監督
ピーター・ウェーバー
出演
ギャスパー・ウリエル
コン・リー
リス・エヴァンス
ケヴィン・マクキッド
スティーヴン・ウォーターズ
リチャード・ブレイク
あらすじ
幼き日のレクター博士。第二次世界大戦のさなか、レクター一家は戦禍を逃れ山小屋に退避するが、やがてドイツ軍とロシア軍の戦闘に巻き込まれてしまう。両親は死亡、生き残った幼い兄妹だったが、その後彼らに降りかかる悪夢のような出来事… ハンニバルの心には決して癒すことの出来ない深い傷が残るのだった。トマス・ハリス原作のハンニバルシリーズの本作は、原点に回帰し、怪物誕生の秘話が綴られる。
寸評
復讐劇&サイコサスペンスとしては面白い。
残念ながら本作は、他作品との比較などからは逃れられない。
なぜなら、主人公が映画史上に残るサイコキャラクターである、ハンニバル・レクターだからだ。
どうしても過去の作品との比較なり対比の議論が生まれる。
私も過去の作品を抜きにして、本作を観られたのか、どうも自信が無い。
ただ、詰らないとは思わなかったのは事実である。
羊たちの沈黙ありきの作品で、単品では楽しめないものだったかどうか。
これがまず、重要。
そうでなくてはフェアな批評にならないからである。
あと別の視点では、このシリーズのファン(?)が満足しうる作品になっているかどうか、である。
どうもそうでもないらしい。
まず、日本のテイストが邪魔。
何故異様な日本人を出したか。
次にレクターは天才云々の設定があるが、この作品では見られない。
すなわち凶悪な復讐者なだけ。
しかもかなり逮捕されそうな痕跡は一杯残して殺人を行う。
当時、科学捜査が今より稚拙だったとしてもさすがにバレるんじゃねーか?と思う。
単に凶悪なだけなのだ。
ハンニバルの知性や残虐性があまり見受けられなかった。
ここら辺が残念だ。
役者はいい。
本作で初めて観た、ギャスパー・ウリエルの美しくも不気味な演技は悪くない。
三白眼になりすぎで、幅はあまりないんだけど。
コンリーは美しい。
日本人じゃないのに日本人を演じてるのは、日本の女優に適任者がいなかったんだろうか。
及第点の作品ではあるが、シリーズのファンでなければ特別観る必要性は感じない。
ピーター・ウェーバー
出演
ギャスパー・ウリエル
コン・リー
リス・エヴァンス
ケヴィン・マクキッド
スティーヴン・ウォーターズ
リチャード・ブレイク
あらすじ
幼き日のレクター博士。第二次世界大戦のさなか、レクター一家は戦禍を逃れ山小屋に退避するが、やがてドイツ軍とロシア軍の戦闘に巻き込まれてしまう。両親は死亡、生き残った幼い兄妹だったが、その後彼らに降りかかる悪夢のような出来事… ハンニバルの心には決して癒すことの出来ない深い傷が残るのだった。トマス・ハリス原作のハンニバルシリーズの本作は、原点に回帰し、怪物誕生の秘話が綴られる。
寸評
復讐劇&サイコサスペンスとしては面白い。
残念ながら本作は、他作品との比較などからは逃れられない。
なぜなら、主人公が映画史上に残るサイコキャラクターである、ハンニバル・レクターだからだ。
どうしても過去の作品との比較なり対比の議論が生まれる。
私も過去の作品を抜きにして、本作を観られたのか、どうも自信が無い。
ただ、詰らないとは思わなかったのは事実である。
羊たちの沈黙ありきの作品で、単品では楽しめないものだったかどうか。
これがまず、重要。
そうでなくてはフェアな批評にならないからである。
あと別の視点では、このシリーズのファン(?)が満足しうる作品になっているかどうか、である。
どうもそうでもないらしい。
まず、日本のテイストが邪魔。
何故異様な日本人を出したか。
次にレクターは天才云々の設定があるが、この作品では見られない。
すなわち凶悪な復讐者なだけ。
しかもかなり逮捕されそうな痕跡は一杯残して殺人を行う。
当時、科学捜査が今より稚拙だったとしてもさすがにバレるんじゃねーか?と思う。
単に凶悪なだけなのだ。
ハンニバルの知性や残虐性があまり見受けられなかった。
ここら辺が残念だ。
役者はいい。
本作で初めて観た、ギャスパー・ウリエルの美しくも不気味な演技は悪くない。
三白眼になりすぎで、幅はあまりないんだけど。
コンリーは美しい。
日本人じゃないのに日本人を演じてるのは、日本の女優に適任者がいなかったんだろうか。
及第点の作品ではあるが、シリーズのファンでなければ特別観る必要性は感じない。