猛暑の三連休お疲れ様でした。日頃は、平日にしか出かけないのですが、今日は、私のお仕事は、何もなく、逆に、明日から、忙しくなりそうなので、今日は、渋滞覚悟で、出かけました。といっても、いつもの近場の山散歩です。帰りは、慣れた裏道を走り、新東名を使えば、渋滞なく帰れると思ったのですが、裏道の方が大渋滞してまして、平行して走る国道も渋滞はしていても、ノロノロ動いているので、国道を走るべきだったと後悔しました。ぜんぜん、渋滞を回避する裏道じゃなくなってました。高速道路が渋滞していると、つい、降りて下道を走りたくなるのですが、結局、降りても渋滞、どちらが良いのか分かりません。渋滞していると、なぜイライラするのでしょうか？イライラしたら、渋滞が解消する訳でもないのにです。よく、夕方のニュースでは、あおり運転の動画が流されます。たぶん、視聴者にウケるのでしょう。私も、その一人です、つい、なんて悪い奴だなどと思ってしまいます。動画を見ては、私も気を付けようと思います。でも、やっている本人は、被害者と思っているのです、自分は、横はいりされた、怒る権利があり、仕返しする権利があると思ってしまうのだと思います。リチャードカールソンさんの著書で、有名な「小さいことでくよくよするな」を、今も時々読み返すのですが、そこにも書いてあります、急いでいる車が後ろについて、あおられたら、さっさと道を譲ることが最善で、そういうドライバーを相手にするなと書いてあります。これからの季節、暑くなると、それだけでも、人間、不機嫌になります。でも、イライラしても、夏なんですから、涼しくなりません、むしろ、よけい暑くなり、身体にも悪いです。頭を冷やせとは、よく言ったものです。冷静になってみると、たいていのことは、イライラする程のことはありません。イライラは、万病のもとです、イライラして得したことありますか？今のナビは優秀です、自分は、道に詳しい、裏道を知っていると思っても、ナビの方が、正しかったりします。私たちの人生も、阿弥陀如来のナビにお任せし、お浄土にまいる人生が一番良いのです。それを、信じることが出来ず、自分だけが頼りだと思っていると、人生に迷ってしまいます。仏教は、亡き方が迷っているのではなく、生きている私たちが、迷いの存在ですよと教えてくれる宗教です。迷いを抜け出すの方法は、人生の現在地を知ることです。現在地は、いつでもどこでも、今が臨終です。明日の保証のないいのちです。そして、行き先は、地獄にしか行きようのない者でありますと、親鸞聖人は、ご自身を内観されています。皆さん、自分は、地獄にしか行きようがないと本気で思えますか？親鸞聖人は超本気です。だからこそ、阿弥陀如来がいらっしゃるのです。救われようのない者だからこそ、救われるのです。これを、悪人正機（阿弥陀如来の救いの目当ては悪人）と言われる浄土真宗特有の教えです。悪人と言っても、犯罪者ではありません。悪人とは、自らを正当化し、自分の本当の姿に気付いていない者です、自分は正しい人間ですから、阿弥陀如来を頼りにしようなどとは思わないのです。私は、この悪人というキーワードを語るのは、正直、嫌なのです、あまり、法話でも申しません。なぜなら、自らを内観しなければならないからです、出来れば、自分の事は、見て見ぬふりをしたいのです。他人の悪いところは、直ぐに、気づくものですが、自分のこととなると気付かないものだからです。それではまた。
