へびのように賢く、はとのように素直であれ

いつの頃か、偽善が世の中に満ちている。偽善は見破らなければならない。へびのように賢く、はとのように素直でありたい。

不思議な少年!! その24の1

2009-05-05 14:51:15 | Weblog

ウドラカの教訓!!



 イエス、インドでの精力的な修行。どんな天才でも、一日でならずと言うことだ。常に、偉大な教師も、謙虚な修行が伴うと言うことは、仏陀でも同じ事とで、納得出来る。それは、何を教育するか、誰を教育するかと言うことを考えればよく分かる話である。


 すべてのことには意味がある。イエスを神格化する必要はない。イエスの偉大性は、神格化で完了しない。

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<2004年11月1713:09パチリ!地震雲と当時思ったが、ケムトレイルか?>



 さて、イエスは友人ラマースと共に、オリッサ全地やガンジス河の渓谷を巡歴し、首陀(スドラ=奴隷)、吠舎(ヴァイシャ=百姓)、及び教師たちから智恵を学ほうとした。


 ガンジス河のほとりにあるベナーレスは、文化、学術の盛んな都で、ここに自分たち二人の教師は数日間逗留した。イエスはインドの医術を研究しようと志し、インドの医師の第一人者ウドラカの弟子となった。ウドラカは水、土、植物、寒暑、日光とかげ、光と暗の用法を教えた。


 彼は言う、「自然の法則は健康の法則です。この法則に従って生活すれぱ、決して病気にかからない。この法則に反することば罪で、罪を犯せば病気になります。この法則に従えば、身体各部の均衡を保ち、これによって真の調和を保証します。調和は健康・不調和は病気。


 人間の身体各部の調和をつくるものは医薬であり、これで健康が保証されます。


 身体は絃楽器(ハープシコード)で、絃が張りつめたり弛みすぎたりすれぱ、楽器は調子はずれとなり、人間は病気になります。


 さて、自然界の物象はすべて人間の要求に応ずるように出来て居るから、それはすぺて医療の秘薬に なります。もし人間のの絃楽器が調子はずれとなれぱ、自然界の広い範囲内には、何か治療の手段が見つかり、すべての肉体の疾患(しっかん)に対する療法が あります。 勿論、人間の意志は最上の医薬であるから、意志を強く働かせれば、弛んだ絃を張り、張りつめた絃を弛めることとなり、従って自分でいやすことも出来ます。


 人間が神と自然と自分を信ずる域に達すれば力(パワー)の聖言(みことば)が分かります。その聖 言はすべての傷の鎮静剤(バーム)となり、生命のすべての病気をいやします。治療者とは信仰を起させ得る人。口は人の耳に語りはすれど、魂は魂に語る魂に よって伝達されます。魂の大きな人は力ある人。その人はほかの魂のなかに入り、希望なき者に希望を与え、神、自然、人間に対する信仰なき者に信仰を起させます。


 普通一般の人々に対して共通する万能薬はありません。


 不調和を引き起こし、人々を病気にするものは、その種類甚だ多く、人を健康にするものも、多種多 様です。甲に薬となるものが乙には毒となるから、甲はほかの者を殺すかも知れぬ物によって助かります。或る薬草は甲を癒し、一杯の水は乙を癒し、山門の清 風は絶望と思われた者を生かすこともあろう。炭火や土塊(つちくれ)で癒される人もあり、流水や溜(たまり)水で身を洗って健康になる人もあろう。


 手や息から発する効験(ききめ)は能く千人を癒すでしょうが、愛は女王です。愛に強められた思想は神の景上の良薬です。しかし、生命の切れた絃や、いたく魂をくるしめる不調音は多くは目に見えぬ空中の悪霊のしわざで、人の無智に乗じて自然と神の法則を破らせます。これらの力(パワー)は悪魔のような働きをして語り、人の心をかき乱し、絶望におとしいれます。


 しかし、真の治寮者は魂の師であって、意志の力によって、これらの悪魔を抑えることが出来ます。 及び教師たちから智恵を学ぼうとした。空中の霊には人力だけではどうにもならない強い者が多くあります。しかし、より高いところに保助者があり、これに祈 願すれば人間を助けて、悪魔を追い払ってくれます。」


 以上がこの名医の語ったことの要領であった。そしてイエスはこの大師の叡智を認めて頭を垂れ、深く感謝してそこを立ち去った。



【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】


第六部 インドでのイエスの生活と行動


第二十三章 スーラヴアイシヤ首陀(スドラ)、吠舎(ヴァイシャ)の間に交わるイエスとラマース。ベナーレスでイエス、ウドラカの弟子となる。ウドラカの教訓。



1)さて、イエスは友人ラマースと共に、オリッサ全地やガンジス河の渓谷を巡歴し、首陀(スドラ=奴隷)、吠舎(ヴァイシャ=百姓)、及び教師たちから智恵を学ほうとした。


2)ガンジス河のほとりにあるベナーレスは、文化、学術の盛んな都で、ここに自分たち二人の教師は数日間逗留した。


3)イエスはインドの医術を研究しようと志し、インドの医師の第一人者ウドラカの弟子となった。


4)ウドラカは水、土、植物、寒暑、日光とかげ、光と暗の用法を教えた。


5)彼は言う、「自然の法則は健康の法則です。この法則に従って生活すれぱ、決して病気にかからない。


6)この法則に反することば罪で、罪を犯せぱ病気になります。


7)この法則に従えば、身体各部の均衡を保ち、これによって真の調和を保証します。調和は健康・不調和は病気。


8)人間の身体各部の調和をつくるものは医薬であり、これで健康が保証されます。


9)身体は絃楽器(ハープシコード)で、絃が張りつめたり弛みすぎたりすれぱ、楽器は調子はずれとなり、人間は病気になります。


10)さて、自然界の物象はすべて人間の要求に応ずるように出来て居るから、それはすぺて医療の秘薬になります。


11)もし人間のの絃楽器が調子はずれとなれぱ、自然界の広い範囲内には、何か治療の手段が見つかり、すべての肉体の疾患(しっかん)に対する療法があります。


12)勿論、人間の意志は最上の医薬であるから、意志を強く働かせれば、弛んだ絃を張り、張りつめた絃を弛めることとなり、従って自分でいやすことも出来ます。


13)人間が神と自然と自分を信ずる域に達すれば力(パワー)の聖言(みことば)が分かります。その聖言はすべての傷の鎮静剤(バーム)となり、生命のすべての病気をいやします。

→24の2に続く


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