カミノアナログ

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05新種牡馬 主役級3頭の比較

2005-04-02 | pog-fresh
昨日のエントリにもとづいて、ファーストシーズンサイアーのリーディングを争うのはどの馬か、考えてゆこう。

種付料的には、普通にタキオン・クロフネ・オペラオーの三つ巴に見える。
しかしこの3頭を新種牡馬産駒の狙いかたで書いた項目別に見てみると、けっこう明暗分かれるんじゃないかと思えてくる。

1:種牡馬自身の遺伝力について >
  ・競走成績 > ○○◎
  ・近交係数 > △○▲
  ・伴性遺伝 > ▲○○
  ・近交再現 > ○○▲
  ・血統新旧 > ▲▲○
  ・非遺伝形 > ○○△
  ・種牡馬族 > △○▲
2:交配相手について >
  ・産駒頭数 > ◎○○
  ・優秀繁殖 > ○▲▲
  ・種馬繁殖 > ○△▲
  ・繁殖産次 > ○○△
3:市場での評価について >
  ・有力支援 > ◎◎▲
  ・取引価格 > ◎○▲
  ・種付価格 > ◎◎◎
  ・種付上昇 > ○▲▲

アグネスタキオンについてはエントリを分けて後ほど書くことにする。

種牡馬自身の遺伝力で言うと、3頭の中でクロフネがおそらく一番強い。もしアメリカで種牡馬入りしたら、アベレージ的にけっこう健闘できるはずだし、その中からは芝での活躍馬も出るだろう。しかし日本では、この種牡馬の血統に秘められた「新しさ」を引き出せる繁殖牝馬は、ごく少ない。
そのせいで、クロフネ産駒は全体として不器用なタイプが多くなり、背負った期待ほどの活躍は、見せられないだろう。受胎率が悪く、種付数の割に産駒が少なくなってしまったのも残念だった。
プロ野球でいうと、社会人野球から鳴り物入りでプロ入りしたものの、女房役のキャッチャーに恵まれず、白星よりも黒星の多くなってしまった某ピッチャーのような感じ。

テイエムオペラオーは、もしヨーロッパで(以下略
というか初年度産駒を見ると、繁殖牝馬が貧弱でかわいそうだ。実績ある牝馬は、高齢だったり。地域的には精一杯なのだろうが、500万も払うなら、もう少し充実した牝馬を連れてきてほしかった。
種付料をもっと低めに設定した方が、結果的には良かったような気がする。

この2頭についてはそれぞれ80頭も産駒がいるものの、出来不出来が激しい。1頭「無敗の2歳王者(女王)」級の大物が出ないかぎり、リーディングを奪う可能性は無いだろう。

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