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スマートグリッド情報をアップデート#2

2009-08-23 12:13:32 | ニュースに一言
電力のワット、ITのビット。これらを考え抜かれたアイデアで結びつけ、世に広めたものが勝者となる。スマートグリッドとは、そういうビジネスだ。

スマートグリッド情報をアップデート - 天気晴れ - ITと趣味のブログ

から、

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でたまっていたものを、再度まとめることにした。

スマートグリッドの概要と日本政府と企業の取り組み等をまとめてみた:『ビジネス2.0』の視点:ITmedia オルタナティブ・ブログ

林さんのこの記事は、良くまとまっていて分かりやすい。いつも参考にさせてもらっている。ありがたい。

「スマートグリッド革命」の本質とは何か――『シリコンバレー・モデル』の著者に聞く(上) - グリーン・デバイス - Tech-On!

「スマートグリッド革命」の本質とは何か――『シリコンバレー・モデル』の著者に聞く(中) - グリーン・デバイス - Tech-On!

「スマートグリッド革命」の本質とは何か――『シリコンバレー・モデル』の著者に聞く(下) - グリーン・デバイス - Tech-On!

スマートグリッドの本質は、HEMS = Home Energy Management Systemである。

そういえば、Googleは、電気自動車への投資とすマーグリッドへの自らの参入をしているはず。つまり、家庭における電力の保管庫としての電気自動車のバッテリーと、家庭の電力メーターの連携を狙っているのであろう。

電気自動車のバッテリーを活用するには、その使用者の行動パターンや行動計画を知る必要がある。電気自動車に搭載されているカーナビの情報の収集やGoogle Calendarの計画との連動など、まだまだ、アイデアやビジネスチャンスはありそうだ。

Googleの「使命」と電力事情:スマートグリッド――IT企業が注目するもう1つのネットワーク (1/2) - ITmedia エンタープライズ

ちなみに、三菱重工の福泉氏がグーグルの村上氏に、「各家庭のスマートメーターから得られる情報をどうするつもりか?」と切り込んだそうだが、かわされようだ。もちろん、大いなる活用の野望があるだろう。

スマートグリッドは消費者に受け入れられるか--実用化への課題:スペシャルレポート - CNET Japan

エコロジービジネスは、地球環境に優しいかもしれないが、消費者の財布には必ずしも優しいモノではない。

ここで、大切なのは、インセンティヴをうまく活用することである。ポイントや還元などをうまく活用することで、ピークを回避するという考え方である。

ネットにおけるサーバーや、電力における発電所は、ピークに合わせて準備される。しかし、ピークと定常時の使用量の差は意外に大きい。つまり、無駄がおおいということだ。

故にピークをできるだけ下げてやれば、無駄が少なくなる。その点についてITを活用するというのが、発想の源泉である。

この考え方は、クラウド・コンピューティングにも通じるものがある。一度、サーバールームを見学すると良い。冷房でキンキンに冷やされているところで、思いのほか大きいファンの音の部屋で、確かに電力が多く消費されていると実感できるはずだ。

次世代送電網「スマートグリッド」で期待される日本の電力技術 | これが気になる! | ダイヤモンド・オンライン

日本国内でも実証実験に向けてプロジェクトが誕生している。メンバーには、リーダーの東京工業大学のほか、東京電力および、東芝、日立製作所などの電機メーカーや明電舎、伊藤忠商事、関電工などが名を連ねている。2008年から09年度は課題の整理にあて、2010年度から約3年間を実証実験の期間とする予定である。

素晴らしき哉、スマートグリッド!:シロクマ日報:ITmedia オルタナティブ・ブログ

6月時点での解説。早めにチェックしておけば良かった。^_^;

シスコシステムズ、スマートグリッド設備供給の契約を獲得:ニュース - CNET Japan

シスコも参入。Googleと連携されたら、それは脅威だ。

「ワット」と「ビット」―スマートグリッドとクラウド・コンピューティングのアナロジ | 電子・機械:雑誌ブログ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

スマートグリッドと、クラウド・コンピューティングを、対比させてその相似性を説明している。

グーグル、「Google PowerMeter」でスマートグリッド分野に参入:ニュース - CNET Japan

このブログは、過去に向かって記事を並べているのだが、Googleの参入の記事である。

「残念ながら、現在のスマートメータには電力を消費しているユーザー本人にデータを表示しないものが多数ある。われわれは、この状況は受け入れがたいと考えている。各人のエネルギー利用に関する詳細データはその人に属するものであり、標準化された、独自仕様ではないフォーマットで利用できなければならないというのが、われわれの考えだ」

というのが、グーグル社の主張である。これはもっともなのだが、フォーマットを整えれば、コンピュータが処理できる。そこがポイントであると見抜かねばならない。


我々の世界はどうなるのか。本格的な動きは、2010年からだろう。

次世代環境ビジネス―成長を導き出す7つの戦略
尾崎 弘之
日本経済新聞出版社

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