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◆ 『金正日は日本人だった』

2018-06-24 08:57:12 | 政治

◆ 『金正日は日本人だった』
吉野 一道  6月22日
(1)1945年8月15日の玉音放送により、大日本帝国陸海軍は武装解除され、東アジアに力の空白が生まれた。
フィリピン(米)・インドシナ(仏)・インドネシア(蘭)・ビルマ(英)・マレーシア(英)・シンガポール(英)の宗主国が戻って来たから、植民地支配を拒否するための独立戦争が起こった。
大日本帝国陸軍が育てたベトナムのホー・チミン、インドネシアのスカルノ、ビルマのアウン・サンが義勇兵を率いて蜂起した。
ベトナムやインドネシアの義勇軍に千人単位の大日本帝国陸軍の将兵が合流して、彼らとともに独立戦争を戦った。

(2)朝鮮半島では、スターリンのソ連軍がヤルタ会談の密約により参戦し、千島列島・樺太・北方4島を占領して朝鮮半島北部に侵攻した。
一方、トルーマンの米国軍は朝鮮半島南部に上陸してソ連軍と対峙した。
米国は隷米の李承晩を擁立した。
ソ連は抗日パルチザンと称する正体不明の馬賊を御輿として活用した。
こうして、朝鮮戦争の北と南にソ連と米国の傀儡政権が作られた。

(3)元空将の佐藤守氏は著作「金正日は日本人だった」の中で、「金正日は北朝鮮建国最大の功労者の金策(畑中理)が女に孕ませた子供である。金日成は女が妊娠していることを知りながら彼女を妻に迎えた」と述べている。
上司の金策(畑中理)が可愛い部下の金日成に自分の女を与えたということだろうか。
更に佐藤氏は「金策は関東軍の残置諜者であり、北朝鮮をソ連の侵攻を食い止める防波堤とする役目を担っていた」と続けるが、この解釈には異論がある。
金策が残置諜者なら、敵はソ連ではなく、米国でなければならない。
金策にとっては日米戦争は終わっていない。
大東亜戦争の敗戦を拒否し、北朝鮮の山岳地帯に留まった関東軍特務機関と数百あるいは数千の大日本帝国陸軍将兵にとって、米国は未来永劫の敵である。
「我々は抗日パルチザンである。あなた方ソ連軍とは同志である」と申し出て、ソ連軍に協力する姿勢を見せたのではないだろうか。

(4)終戦時、金策42歳、金日成32歳、金日成の実弟金英柱25歳。
金策が畑中理なら、軍事や諜報に関する高度な専門的な知識を金日成や金英柱に叩き込んだと思われる。
なお、当時の北朝鮮では多数の関東軍関係者が登用されたことが明らかになっている。
佐藤守氏が「北朝鮮は日本人の残置諜者が作った国である」と述べている理由がここにある。
金正日は日本映画と日本料理に異常な程の関心を持ち続けた。
彼の日本文化への執心は異国趣味の範囲を越えていた。
何故だろうか。
金日成や金正日は日本人の残置諜者が作り上げた国家を守り抜いてきたということなのだろうか。
本土は米国の保護国に成り下がったが、北朝鮮は違う。
対米戦争の最後の切り札として、米国との決戦もいとわない。
もしかしたら、そういうことなのだろうか。

(5)北朝鮮最高人民会議の金永南常任委員長は、金日成生誕100年の記念大会で「民族の命である核兵器を深化し、アメリカとの全面対決を強力に繰り広げる。金正恩第一書記が承認した攻撃計画に従って、アメリカ追従勢力を無慈悲に懲罰する」と唱えた。
俄には信じられないが、事実は小説よりも奇なり。
それにしても、諸行は無常、万物は流転する。
金正恩が米中間を右往左往し始めた。
独裁政権なら、一夜で体制が変わる。
まもなく、いろんな謎が明きらかにされるかもしれない。

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