浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

もったいないけど…

2024-04-24 22:10:00 | お知らせ
今日は、100歳の方のご葬儀でございました。約500年前の門主でいらっしゃいました、蓮如上人の書かれた有名な白骨の御文章には、100歳まで、生きられる人がこの世にいるのだろうか?我が先か他人が先か、今日かもしれず、明日かもしれないと命の儚さをお示しくださっています。その時代100歳まで生きられた方は、誰1人いなかったのであります。今では100歳というご長寿でも、あまり驚かなくなりました。それでも100歳まで生きるという事は、大変なことであります。健康で楽しい毎日であれば、それはありがたいことですが、長生きをするという事は、他人よりも、多くの苦しみや悲しみも、受けていかねばならぬでのであります。長生きをするという事は、順番が、逆になってしまうことも多いのであります。私も、長生きをしたいと思っています。ですが、これから先、本当に長生きというのは、幸せなのだろうか?と世の中が考える時代になるのかもしれません。時々、「私は100歳まで生きる」と宣言される方がいらっしゃるのですが、そのようにはいきません。逆に、私は、今日かもしれないし、明日かもしれない、いつお迎えが来るかもしれないと言っている人に限って、長生きするのです。本当に、寿命と言うのは不思議なものと思います。やはり定命(じょうみょう)と言って、この世に生まれた時に、寿命は、定まっているのです。それは過去世の行いが、寿命を決めているのであります。だから、寿命は受け入れて、いかねばならぬのであります。今日、葬儀社さんの控室には、ずらりと仏壇やお位牌が並んでおりました。そのお値段を見ると、オシャレで、結構いい値段でございます。今、お寺には、もう必要なくなったので、お位牌をお焚き上げしてくださいとのご依頼がよくございます。もったいないと思うのですが、今の時代、仕方がないのです。いくら、造った時は、値段が高かったとしても、メルカリやYahoo!オークションで、位牌を売ることなどできるわけがありません。また、誰も他人の位牌を買うわけがありません。仏壇や位牌も、今の時代、本当に造るべきなのかどうか、よくご検討される方が多くなったのは、将来を見据えてのためだと思います。




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自分を知る方が賢い

2024-04-23 20:26:00 | お知らせ
今の日本は、栄養失調で亡くなるよりも、食べ過ぎて、身体を壊すのであります。私はテレビの大食い番組が好きではありません。あれだけ食べたら、体が悲鳴をあげるのです、その苦しそうな姿を見て、何が面白いんでしょうか。自分は体が丈夫だと、過信する人に限って長生きできないのであります。逆に自分は昔から体が弱い。だから、健康には常に気を使う、そういう方の方が長生きするのではないかと思います。自分の本当の姿をわかっている方は賢い方です。自分は弱虫だ。自分は心が弱い。そのように認める方はとても賢い方です。みんな自分の弱さを何とか隠そうとしているのです。認めたくないのです。死にたくない。病気になりたくない。自分は愚かだ。その自分の弱さを、受け入れることのできる方は、人生が良い方向に進むのだと、私は思います。そういう方の周りには人が集まるのです。人が助けてくれるのです。よく言われることですが、本当に偉い方は腰が低く、優しく思いやりのある方であります。地位や名誉に執着していないからであります。自分の自慢ばかりし
ている人の周りには、人は去っていくのであります。いくらお金があっても、施しをしない方は、来世ではお金に困るのであります。今この世でお金に困らない人は、過去世で施しをした方です。




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厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)

2024-04-22 22:06:00 | お知らせ
昨年の大河ドラマ、「どうする家康」
の中で、厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)が、徳川軍の旗印になっていました。汚れたこの世を離れ、阿弥陀如来の極楽浄土を願い求めるという意味でありますが、ドラマの中では、この世をお浄土の世界にするという意味で使われ、戦乱の世を平和にすることを旗印にしたのであります。戦国時代のドラマを見てると、まさに生き地獄であります。ですが、戦乱の世を、他人事と観てはいけないのであります。もしかしたら、過去世で、私たちも戦乱の世を生きていたかもしれないのです。戦の中で、敵を殺し、そして、敵に討ち取られいたかもしれないのであります。この世を、極楽浄土にしたいと願う気持ちが、あの時代には確かにあったと思います。親鸞聖人が生きた時代も同じです。武士は人を殺さなければ、生きてはいけないのであります。その当時の人々はいつか、その報いを自分が受けることを、ちゃんとわかっていたのです。武士は、阿弥陀如来の救いが、心の支えであったと思います。今の時代、自分の行いが未来を作ると言うことをどれだけの方が信じているでしょうか?人を殺していなくても、仏教では身口意の3業が問題になりますから、心で思うことも罪なのであります。今の日本は、ありがたいことに平和が保たれています。極楽浄土のようであります。しかし、だからといって、みんな幸せかと言うと、そうでもないのであります。誠に不思議なことです。戦国時代を見れば、今の時代は、なんと幸せなことかと、思わぬ人はいないのではないでしょうか?しかし、今の時代も、この世は、どうもお浄土ではなく、生きにくい時代なのかもしれません。





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永代供養式墓地

2024-04-21 20:53:00 | お知らせ
今日は久しぶりに10件のご法事があり、またご葬儀もありとにかく大忙しの1日でした。ただ、私1人でお勤めすることは不可能なので、皆さんにお手伝いしていただき、何とか無事に終りました。なぜ今日に、これほどご法事が重なったかと言うと、ゴールデンウィーク間近だからでございます。ゴールデンウィークには、家族が集まるのが難しいからではないかと思いました。また、新しい、永代供養式個別墓地が好評で、かなり問い合わせがあり、ありがたいことでございます。個別墓地ですが、永代供養式なので、寄付金年会費等は一切ございません。永久に墓地が継続されるのでございます。7寸の壺が3体の計算になっていますが、袋に移したり、小さい骨壺にあれば、それ以上入ります。残された者の勤めは、みんなが、仲良く幸せに生きていくことです。何百万円もする墓地は必要なくなってしまったのであります。コロナ禍で大きく世の中は変わったのです。お寺も変わらなければいけないのです。変わらないのは、阿弥陀の救いだけなのです。何百万円もする墓地を造っても、いつか、墓じまいをしなければならない可能性は、今の時代どのご家庭にもあるのであります。




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お寺の春

2024-04-20 22:39:00 | お知らせ
境内は、ツツジ🌺満開です。境内は、お参りの方に癒やしを与える場所です。生きる希望があれば、元気が出ます。希望を見つけてみませんか。春は、希望の季節です。
















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