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バファリン112錠で自殺未遂!急性アスピリン中毒で筋肉の細胞が溶ける危険性

2018-06-08 07:22:42 | 健康

◆友達が自殺未遂でバファリン40錠を服用しました。
医療用でなく市販のものだと思うのですが、心配です。
これは致死量になる量でしょうか?
 
たった40錠程度なら死にはしませんよ。
胃は荒れて気持ち悪くなり、みぞおちが傷んだりはするでしょうけど。

その倍飲んだって死にはしません、それなりの副作用がでるだけです。
  
バファリンの多量服用で一番問題になるのは、アスピリン中毒でしょう。
(説明書にアセチルサリチル酸が有効成分と書いてあります。これがアスピリンです。)
この致死量は20~30gと言われています。

まず、バファリンですが色々と種類があります。上の中毒の成分を含めて書くと

・バファリンA(330mg)
・バファリン顆粒(660mg)
・バファリンプラスS(250mg)
・バファリンルナi(なし)
・バファリンルナJ(なし)
・バファリンかぜEX(なし)
・バファリン配合錠A330(330mg)
・バファリン配合錠A81(81mg)
(参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%95% …)

バファリンかぜのタイプや生理用、小児用はアスピリンを含まないようです。よってアスピリン中毒は起こさないでしょう(ただし、医療用は小児用でもアスピリンを含みます)。

しかし、アスピリンを含むバファリンであれば、話は変わってきます。
質問は40錠の服用と書いてありますね。
バファリンAであれば、すべて吸収されると13.2gになるので、一応致死量ではないですが、かなり危険です。
バファリン顆粒なら26.4gで充分致死量です。

この類のキーワードで調べると、市販品で死なないとか、吐いたから死ななかったとか出てきますが、結果として「死ななかった」だけで、その論拠が不十分です。必ず死ぬ・死なないには理由があるので、その理由がきちんと書いてある事を信用した方が良いでしょう。

なぜ、こういう事を書くかというと私の親友がバファリンの多量服用で先日亡くなったからです。
そして亡くなった時の検査結果(アスピリン量)と服用したバファリンの錠剤数がほぼ一致している事から、そのほとんどが吸収されている事が分かります。
服用から亡くなるまでは8~10時間くらいでした(人工透析もしましたが、対処できませんでした)。病院に行く間も吐いたりしていましたが、薬用成分は吸収されていた様です。亡くなる前はせん妄状態で、かなり苦しんでいました。
  
到底、死ぬことはありません。ですが、バファリンは人によっては(私とか!!)気持ち悪くなってしまうので、ちょっと良くないです。
また、早い時間であれば、胃洗浄と言う手もありますが・・・まぁそこまではいらないでしょう。

ただ、気絶して、嘔吐してしまうと、嘔吐物で窒息の恐れがあるので、そばにいるのならば、それだけを警戒してください。
  
◆連載「恐ろしい危険ドラッグ中毒」第48回.
https://healthpress.jp/2018/06/post-3652.html
バファリン112錠で自殺未遂!急性アスピリン中毒で筋肉の細胞が溶ける危険性
2018.06.05.
アスピリン(アセチルサリチル酸)は、市販の鎮痛解熱薬として広く用いられている。また医療施設での処方も多い。
 主な薬剤としては、「バイエルアスピリン(1錠中アスピリン100mg)」「バファリンA(同330mg)」などがある。これらの薬剤は、薬店で誰でも簡単に入手可能である。さらに最近では、インターネットでの販売も盛んに行われている。
 今回は、わたしが最近経験した急性アスピリン中毒例を中心に解説し、同製剤の大量服用の危険性について指摘したい。

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