1996年【英】
監督
ダニー・ボイル
キャスト
ユアン・マクレガー
ユエン・ブレムナー
ジョニー・リー・ミラー
ケヴィン・マクキッド
ロバート・カーライル
あらすじ
ヘロイン中毒のレントンはドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンで仕事を見つけ真っ当な生活を目指す。
寸評
昨今の麻薬汚染に関して考える部分もあるので、この映画をネタにチョイス。
本作は、麻薬の中でも特に危険性の高いヘロイン中毒者を扱っている。
かといって、別に麻薬撲滅を目指す映画でもなく、イギリスの若者群像を、当時シーンを席巻していたブリットポップに乗せて重くならないように、ある意味軽快に描いた作品だ。
バッドトリップをするときのイメージ映像も強烈だ。
最悪に汚いトイレに頭から突っ込んでいくトリップも酷い。
しかし、これを一種コミカルに描き、客は無軌道な若者達と自分達を切り離して鑑賞している。
若者の映画であり、映像とかファッション、音楽がスタイリッシュな映画である。
当時はこれが、非常に流行り、Tシャツを着る者も多数いた。
ドラッグの映画というよりも、ポップの一環だった。
それは当時の世相には薬物に対しての世間の反応がそれほど殺気立ったものではなかったせいかもしれない。
現在でも恐らく、もっと自主規制なり、報道にも規制がかかっただろう。
ある意味では大らかな時代である。
しかし、この映画などは見ようによっては薬物の危険性を分かりやすく提示してくれている。
トリップ体験の描写などは克明だが、病的である。
赤ん坊は死ぬし、万引きや強盗に走り、HIVの危険性も疑われる。
仲間の一人は実刑も食らう。
これを明るく描くので、それほど致命的危険性を感じないのだ。
が、本来描いているテーマをキチンと読めば、これが楽しい映画ではなく、麻薬の危険なり恐怖の警鐘を鳴らす映画であることは明らかだ。
であるにも関わらず、軽快に描いて、見易くしているのはダニーボイルの腕だ。
役者陣もそれに応えて、パンキッシュに演じている。
ところで、芸能界を含んだ麻薬汚染の現状について。
芸能界から逮捕者も出ているが、これらの人間は全員、バカである。
薬物の危険性も知らないし、副作用なり社会的制裁の厳しさを知らない、或いは想像力の欠如である。
ケースによっては、精神的な弱さの為せる業だったのかもしれないが、他に様々な道もあるのに薬物を頼る者には、同情の余地はない。
薬物にもいろいろある。
大麻、ヘロイン、コカイン、そして覚醒剤。
特にコカインや覚醒剤は依存性が強く、一回キメたら止められないものだ。
大麻(マリファナ)やタバコとは常習性のレベルが違う。
これら覚醒剤やコカインに手を出す者はある意味では悪魔に魅入られた者である。
MDMA(エクスタシー、バツ)という、手を出し易い新種もあるが、基本的には覚醒剤と同様の危険性がある。
常習性も強く、依存性も強い。
簡単には抜けられず、死ぬまで、或いは捕まるまではやってしまうのだ。
これらに手を出すのは自殺行為である。
だから捕まったら、簡単に出てきてはいけないし、芸能界に復帰するような甘い措置は許せない。
現状の刑法が麻薬中毒者に対しての措置が甘いのだから、社会的制裁は甘くてはいけない。
参考までに、芸能界における麻薬での逮捕者を列挙する。
知っておく必要があると思う。
酒井法子
押尾学
小向美奈子
ジョン健ヌッツォ
加勢大周
岡村靖幸
桂 銀淑
赤坂 晃
槇原 敬之
大森隆志(元サザンオールスターズ)
西川隆宏(元ドリームズ・カム・トゥルー)
田代まさし
カルーセル麻紀
いしだ壱成
Sakura(ラルク・アン・シエル)
長渕剛
勝新太郎
尾崎豊
美川憲一
にしきのあきら
研ナオコ
内田裕也
井上陽水
岩城滉一
大物と言われる人間が多いことに驚く。
今後もこの手の逮捕が、続くことは間違いないが、個人的にはお笑い芸人にだけは逮捕者が出て欲しくない。
監督
ダニー・ボイル
キャスト
ユアン・マクレガー
ユエン・ブレムナー
ジョニー・リー・ミラー
ケヴィン・マクキッド
ロバート・カーライル
あらすじ
ヘロイン中毒のレントンはドラッグ断ちを決意。必死の麻薬治療を受けた彼は、ひと旗揚げようとロンドンで仕事を見つけ真っ当な生活を目指す。
寸評
昨今の麻薬汚染に関して考える部分もあるので、この映画をネタにチョイス。
本作は、麻薬の中でも特に危険性の高いヘロイン中毒者を扱っている。
かといって、別に麻薬撲滅を目指す映画でもなく、イギリスの若者群像を、当時シーンを席巻していたブリットポップに乗せて重くならないように、ある意味軽快に描いた作品だ。
バッドトリップをするときのイメージ映像も強烈だ。
最悪に汚いトイレに頭から突っ込んでいくトリップも酷い。
しかし、これを一種コミカルに描き、客は無軌道な若者達と自分達を切り離して鑑賞している。
若者の映画であり、映像とかファッション、音楽がスタイリッシュな映画である。
当時はこれが、非常に流行り、Tシャツを着る者も多数いた。
ドラッグの映画というよりも、ポップの一環だった。
それは当時の世相には薬物に対しての世間の反応がそれほど殺気立ったものではなかったせいかもしれない。
現在でも恐らく、もっと自主規制なり、報道にも規制がかかっただろう。
ある意味では大らかな時代である。
しかし、この映画などは見ようによっては薬物の危険性を分かりやすく提示してくれている。
トリップ体験の描写などは克明だが、病的である。
赤ん坊は死ぬし、万引きや強盗に走り、HIVの危険性も疑われる。
仲間の一人は実刑も食らう。
これを明るく描くので、それほど致命的危険性を感じないのだ。
が、本来描いているテーマをキチンと読めば、これが楽しい映画ではなく、麻薬の危険なり恐怖の警鐘を鳴らす映画であることは明らかだ。
であるにも関わらず、軽快に描いて、見易くしているのはダニーボイルの腕だ。
役者陣もそれに応えて、パンキッシュに演じている。
ところで、芸能界を含んだ麻薬汚染の現状について。
芸能界から逮捕者も出ているが、これらの人間は全員、バカである。
薬物の危険性も知らないし、副作用なり社会的制裁の厳しさを知らない、或いは想像力の欠如である。
ケースによっては、精神的な弱さの為せる業だったのかもしれないが、他に様々な道もあるのに薬物を頼る者には、同情の余地はない。
薬物にもいろいろある。
大麻、ヘロイン、コカイン、そして覚醒剤。
特にコカインや覚醒剤は依存性が強く、一回キメたら止められないものだ。
大麻(マリファナ)やタバコとは常習性のレベルが違う。
これら覚醒剤やコカインに手を出す者はある意味では悪魔に魅入られた者である。
MDMA(エクスタシー、バツ)という、手を出し易い新種もあるが、基本的には覚醒剤と同様の危険性がある。
常習性も強く、依存性も強い。
簡単には抜けられず、死ぬまで、或いは捕まるまではやってしまうのだ。
これらに手を出すのは自殺行為である。
だから捕まったら、簡単に出てきてはいけないし、芸能界に復帰するような甘い措置は許せない。
現状の刑法が麻薬中毒者に対しての措置が甘いのだから、社会的制裁は甘くてはいけない。
参考までに、芸能界における麻薬での逮捕者を列挙する。
知っておく必要があると思う。
酒井法子
押尾学
小向美奈子
ジョン健ヌッツォ
加勢大周
岡村靖幸
桂 銀淑
赤坂 晃
槇原 敬之
大森隆志(元サザンオールスターズ)
西川隆宏(元ドリームズ・カム・トゥルー)
田代まさし
カルーセル麻紀
いしだ壱成
Sakura(ラルク・アン・シエル)
長渕剛
勝新太郎
尾崎豊
美川憲一
にしきのあきら
研ナオコ
内田裕也
井上陽水
岩城滉一
大物と言われる人間が多いことに驚く。
今後もこの手の逮捕が、続くことは間違いないが、個人的にはお笑い芸人にだけは逮捕者が出て欲しくない。