植草先生、『国策収監』に抗議するブログデモ!!
企業団体献金は、憲法違反....!
日本テレビの『ニュースZERO』では、11日夜、6党首討論が行われた。概ね公平な討論であったと認識した。さすがに総選挙を目前にして、偏向
報道も差し控えられたのであろうか、それともニュース番組としての品位を貶めることを畏れたのであろうか。それともシフトが変化したかも知れない。
<民主圧勝?・・ いくらなんでもそこまでは?!!>
民主党の財源論に対して、手厳しい応酬があった。
そもそも財源については、権力を掌握しなければ確たる事は言えない。丁度、社長が企業の財務を掌握できる立場であって、その反対の組合団体は要求する以外に道はないのと道義である。財布を握っているのは経営者側である。
政権交代すれば、政権側によってどうにでも出来るのである。問題はそれが良いかどうかは、当然批判は免れることは出来ないだけの話である。それを
与党側が批判することすら可笑しい。批判するならば、財源がどうのこうと言うより、財源を調達する手法を丁々発止するだけの話である。
その意味で、この討論は民主党の勝ち。自民党は景気の回復と消費税を主張するのであり、民主党は無駄の排除と優先順位を主張するのであるから、どちらが具体的で実現確立が高いか一目瞭然である。
自民党は不確定要素で議論をし、民主党は政権を取らない前は具体的財布の中身は把握できないにせよ、論理的には確定的議論といえる。ましてや、政権交代を視野に入れた政党であるから、万年野党議論でない所が当然の主張である。
今まで、自民党以外、万年野党を一歩も超えなかった時代に、自民党の野党攻撃に使った手法は時代遅れの感がぬぐえない。徳川幕府が、外様大名を睥睨(へいげい=睨み付ける)時代は、終焉したのである。
感覚的にはであるが、麻生首相と鳩山代表の姿勢にその差を感じた。
共産党は相変わらずであるが、現実路線に転じるしかない柔軟さが印象的である。社民党は、いつもながらのお決まりパターンに終始するが、可愛いとしか言えない。
問題は公明党である。常に自画自賛、その裏に隠された欺瞞が見え隠れする。
国民新党には、無骨の魂を観る。
全体的に与党側には、あれこれ政策転換を語るが、所詮はグローバリゼーションを前提とした見解しかない。隷属主義はこれでは終わらないと痛感した。
党首討論参加しない、新党組は公平を期してコメントを許されていたが、みんなの党はナンセンスの極み。言葉は政界再編成を主張するが、根拠に乏しくその虚像を露呈する。
新党日本は、やはり言葉巧みではあるが庶民の理解からほど遠い、文士の域を出ない小難しさ痛感した。田中康夫はいい人だと思うが、ちょっとその辺が庶民感覚から飛び抜けた変わり者感が捨てきれない。しかし、尼崎では健闘を期待したい。
以上、党首討論寸評である。
【転載開始】2009年7月27日 (月)
鬼頭弁護士寄稿「植草氏の収監を前にして(1)」
弁護士の鬼頭栄美子氏が、私の収監を前にして、企業献金全面禁止の意義についての論文 を本ブログに寄稿下さったので、3回に分けて掲載させていただく。鬼頭弁護士にはココログによる本ブログに対するアクセス禁止に際しても、貴重な専門論考を寄稿下さった。再度、ご多忙の中で重要問題について専門的視点から寄稿論考を執筆下さったことに対して、この場を借りて深く感謝申し上げる。
→②に続く