お党屋を構成される方でしょうか、花嫁行列が終わり昼食
を済ませ「お神輿渡御」が始めるまでの暫くお時間、お党屋の前
でカメラを手にした私に、祇園祭の歴史を教えてくださいました。
戦前戦後の大火事で資料を焼失して不明な点もあるそうですが、800年をゆ
うに超す歴史と国の重要無形文化祭の継承の大変さも話してくださいました。
街中を歩き喉がカラカラになり、飲み物の自動販売機のある場所を訪ねたら「家の冷たい麦茶でよかったら」と
何倍もお変わりさせて頂いた洋品店の「ご主人と従業員」の方々です。美味しさは忘れられません。
屋台の運行を待っているお婆ちゃん「どうぞ」と言って椅子を進めてくれました。有難うございました。
大きなお家から二人揃ってお出かけ、祇園祭を見に行くのでしょうか。
大きな家の縁側で話をさせていただいたら、昨年のお党屋だったそうです。
「私は田島の者ではないのですが、祭りが楽しく毎年手伝いに来ているんです」とのこと。
後刻、法被に着替え子供歌舞伎の多胎を一生懸命引いていました。
昨年のお牢屋の玄関にどんと腰を下ろし、祭り支度のお爺ちゃんが冷たい
麦茶のお椀を手に「よー、こんにちは」と声をかけてくださいました。