兎月庵日記

五句三十一音詩は名称を変えつつ時代の波をくぐり抜けてきた。衰退と復活、上記視点から五七五七七の未来図を航行しています。

位置情報

2024-07-19 21:30:37 | 日記

『一本亭追福狂歌集』の翻刻に励む。娘と三人の孫来宅。終日家居、歩数は778歩だった。

【参考】

手元にある本が、いつ初版が出て、最後出版されなくなるまでの間の、どの段階のものかを調べるのが位置情報である。和本の場合は同じ署名の本であっても、ひとつとして同じものがない。一回に版元(はんもと)から出す本は、おそらく数十部という程度なので、(百部を超えたら多いほうだろう)、今日残存しているものは、ほとんどの場合刷られた時期が微妙に違う別の本である。

(平凡社ライブラリー744、橋口侯之介著『和本入門 千年生きる書物の世界』104頁)