平成版徒然草

自由気ままにその時々の感想や写真などを残しておきたいと思いBLOG作成を思い立ちました。作成から早9年経過・・

日本人の心

2005-05-11 21:41:01 | Weblog
通勤途上「サンデー毎日」を読んでいた。 中野翠の連載エッセイに「日本人の心」に関する記事が載っていた。 過日のJR西日本の列車転覆事故に関連して、2つの表裏したことが記述してあった。 その一方は、事故で最愛の人を失った方々のインタビューでのその穏やかさ、その静かさなのである。 どこかの国では、髪振り乱し、天を仰ぎ号泣する。それに比べ日本人の遺族の皆さんは(心のうちは煮えくり返ることだろう)自分を我慢してあくまで飄々とインタビューしているのが、逆に涙をそそる。 他の一方は、「おかしな再教育」と銘打ってJRのミスを犯した乗務員に対する「日勤教育」と呼ばれる事故再発防止教育である。 実態は私自身分からずマスコミ報道の域を出ないが、草むしりやガラス拭き、業務規則の書き写し等々の陰湿、いじめの行動をするのも同じ日本人なのである。 如何にすれば事故再発を防止できるか、ソフト・ハード両面から実行に移すことが苦手なのも、やはり日本人なのである。 この両面の日本人らしさの関係はわからない謎であると結んでいる。 色々なことを考え、これまで37年勤務してきた自衛隊はその点若干日本人の素晴らしい心を維持し、陰湿ないじめ等はなかったと断言できる組織であろう。  

ハインリッヒの法則について

2005-05-10 22:26:38 | Weblog
(災害に関する資料引用)
これはアメリカの技師ハインリッヒが発表した法則で、労働災害の事例の統計を分析した結果、導き出されたものです。数字の意味は、重大災害を1とすると、軽傷の事故が29、そして無傷災害は300になるというもので、これをもとに「1件の重大災害(死亡・重傷)が発生する背景に、29件の軽傷事故と300件のヒヤリ・ハットがある。」という警告として、よく安全活動の中で出てくる言葉です。日常、ヒヤリ・ハットの状態にまでいかないが(もしくは自覚しない)、実は非常に不安全な状態や行為となると、相当な件数になるはずです。いつもやっていることだから、今までも平気だったので……、という不安全行為が、いつヒヤリ・ハットを飛び越え一気に重大災害になるかも知れません。「1:29:300」でいい表されている比率は、よく考えれば非常に高い確率で重大事故を招くことを示唆しています。いつやって来るか分からない災害を未然に防ぐには、不安全な状態や行為を認識し、ヒヤリ・ハットの段階で地道に対策を考え、実行(よい習慣として身につける)していくことが重要です。


不思議、神秘な引力(結婚)

2005-05-05 06:28:53 | Weblog
今日はいとこの長男の結婚式に参加します。 そのいとことは私の父と彼の母が兄妹です。私の実家が親元の関係で、彼は赤ん坊の頃から盆正月は勿論、祭などには必ず来ていた。 歳は4つ下で、私は4人兄妹(3人は妹ばかり)のせいか弟のように思った。 話はそれてしまったが、彼の
長男の結婚式のお招きをいただいたのである。 赤い糸、不思議な縁で結ばれる男女の結婚という人生の儀式に神秘感さえ感じるのです。 結婚する男女だけの力ではなくやはり大宇宙の何か引力みたいな不思議な力が徐々に徐々に二人をくっつけるのだろうか? 私の場合も振り返ると極めて
不思議な引力で一緒になり、家庭を築き、現在に至っている。 不思議な引力で一緒になる二人の幸せを願いつつ・・・ 
追:今日の結婚式は「カメラマン」を仰せつかったので、ガンバルゾ~

家庭菜園を楽しむ

2005-05-04 20:11:08 | Weblog
午前中に、ナスやトマト、胡瓜などの苗を購入し、お昼過ぎから家内と家庭菜園を楽しむ。
3坪に満たないスペースではあるが結構夏には収穫が期待できる。 銭金の問題じゃなく、自然の恩恵、自然と触れ合うことによる心の癒しが最大の収穫である。 でも結構疲れた。この程度で疲れたなんていうと、山口の実家(田んぼ、畑が約8アール)には到底帰れそうにない。 田舎に戻ることは長男の私には至上命題であるが、家内はあまり気乗りがしないようである。ま、それは仕方ないことだ。 仕事を終えての一杯は格別だった。

露天風呂の効用

2005-05-04 08:17:25 | Weblog
昨日は自衛隊当時の先輩ご夫妻と厚木方面にドライブした。 「ノリタケ」という食器専門店に立ち寄りピンからキリまでの食器をみて、妻はキリに近い食器を数点買った。グラスなど100円ショップでも売っているが、100円のグラスと1000円のグラス、どこがどう違うのかなあ?と思った。飲み物が飲めればいいじゃんと思う。 その後厚木の奥、宮が瀬ダムの手前の「リッチランド」で露天風呂に入った、ここは温泉ではないが露天風呂に入ってのんびりできるので、お気に入りの場所である。昨日は連休と言うこともあり露天風呂も「芋の子を洗う状態」で少し興ざめであった。 昨年は有名温泉の各地で入浴剤を入れて問題になったが、そんなことはどうでもいいと思っている。 ゆったりと流れる時、周囲のまぶしい新緑、ノ~ンビリ浴槽に入ったり、出たり・・・それがいいのだと思う 100円のグラスでも温泉じゃない露天風呂でも個々の満足感・
充実感さえ得ることが出来ればそれはそれでいいのではないかと思う。 写真は昨年行ったの群馬県尻焼温泉(しりやきおんせん)で川の底からモコモコとお湯が湧き出る大自然露天風呂です。

今日は憲法記念日

2005-05-03 07:41:32 | Weblog
連休が続くと「今日は何の日」か分からなくなる。 そうです、憲法記念日なのです。 憲法の改正については賛否両論であるが、個人的には悪しき部分は変えなきゃ画餅である。 国会議員も党利党略に都合のいいように違憲・合憲と言葉遊びをしているが、やはり戦争でコテンパに痛めつけられた直後、占領軍に都合のいい憲法を作ってもらい、一言も文句の言えない状況下での現行憲法には無理がある。戦後60年間、その大部分が隣国への戦後賠償と屈辱(土下座)外交であり、日本人としての「矜持(きょうじ)」は失ってしまった。 湾岸戦争・イラク紛争への自衛隊派遣などで国際貢献のための海外派遣は拡大しつつある。 これまで60年間戦争に巻き込まれなかったわが国の選択は評価できるが今後は複雑、不透明な国際情勢に順応するためには相応の改憲は必要不可欠ではないだろうか。 とは言え、政争の具・外交の具として運用される自衛隊員がどんどん海外に出て戦闘や危険を伴う行動をすることには一定の歯止めが必要であることは言うまでもない。難しい問題だ。 

ベテランは経験を過信し、初心者は知識を優先する

2005-05-02 22:32:29 | Weblog
今週は兵庫県の列車脱線事故の大惨事をマスコミは報道している。 107名の死者と450名以上の重軽傷者を出した今回の事故は史上4番目の列車事故とのこと。 私は通勤に東急東横線(東京渋谷~横浜)を利用している。 つくづく感じていることがある。それは車掌の指呼確認動作である。 若い運転士は客車に聞こえるほどの大きな声で、ハッキリ指差し確認動作をしているが、おそらくベテランであろうと思う中年運転士になると指呼や大きな声での確認動作がないのである。 今回の大惨事の賠償を考慮すればダブルでの運転士の配置なども必要ではないだろうか?
これまでの人生経験から感じることは、ベテランは経験を知識より過信し、初心者は規則や文献での知識を優先することにより双方に落とし穴があると思う。 ベテランも初心者も個々の陥る欠陥を謙虚に反省し、事故の再発防止に全力を傾注してもらいたいものである。
それにしても、今日の東横線、1・2号車の乗客は極端に3号車以降よりも少なかった。やはりJR西日本の惨事の影響かな?

日本の原風景(大王わさび農場)

2005-05-01 08:44:58 | Weblog
この季節になると昨年行った長野県の大王わさび農場の風景を思い出す。 この風景は黒澤明監督の作品「夢」に出てくる風景です。コットンコットンと水車が回り、流れる水は透き通り、木々は眩しいほど青い。 子供の頃私の近所にこの風景に似たような場所があり、魚釣りや木登りなどをし遊んだものだ。 大都会で生活の向上、便利さは子供の頃とは比較にならないが昨今の親殺し、子殺しなどの悲しい事件を聞くたびになぜか遠い昔の風景が懐かしくなるのです。