお土産に購入いたしました。

夜、温かいご飯にのせて頂きましたが、下仁田ネギがたくさん入っていて、

甘みと辛みのバランスがとても良く、美味しかったです。お勧めしたい1品です!

 

■ぐんまちゃん家(ぐんま総合情報センター)

オフィシャルサイトhttp://kikaku.pref.gunma.jp/g-info/


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